〈昨日、ロープウェイ黒岳駅から眺めた朝陽山(手前の黒っぽい丸い山)とその左に延びる尾根の末端が残月峰。後ろの白い山はニセイカウシュペ山〉
層雲峡を挟んだ北側に聳える朝陽山(1370m)は、昔この山を経由するニセイカウシュペ山までの登山道があった山である。2002年秋にその痕跡を辿って頂上手前300mほど手前まで行ったが、広い頂上台地で道がなくなり、背丈をはるかに超える笹藪に遮られ撤退している。
今回は、その笹藪が雪で覆われていることを期待しての13年振りのリベンジである。いろいろ検索していたら、朝陽山から西尾根の末端にある残月峰(1050m)(層雲峡に連なる崖の上の岩峰の一つ)まで行き、パノラマ台分岐までの谷斜面をトラバースして戻る三角縦走をした北見山岳会の記録が見つかったので、そのルートを辿ることにした。

5:00、かんじきをリュックに括り付けてスパイク長靴で、層雲峡園地への橋を渡り、右奥にあるパノラマ台登山口へと向かう。橋の真上に、パノラマ台の大きな四角い岩が見える。
谷の中のつづら折りの急な道を登る。雪は崖の上の稜線へ出て初めて出現。整備されているパノラマ台地分岐までの道を辿る。パノラマ台地は帰り寄ることにして、まっすぐ朝陽山を目指す。その先にもピンクテープが結ばれ、数日前のものと思われる足跡が続いていて心強い。尾根の上には、13年前同様にはっきりとした登山道の痕跡が残っていた。

1300m付近の足元からすっぱり落ち込んでいる身の毛もよだつような岩崖を右に見て、急な尾根を登る。

尾根を登り切ると、前回撤退した頂上台地に出る。奥に反射板も見える。笹藪は雪で覆われ、みごとな雪原となっていた。

7:30、朝陽山到着。三角点のある頂上は一番高い地点より少し西側にあった。
ピンクテープが結ばれた木杭が雪面から頭を出していた。
それとリュックとストックと一緒に、昨日登った黒岳や凌雲岳などの山々をバックに記念撮影。素晴らしい展望が広がる。

北側にはニセイカウシュペ山~通称アンギラス~平山の連なりが見える。昔こちらから続いていた登山道があった尾根も良く分かる。
次に、残月峰を目指し西尾根を下る。尾根が細くなると、尾根の上は雪がない。尾根の北側の雪斜面をトラバースするように下る。ときおり股下まで埋まることもあった。

残月峰のピークは1091ポコのさらに下にあるので、先に、急な谷が突き上げる断崖絶壁の上のコルから下を覗いた。
眼下の谷の途中に鋭い岩峰が聳え、さらにその下に国道やホテルが見えた。

8:40、一度の登り返しもなく、尾根が崖の上でぶっつり切れる感じの残月峰到着。GPSで確認して初めて分かる尾根の末端で、展望もなかった。しかし、足元は断崖絶壁の上である。

残月峰からは、雪で覆われた谷斜面を挟む、向かい側のパノラマ台分岐を目指して、1030m等高線を辿るようにトラバースして行く。このようなときは、GPSは本当に便利だ。
谷を越えて、まもなく、ぴったりパノラマ台分岐に合流。

9:35、パノラマ台到着。目の前の黒岳から眼下の層雲峡温泉街まで、一望できるまさに展望台だ。
しかし、三方は垂直の断崖絶壁の上で、広さは1坪もない。とてもゆっくり眺めることや腰を下ろす気にはならない。これで3回目だが、写真を撮っただけで直ぐに退散。
あとは来た道を戻るだけだ。
10:10、5時間10分で、この時期ならではリベンジと新ピークゲットの充実のゴール。

下山後、国道から先ほど踏んだ地図上の残月峰を特定しに行く。
地図や上から眺めた下の景色などと照合すると、地図上での残月峰は、写真の右の三角のピークである。
谷の左手前に聳える赤茶けた良く目立つ大きな岩峰が、下からは残月峰と呼ばれているようだ。それは上から眺めたときに谷の途中ににょっきりと聳えていた岩峰だ。とても登れる岩峰でないし、地図上に表現できないので、地図上では、その近くの尾根の末端を残月峰としているのかもしれない。
まだ時間が早いので、明日予定の上川三山の天幕山もやれそうだが、明日以降に疲れを残したくないので、無理しないことにした。
層雲峡を挟んだ北側に聳える朝陽山(1370m)は、昔この山を経由するニセイカウシュペ山までの登山道があった山である。2002年秋にその痕跡を辿って頂上手前300mほど手前まで行ったが、広い頂上台地で道がなくなり、背丈をはるかに超える笹藪に遮られ撤退している。
今回は、その笹藪が雪で覆われていることを期待しての13年振りのリベンジである。いろいろ検索していたら、朝陽山から西尾根の末端にある残月峰(1050m)(層雲峡に連なる崖の上の岩峰の一つ)まで行き、パノラマ台分岐までの谷斜面をトラバースして戻る三角縦走をした北見山岳会の記録が見つかったので、そのルートを辿ることにした。

5:00、かんじきをリュックに括り付けてスパイク長靴で、層雲峡園地への橋を渡り、右奥にあるパノラマ台登山口へと向かう。橋の真上に、パノラマ台の大きな四角い岩が見える。
谷の中のつづら折りの急な道を登る。雪は崖の上の稜線へ出て初めて出現。整備されているパノラマ台地分岐までの道を辿る。パノラマ台地は帰り寄ることにして、まっすぐ朝陽山を目指す。その先にもピンクテープが結ばれ、数日前のものと思われる足跡が続いていて心強い。尾根の上には、13年前同様にはっきりとした登山道の痕跡が残っていた。

1300m付近の足元からすっぱり落ち込んでいる身の毛もよだつような岩崖を右に見て、急な尾根を登る。

尾根を登り切ると、前回撤退した頂上台地に出る。奥に反射板も見える。笹藪は雪で覆われ、みごとな雪原となっていた。

7:30、朝陽山到着。三角点のある頂上は一番高い地点より少し西側にあった。
ピンクテープが結ばれた木杭が雪面から頭を出していた。
それとリュックとストックと一緒に、昨日登った黒岳や凌雲岳などの山々をバックに記念撮影。素晴らしい展望が広がる。

北側にはニセイカウシュペ山~通称アンギラス~平山の連なりが見える。昔こちらから続いていた登山道があった尾根も良く分かる。
次に、残月峰を目指し西尾根を下る。尾根が細くなると、尾根の上は雪がない。尾根の北側の雪斜面をトラバースするように下る。ときおり股下まで埋まることもあった。

残月峰のピークは1091ポコのさらに下にあるので、先に、急な谷が突き上げる断崖絶壁の上のコルから下を覗いた。
眼下の谷の途中に鋭い岩峰が聳え、さらにその下に国道やホテルが見えた。

8:40、一度の登り返しもなく、尾根が崖の上でぶっつり切れる感じの残月峰到着。GPSで確認して初めて分かる尾根の末端で、展望もなかった。しかし、足元は断崖絶壁の上である。

残月峰からは、雪で覆われた谷斜面を挟む、向かい側のパノラマ台分岐を目指して、1030m等高線を辿るようにトラバースして行く。このようなときは、GPSは本当に便利だ。
谷を越えて、まもなく、ぴったりパノラマ台分岐に合流。

9:35、パノラマ台到着。目の前の黒岳から眼下の層雲峡温泉街まで、一望できるまさに展望台だ。
しかし、三方は垂直の断崖絶壁の上で、広さは1坪もない。とてもゆっくり眺めることや腰を下ろす気にはならない。これで3回目だが、写真を撮っただけで直ぐに退散。
あとは来た道を戻るだけだ。
10:10、5時間10分で、この時期ならではリベンジと新ピークゲットの充実のゴール。

下山後、国道から先ほど踏んだ地図上の残月峰を特定しに行く。
地図や上から眺めた下の景色などと照合すると、地図上での残月峰は、写真の右の三角のピークである。
谷の左手前に聳える赤茶けた良く目立つ大きな岩峰が、下からは残月峰と呼ばれているようだ。それは上から眺めたときに谷の途中ににょっきりと聳えていた岩峰だ。とても登れる岩峰でないし、地図上に表現できないので、地図上では、その近くの尾根の末端を残月峰としているのかもしれない。
まだ時間が早いので、明日予定の上川三山の天幕山もやれそうだが、明日以降に疲れを残したくないので、無理しないことにした。