癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

クジラの竜田揚げ

2009年06月29日 | 食べ物
 クジラの竜田揚げ・・・これを見て懐かしいと思うのは、50~40代の人たちであろう。

 その年代が子供のころの学校給食の大人気メニューだったからである・・・とは言っても、妻はその年代だが、私は学校給食年代ではない。しかし、仕事柄、社会人になって以来38年間、そのお世話になった関係上忘れられない懐かしの味である。

 先日、新聞に、函館くじら普及協議会と函館市水産物地方卸売市場(魚市場)の中にある食堂「魚いち亭」が提携して、期間限定で、「ツチクジラの竜田揚げ定食」を480円で提供する・・・という記事が載っていた。

 今日がその初日なので、妻と二人で早速食べに行ってきた。当時の学校給食に比べて、ひと塊が大きくて非常に軟らかかったが、間違いなく懐かしい味だった・・・あの歯応えのある硬さがあればもっと良かったのだが・・・。

 ちなみに、期間は今日から7月10日までで、7/5と7/8は休みとなる。開店時間は午前7時から午後2時まで・・・この食堂は、このほかにも安くて新鮮な海鮮料理を食べることができる。

消えゆくシンボル~その3~

2009年06月28日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ
6月25日の朝
   
           2号機の足はなくなり、1号機のみが寂しく佇む

                 

         



5月28日(本日)の朝
   
          とうとう元の位置からは2機ともいなくなった・・・。
               いずれ寂しい左半分の景観が定着するのであろう・・・。

         

新コースからの桂岳再訪

2009年06月27日 | 登山・旅行
        (画像は、登山口手前にある、水が豪快にジャンプする「五丈の滝」) 

 代車が届いたので、急遽2週間ぶりの山を画策する・・・前から桂岳(734m)に登りたいと言っていたFuさんとの約束を思い出し、彼の都合を聞く。結果的に、代車ではなくFuさんの車で、思いがけず新情報のお陰で、新コース(木古内側)からの再訪となった・・・。

 当初は7年前と同じ茂辺地川上流の湯ノ沢林道からの再訪を考えていたが、Fuさんから「5月下旬に、コースは分からないが、木古内町の登山会があったようです」との情報をいただく。早速ネットで調べてみたら、確かにあった・・・「ふるさと大展望・桂岳ウォーキング」。丁寧にコースの概略が分かる地図まで掲載されている。どうやら作業道と送電線の管理道路を繋いだ登山道らしい・・・国道から5kmほど奧にある亀川霊泉「枕木山荘」から更に5.5kmほど奧の鴉沢沿いの林道終点から尾根に取り付くようだ。

 早速、枕木山荘に電話を入れ、林道情報を聞く。「2kmほど先にゲートはありますが、小さい車ならその横を通り抜けられますよ」とのこと。湯ノ沢林道にしても、今はゲートが閉じられ、5kmほどの林道歩きが必要である。ひょっとすれば、こちらは林道終点にある登山口まで入れそうだ・・・。

 朝、6:00に家を出る。地図に記載された林道終点よりさらに500mほど林道は延びていて、その終点が登山口だった。7:00に登り始めて下山しても10:00、五丈の滝を見て、枕木山荘の温泉に入って、帰宅したのが12:15・・・呆気ないながらも、新コースからの再訪と、7年前には踏み跡さえなかった反射板ピークから本峰の間に昨年のものと思われる刈り払い跡があり、二等三角点の設置された本峰を踏むこともできて、大満足。

 しかし、すばらしい好天なのに函館山などの遠望は霞んで見えず。熊の痕跡が濃く、寝床の跡やうっかりすると踏んづけてしまいそうな夥しい糞の数・・・。

 写真と詳しい山行記録は、下記からどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com/katura09.htm

エコカー減税???

2009年06月23日 | 日常生活・つぶやき
 画像は、決め手となったシートアレンジ~長さ174cm、幅110cmのフルフラット~後部座席を外すと長さ194cmになる<日産エクストレイル公式サイトから転載>

 この度の新車エクストレイル購入に当たって、最初注文したグレードの車(20s)は4月から始まったエコカー減税・補助金制度の対象外だった。それを意識した買い換えではなかったので、それは、それで良かったのだが、直ぐにセールスがその制度を利用して結果的に安くなる方法を提示してくれた。

 一つは、注文した車にサンルーフを付けて、重量を対象となる重さまで上げる方法・・・取得税と重量税が75%減税になり、さらに10万円の補助金が戻るので、結果的に10万円ほど安くなる。

 二つ目は、グレードを対象車となっているワンランク上(20x)にする方法・・・これも、取得税と重量税が75%減税になり、さらに10万円の補助金が戻るので、19万円ほど高い車が、結果的に20sより2万円ほど安くなる。

 サンルーフは、夏は頭の上から温室効果がありそうだし、冬は上に乗っかった雪が見えるのも不快そうで、いくら安くてもパス。結局、二つ目の提案を受け入れて、ワンランク上の20xにした。しかし、これも、数年後のタイヤ買い換え(サイズが大きい)や2回目以降の車検時の重量税(ワンランク上)でペイしちゃうのだが、グレードアップ分が得か・・・?

 ちなみに、乗り換え前の車が13年以上経っている車なら、補助金として25万円戻るらしい。

 それにしても、車を重くして燃費も下がるのに、それがエコカー対象車だなんてのは、どうも合点がいかない・・・・結果的には高い車が対象になるということだから、エコを謳い文句にした、大不振に陥っている車業界の救済策なのだろう。果たしてその効果は・・・・?

 7/4に旭川で会議があるので、本日、それまでの納車の可能性を聞いたら、「厳しいですね~」とのこと・・・それにしても納車まで日数が掛かり過ぎじゃねぇ?・・・エコカー減税で注文が殺到してるのかな?

消えゆくシンボル~その2~

2009年06月22日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ
         
 函館どつくのゴライアスクレーンの解体・撤去作業が昨日から始まったので、今朝、映画を見に行く途中に中央埠頭から眺めてきた。

 すでに、手前の2号機は、国内最大の懸架能力を持つクレーンを搭載した海上起重機船によって、造船所連接地に運ばれていて、二つは離れ離れになっていた。

         
  よく見ると、足の方は既に切り取られて短くなっていた。これから少しずつ切り取って行くらしい。奧にあった1号機の撤去作業は、25日から行われるとのこと。        

映画「劔岳~点の記~」

2009年06月22日 | イベント鑑賞・参加
  今から30年前に原作を読んで感動し、昨年の夏に念願の登頂を果たした劔岳・・・その際、主人公である陸軍参謀本部陸地測量部測量手・柴崎芳太郎の偉業100周年を記念した映画化の話を知る。そこで、帰宅後、30年振りに再読した新田次郎の『劔岳~点の記』・・・その映画を全国一斉封切りされて3日目の今日鑑賞してきた。

 よく知っているストーリーは別として、機材を持ち上げて全て現地撮影で構成されているのが凄い。その撮影の苦労を感じながら、大画面に映し出される自分が眺めてきたのとは季節の違う紅葉~初冬と春の雪山の厳しくも素晴らしい劔岳の魅力を大画面でタップリと堪能することができた。

 それはそうと、この柴崎芳太郎測量手は、北海道の山にも多くの三角点を設置している。その中でも、北海道でもっとも難関の日高山脈の山々にも、すでに明治後期から大正初期にかけてその足跡を残していたのには驚かされる。

 一昨日、函館に来ていて、ホタル鑑賞会で再会した東京のTaさんのHPの下記ページにそのことが記されている。
http://homepage3.nifty.com/hidaka/tennoki.htm

蝦夷梅雨明け?

2009年06月21日 | 日常生活・つぶやき
 今日も朝から雨が降ったり止んだりしていたが、予報が外れて、昼前から青空が広がり、気温も上がった。内地の山旅から帰って以来半月経っているが、今日が初めてだ。

 この約半月、一度もカラッとした青空を見ていないし、太陽を目にしたのも一度くらい・・・特に週末は、全道的にも5月末から5週連続で雨絡みの天気だそうだ。山屋には辛い週末が続いている。

 これが、おもにオホーツク高気圧の勢力南下にともなう「蝦夷梅雨」というヤツだ。気象庁ではこれを梅雨とは認めていないが、例年、この時期、連日ぐずつき肌寒い天気が続く。湿度は高いが、内地の梅雨のようにジメジメと暑くはない。むしろ寒いくらい。朝起きても、部屋の中が20℃を切り、つい、ポータブルストーブを点けてしまう。

 雪解けを終え、春の到来に胸躍る4月。一斉に花開き新緑を迎える5月。そして、待ち望んだ夏の訪れを期待させる6月・・・、しかし、だいたいここでいつも足踏み・・・期待を裏切る。まあ、これも、ちょっとした季節の節目なのだろう。しかし、今年は入りが早過ぎたように思う。どちらかというと、6月中旬から7月上旬ごろだったような気がするが・・・?

 どうやら、長期予報を見ると、これも明日か明後日には終わり、好天が続くようだ・・・うれしいが、車がない・・・月末の納車まで、それを楽しみに、MTBに跨って近間で夏の到来を楽しむしかない・・・。

ホタルが与えてくれた出会い

2009年06月20日 | オフミ・飲み会
 札幌から道南の山と熱帯植物園のホタル鑑賞会目的で函館までやってきた札幌のhirokoさんを迎え、一昨年10月に雄鉾岳に登った顔ぶれ(全員ブログを開設~URLは雄鉾岳のページ参照)が、湯の川のホテルに勢揃いし、夕食会を催した。

 たまたま、ホテル万惣の、2.500円で温泉と夕食(部屋食)の日帰りセットというお誂え向きの企画を見つけ、のんびりと歓談できた。

 山の話題はもちろんだが、その他にカメラ、花、鳥、マラソンなどなどの話題で、3時間はあっという間に過ぎ、次の目的である熱帯植物園のホタル鑑賞会へと移動した。

 ホタル鑑賞会には、たまたま東京から来て家族ぐるみで湯の川のホテルに泊まっていた岳友のTaさんにも案内していたので、本人以外のご家族に初対面するすることができた。

 肝腎のホタルは、薮の中で光りを放っていたものの、昨日よりかなり少なかったとのこと。週末ということで見物客が異常に多く、ホタルもビックリしたらしい。昨夜は100頭以上飛び交っていたらしいが、今夜は30頭ほどとのこと。飛んでいるのを目にしたのはわずか1頭だけだった。カメラで写してみたが、全然写っていなかった。

 でも、今日の集まりも東京のTaさんのご家族との出会いも、その機会を与えてくれたのは、このホタル鑑賞会だった・・・ホタルに感謝・感謝! 

箱館歴史散歩

2009年06月19日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ
         

本日、箱館歴史散歩の会主催の「開港150周年ゆかりの歴史再発見ウォーク」に参加してきた。

幕末の開港から、いち早くハイカラ志向を取り入れた函館。日本でそして北海道で初めて花開いた函館文化がたくさんある。
その「函館一番物語~その3~」として、120名の参加者と共に西部地区を訪ね歩いた。

これまでの2回の「一番物語」には参加できなかったのは残念だが、改めて詳しい説明を聞きながらのまさに再発見ウォークであった。

                
               明治5年に開設された北海道初の郵便局の所在地

                
         ペリー来航の3年後に建造された日本初の洋式船「箱館丸」のレプリカ~日本一周もしている。
              この後に作られた2隻目の「亀田丸」は、日本初の貿易船だったとのこと

         
           北海道初の住宅・商家重要文化財指定の旧太刀川米穀店

                 
               北海道初の警察派出所跡          

         
                北海道初の台場跡

         
         北海道初の外国人墓地~ロシア人の墓地
             
         
         北海道初の外国人墓地~プロテスタントの墓地

         
         北海道最初の警察署跡と寺町界隈
         改築が決まった弥生小学校の校地には、開港当時3軒の寺があり、
         それぞれが、アメリカ、イギリス、ロシアの最初の領事館も兼ねていた。
   ロシア領事館も兼ねた実行寺は、日本最初の混声4部合唱発祥の地(寺で賛美歌)と言われている。  

         
         日本最古の純中国建物である中華会館


このほかにも、日本初や北海道初の史跡やはたくさんある。
何と言っても、150年前からいち早く外国文化を取り入れることができた町で、昭和10年代までは、東京以北随一の都市だった函館である・・・

ネットで検索したら、過去2回の「函館一番物語」の記録が見つかったので、ここに掲載しておく・・・・今度、自分で改めて歩いてみよう!

(その1)
北海道最初の映画館→北海道最初の人工の川→北海道最初の綿羊飼立場→北海道最初の造船所→日本最初のストーブ→日本最初の気象台→日本最初のラーメン→日本最古の電柱→北海道第一歩の地碑→北海道最初の税関→北海道最初の日銀支店→北海道最初の銀行→北海道最初の売り出し→北海道最初の洋物店→北海道最初の地元銀行

(その2)
日本初のコンクリート寺院・東本願寺函館別院にて→北海道で最初の官立小学校(高橋病院、日和坂周辺)→北海道で最初の官立学問所『諸術調所』(基坂)→旧イギリス領事館→日本人の設計による日本最初の水道施設(元町配水場)→日本で最初の市民公園(函館公園)→日本最古の観覧車→日本初のビアホール

最終日の観光

2009年06月18日 | 登山・旅行
 今日で、今回の「日本三百名山」巡りの山行記をHPへアップし終えることができた。
 山数が多かったので、大変だったが、車もなく、ずっと天気も悪くて出掛けることもなかったので、捗ったことも幸いであった。

 ここで、最後の日(6/5)の観光の写真をば・・・・。

○松浦武四郎記念館
      
生誕の地である今の松阪市にあることは知っていたので、
今回の山旅で日程的に余裕ができたら寄りたいと思っていただけに、念願が叶った。
 
      
内部展示の様子は撮影禁止だったので、入口の様子のみ・・・。

展示物や質資料も豊富だが、彼の生涯の3部作のビデオは見応えがあり、
北海道に残した足跡や業績がよく解った。北海道にもぜひ欲しい施設だ。


○伊勢神宮
      
やじさん・きたさんではないが、冥土の土産として、初めて訪れてみた。
広大な敷地のあちこちに建つ荘厳な数々の建物、物凄い太さの木々や森に歴史の深さを感じる。
また、観光を兼ねた参拝者の人数の多さにも驚いた。

          

      
一番奥にある参拝の最終目的はここ・・・・中を覗くことはできない。

      
賞味期限偽装で有名になった伊勢名物の赤福も伊勢うどんも美味しかった。


○甲賀流忍者屋敷
      
甲賀市を通ったので寄ってみた。
国内で唯一現存する元禄年間に建てられた忍者屋敷で、
他地域にある忍者屋敷は、ほとんどがここのコピーだとか。
しかし、忍者が活躍したのは戦国時代だったのに、なぜ平和な元禄年間にという素朴な疑問があった。

それは、忍者の子孫がこの屋敷を建てるときに、泥棒や盗賊対策のために、
伝えられる知識や工夫を最大限に駆使して建てたものだとのことで納得。

      
管理人で説明してくれるお爺ちゃんが、函館から来たと知ったら、
孫が北大水産学部に在学しているとのことで、孫の説明から始まり、
本題に入るまでに10分は掛かったようだ。


○彦根城      
      
敦賀に向かう途中に立ち寄った。
姫路城、松本城、犬山城とともに国宝の城なだけに、見応えがあった。
博物館も見たかったが、閉館時刻に間に合わなかった。
      

      


『山と渓谷』7月号に拙稿が・・・

2009年06月17日 | 登山・旅行
             

 6/15に全国一斉に書店に並んだ『山と渓谷』7月号の「全国隠れ名山」シリーズに、拙稿の「大平山(おびらやま)」が掲載されている。

 実は、大好きなこの山を紹介するのには、高山植物の保護や盗掘防止の点から、後ろめたい気持ちもあった。そこで、この山の保護活動に30年にわたってかかわってきたエコ島牧代表のYo氏に相談をさせていただいた。

 その結果、①すでに『北海道夏山ガイドに』に掲載されていること ②クローズという考え方ではなく、オープンにして自然保護の啓発をしていきたいという考え方であること ③大勢での入山を控えて欲しいことや自然保護の啓発の記述をしていただければOK・・・とのことで、了解をいただいた。

 字数の関係で、③には十分応えた記述ができなかったことに悔いは残るが、この山のすばらしさを共有しながらも、今後、この山の自然保護に少しでもかかわって行ければと思っている。

 また、岳友でもある「北海道あれこれ」の管理人のHa氏に不足の写真を提供いただいたことも、この場を借りてお礼申し上げたい。

 ただ、この原稿の校正が、今回の道外遠征とぶつかり、吹田市に住む妹の家に送ってもらって対応した。ところが、そのときに、「おびらやま」なのに、ルビが「おおびらやま」となっていたことに気付かなかった・・・。

消えゆくシンボル

2009年06月16日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ
        

 1975年(昭和50年)に当時最大の30万tタンカ-建造用クレーンとして建造されて以来、函館港のシンボルとして親しまれてきた函館どっくの大型クレーン(ゴライアスクレーン)が、いよいよ今月中に解体されて消えることに・・・。

 老朽化が激しくなっており1993年の北海道南西沖地震で破損が見られその調査の際に倒壊の危険性と判断・・・解体か保存かとずいぶんと揺れたが、結局2006年1月に解体方針が決定されていた。

 高さ70m、幅110m、重さ2000tもあるこのクレーン、建造以来恵まれない運命を辿って来た・・・旧函館ドックが1975年に設置したが、造船不況でわずか4年後に、クレーンを含む周辺の土地を売却。その後稼働することは一度もなかった。やがて、転売を経て、函館市土地開発公社が所有していたが、2005年3月、函館どつくが買い取って、現在に至っている。

        

 解体され鉄くずとして売却されるらしいが、その解体作業が、いよいよ2日後の6/18から始まるというので、MTBに跨り、改めて巴大橋や近くの西埠頭に見に行ってきた。

 つい最近まではこの二つはもっと離れていたが、その作業に備えて移動され、接近している。下から達磨落としのようにして切り取って行くそうだ。

 連絡船やフェリーで帰って来て、これが見えると「ああ、帰ってきたなぁ~」と思ったものである。また、函館平野のどこからでも見えるし、函館市内でも住宅の上に見える所が多い・・・これがなくなった景観は想像できないが、やはり寂しさは残るであろう。 

今年初薮山~超ハードな11時間

2009年06月14日 | 登山・旅行
 本日、北海道の700m超峰680山ほどの全山踏破を目指しているKo玉さんと二人で、彼の道南で最後まで残った松前町原口地区の奧の山・神ノ山(735m)に登ってきた。これで彼は道南地区の700m超峰を完登し、全道でも残りが50山になったそうである。まさに根性の人だ・・・。

 もちろん登山道はないが、原口の直ぐ裏山の駆越山(304m~原口小学校の改築時に廃材で立てた山荘がある)までは往復1時間ほどの古い車道跡がついている。その先は、まったくの薮尾根で、アップダウンを繰り返す超ハードな往復であった。おまけに、途中から雨が降り出し、全身ずぶ濡れでの薮漕ぎだった。

強烈なネマガリダケは思ったより少なかったが、あとは背丈の高い密度の濃い笹と灌木やそれらに絡まるヤマブドウやコクワなどの蔓を掻き分けての往復だった。当然、展望はなし・・・。ひたすら目の前や頭上を越える薮を掻き分けての登り6時間、下り4時間40分だった。

 このようなロングコースの薮山は残雪期に登ることが多いが、この地域は海岸線なので、下の方は、冬でも雪付きが悪く、昨冬挑戦してみたがダメだった。そこで、日の長いこの時期の薮漕ぎ登頂となった。

これまでもずいぶんと薮山を登ってきたが、今回は時間も疲労感も最大の超ハード山行であった。特に二人とも、長い登山歴で同じ部所に初体験の痛みを感じた。膝裏の外側の腱の辺りで、最後の急な車道歩きは膝を曲げることができないくらい痛くゆっくり下った。薮漕ぎは、手で掻き分けた薮を踏みつけたり、跨いだりするので、普通の登山より膝の持ち上げや曲げがきついことは確かだ。薮山の経験が多い二人だが、それだけキツイ行程だったということなのだろう。

 さらに、薮漕ぎは両手両足はもちろん、全身を使うので、身体中ゴキゴキ・バリバリ・・・帰宅後、妻に全身マッサージをしてもらってだいぶ楽になったが、明日は全身筋肉痛だろう。 
 
 とにかく疲れたので、あとは明日のHPへのアップ作業まで・・・オヤスミナサイ
 http://sakag.web.fc2.com/kaminoyama.htm