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標高670m前後の稜線上に残る増毛山道の電柱と天狗岳への登り
今回の山旅は、増毛山系を中心として、幌天狗以外は計画を立てずに、状況を見ながら、現地で考えることにしていた。昨日の残雪状況から、標高400m辺りまで林道の延びている山を地図で探したら、お誂え向きの増毛・天狗岳(973m)がみつかった。
ネットで調べてみたら、HYML仲間の記録も多かった。600mほどまで林道が続き、その先で昔の増毛山道の一部を歩くことができる上に、最高ピークには三角点がなく、その両側に三角点ピークが2つあるという興味津々の山である。
大別トンネルの増毛側入口からスタートし、別苅林道を進んだ。20分ほどで雪が現れ、30分ほどの標高300mで完全に残雪の道となった。c450m地点の林道分岐で右へ進むと天狗岳へは近いが、増毛山道を歩きたいので左へ進んだ。610mで増毛山道の通る稜線に到着。「増毛山道I63」と書かれた丸く赤いプラ板見つける。そのすぐ先に古い電柱が立っていた。左手に暑寒別岳を中心とした増毛山系の山々が広がる。
そこから、番号の書かれた丸いプラ板標識(B40~49のほかにI58などあり)と10本ほどの木製の電柱を見ながら進む。天狗岳への登りに掛かるc640付近の平坦な広い場所には武好駅逓があったらしい。そこから増毛山道は天狗岳の南側をトラバースしているようだ。
増毛山道と別れて急な尾根を登り、まずは、手前の938.5mの三角点ピーク(二等・点名天狗岳)へ。藪の中に三角点はあっさり見つかった。次に最高ピーク(973m)を目指す。藪があちこちに顔を出しているが、残雪を繋いで何とか登頂。最後の944.3mの三角点ピーク(三等・点名岩尾天狗)へは、藪に阻まれて止めようと思ったが、ウサギの新しい足跡に導かれてなんとか残雪を繋くことができた。しかし、いくら探しても三角点は見つけることができなかった。3つのピークを踏むだけで1時間を要した。
下山は、2つのピークをパスして、藪のないところを歩き、さらに、増毛山道と合流した駅逓跡からは山道の稜線を歩かずに、下の林道をめがけて下った。その林道を辿ると、450分岐で登りのトレースと合流。
7:30スタート、登り4時間10分(奥の岩尾天狗まで)、下り2時間10分、14:10ゴール。その後、増毛出身三國清三シェフ監修のホテル・オーベルジュ(増毛出身三國清三シェフ監修)のトロン温泉へ。そこで、ブログ更新中。
「増毛山道」については、増毛山道の会の公式サイトが詳しい
http://www.kosugi-sp.jp/sando/top.html
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/82/08889f8264b937c5fe464d3510190c96.jpg)
GPSトラックログを基にした、今日の歩いたコース
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/5c/9ace5e99e8dbc72ef848cbcdee7d1881.jpg)
650付近の最初に目にした増毛山道標識
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/5b/3e8247524f4daa70da69721d5998763e.jpg)
天狗岳への登りから見下ろす増毛山道の稜線(右)と海岸線
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/ed/cac799b15da891e1ace41609330f24ac.jpg)
手前の三角点ピーク(点名・天狗岳)から最高点ピーク(奥)を望む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/1d/8f6bee30ab37ff489b990e1f8f132036.jpg)
最高点ピークで、雄冬岳(増毛山道はこの山を越えてくる)をバックに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/69/d693ee4b9c4a14a15869e49123586c4f.jpg)
一番奥の三角点ピーク(点名・岩尾天狗)をバックに昼食タイム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/7e/3824b055072eb022ab7cd3cfd2a86538.jpg)
増毛山道途中から望む暑寒別岳~群別岳~幌天狗~浜益岳
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増毛山道途中から望む浜益岳(左)と雄冬岳