<我が家の庭に咲いた福寿草>
今月の初旬、とある元女性教員から「東川時代の何人かで集まりを持ちたいのですが、ご都合はいかがですか?」との電話をいただいた。
今は隣の大森小学校と統合してあさひ小学校になったが、統合前の東川小学校長時代の2年間一緒だったメンバー8名が、昨夜寿司屋さんに集ってくれた。同じ会場で、その学校を離れて3年後にも還暦兼退職祝賀会を開いてもらっている。
そんな13年前当時の懐かしい仲間だったが、みんな気持ちの良い顔ぶれで全然変わっていなかった。中にこの4月からの教頭昇任者もいて、そのお祝いの会も兼ねることができた。当時の思い出話やこの13年間のそれぞれの変化など話は尽きず、非常に楽しいひとときをいただいた。ただ、風邪を引いたらしく喉が非常に痛くて、一足先に失礼したのが申し訳なかった。
実は、29歳から39歳までの10年間勤めた学校でもある。そのこともあって、統合3年前に「統合へ向けての取り組みと閉校事務等を進めて、統合校の初代校長になってほしい」との命を受けて赴任した校長3校目の学校であった。大森小学校も含めた職員、PTA、地域一体になり、統合による新しい学校づくりへ向けていろいろ夢や希望を出し合って頑張った楽しい2年間だった。校名も教育目標も私の発案が通り、校舎の設計にもかかわらせていただいた。
ちなみに、校名の「あさひ」だが、以前は東川小学校と大森小学校の卒業生は旭中学校へ進んだ。しかし、その旭中学校も統合でなくなっていた。これらの学校で学んだ子どもたちは、出身校がすべてなくなってしまう。そこで、思いついたのが「あさひ」だった。大森浜には朝日が昇るということもあった。最後に5つに絞った候補の中で、地域の60%以上の支持を得て決まった校名だった。
特に面白かったのは、グランドが狭いのでプールを屋上に造って欲しいという私の発案には、市役所の建築課もびっくりしたらしい。教育長から、「おい、水が漏ったらどうするって市長が心配しているぞ」と言われた。「今やホテルの最上階に大浴場やプールがある時代です。心配ありませんよ」と納得してもらった。先日、あさひ小学校へお邪魔することがあった。子どもたちの「あさひ小学校の好きなところ」というアンケートを集約していたものが掲示されていた。なんと、そのトップが「屋上にプールがあること」となっていた。
さて、すっかり統合へ向けての準備が整い、いよいよあと1年で閉校と統合というときだった。自分の前に予期だにしなかった別のレールが敷かれてしまった。教育長に「いくらなんでも、校長会の忙しいポストで統合の仕事は大変だ。ここまで準備をしてもらえば、あとは誰でも代わりはいる。しかし、校長会長の代わりはそうはいない。そっちで頑張れ」と言われ、一緒に燃えて頑張った職員を裏切るような形で泣く泣く別の学校へ転勤した。
今日は、喉も痛みはだいぶ和らいだが、咳に悩まされた。それでも、精力的に6日間連続山行のHPへのアップ作業に取り組み、4日分の山行記録を親サイトの下記へアップすることができた。
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