昨年亡くなった弟の1周忌に出席するために、今日から3日間の予定で、西宮まで往復することになった。
その安上がりの方法をネットでいろいろ調べていたら、JR北海道のサービスプランの中に、面白い商品を見つけた。
往路は、青森まで特急「白鳥」で、青森から大阪までは寝台特急「日本海」。大阪でのホテル一泊付きで、復路は関西空港から函館までの直通の飛行機。それで、合計40,800円也・・・普通に計算すると、62,000円ほどになるので、2万円は安い・・・2週間以上も前に購入しておいた。ただし、札幌からなら、同じ料金で、豪華なトワイライトエクスプレスなのだが・・・・。
法事に参加するのに、不謹慎だが、特急寝台というのがうれしい。ただでさえ、車旅ばかりで、列車旅が少ない上に、寝台列車に乗るのは、何十年振りなのか思い出せない。
この列車は、青森から日本海側の1000kmあまりを一気に大阪まで走る唯一の列車だ。遠い昔、寝台でも特急でもなく、急行「日本海」だったころ、青函連絡船から乗り継いで、高校時代の京都・奈良への修学旅行と、大学3年のときの九州旅行のときに利用した記憶がある。24時間ほど揺られて行ったような記憶がある。1968年(43年)10月の改正で、ブルートレインによる寝台特急「日本海」に格上げされたらしい。
ただ残念なのは、最近の寝台列車は、グレードアップして豪華な個室型になっているが、この列車だけは、旧国鉄時代の開放型上下2段のままの寝台列車だ。A寝台と安いB寝台があり、B寝台は、2週間以上前なのに、下段は全く空いていなかった。
(右の上段が、myベッド)
函館発16:51の特急「白鳥32号」で青森に着いて、19:33発のその「日本海」に乗り込んだ。青森駅で夕食を食べて、ビールとつまみを買い込んだ・・・。浴衣に着替えて、それを飲みながら、こうしてブログを打っている。大阪着が明日の10:27の予定・・・ざっと15時間の旅。
記憶に残る最後に乗った昔の寝台列車は3段で、しかも、上段は揺れが酷くて、あまり眠れなかった記憶がある・・・そのときより揺れは少ないような感じがするが、果たして、どうなのだろう?
〈翌朝追記〉
どきどき大きな揺れで目を覚ますが、思ったより良く寝ることができた。この列車に乗ることが目的のカメラやビデオ撮影に忙しい「鉄ちゃん」とおぼしき乗客も目に付く。