5:30スタート~15:20ゴール(9時間50分)〈50910歩〉
◎朝の内に立て続けに4ヶ寺を、その後別格2を打つ。その打戻りで、感激の追っかけお接待2件
いつもよりは距離は短いが、のんびり歩きたいので、5:30にスタート。
5:35、16番霊場観音寺に到着。ちょうど昇ったばかりの朝陽が境内に射し込んだ。
納経所は7時からだが、88ヶ所は今回は納経所に寄らないので、いくら早くても支障はない。
遍路地図に載っているコンビニに行ったら、なくなっていた。無駄に1kmほど歩いた。次の国分寺までも通りすぎて戻ったりした。
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6:25、15番霊場国分寺に到着。本堂は修理していた。
距離は短いが、道が錯綜していて、電子道標で確認すると、遍路道から外れていることが多く、軌道修正も多かった。これも逆打ちの難しさか?
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常楽寺は、逆打ち故に、奥の院慈眼寺(一昨日の別格3と同名)への道から入っていく。
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6:50、常楽寺に到着。岩盤剥き出しの境内は記憶にはっきりと残っていた。
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鮎喰川の堤防を歩いて、大日寺へ向かう。
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7:40、13番霊場大日寺に到着。
ここを打ち終えても、まだ8時前だった。
次は別格2童学寺を目指す。大日寺から1kmほどのコンビニで朝食を食べ、昼のおにぎりとパンを買った。
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そこから、鮎喰川の欄干のない低い橋を渡る。このような橋は徳島県に多く、水量が増えてもその上を水が流れるようになっている。従って橋が流されるというようなことがない。
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鮎喰川の流れと周りの新緑を楽しみながら県道123号を進む。
徳島市から神山町へ入ったところから、右の県道20号へ。ここは打ち戻るので、離農民家の塀の陰にリュックを隠して、山谷袋だけで童学寺へ向かう。
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新童学寺トンネルを抜ける。このトンネルの中央部で石井町へ入る。
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トンネルを抜けたら、平野が広がり、自信はないが、奥の方は徳島市と思われる。
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9:55、別格2番霊場童学寺に到着。ここは、弘法大師の学問所だったところで、子育ての寺といわれている。
ところが、今年の3/25に火災で本堂が全焼したらしい。
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藤棚が、ちょうど見頃を迎えていた。函館とひと月違う感じだ。
納経所で本堂建て替えの寄付を募っていたので、いくらかでもと思って財布を見たら、細かいのが1000円しかなかったのでそれで勘弁してもらった。
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それでもお箸を、お返しにくれた。
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感激の追っかけお接待2件~打ち戻ってトンネルを抜けたら、後ろから来た車が停まって、運転手が手招きしている。近づいていったら「北海道の逆打ちされている方ですよね。このお遍路のブログを毎日拝見させてもらっていました。山が好きで、北海道の山にも良く行っています。重いでしょうけど」と、色々なものが入ったレジ袋を渡してくれた。
あとで開けたら、自分のお遍路のときの思い出などが書かれたお手紙と山屋さんらしい気遣いの食品が入っていた。
78番霊場郷照寺で14年ぶりに再会を果たした宮さんこと讃岐富士さんとネットを通した山仲間のゴロスケホッホという方だった。
こんな追っかけお接待もあるのだと感激しながら10分ほど歩いたら、今度は、前から来た車が停まった。数日前にコメントを下さり、拙著も買っていただいた、徳島市のSachikoさんだった。いろいろお話をし、お金の入ったお接待袋をいただいた。
2人とも徳島市内の方だった。
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阿川という集落から、山の方へ入る。
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阿川には、あちこちに案山子が立っている。
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阿川から県道を離れ、標高455の玉ヶ峠へ続く車道を登っていく。正面の低いコルが玉ヶ峠である。
峠のすぐ下まで人家があり、急斜面で農業を営んでいる。平地開拓の北海道では考えられない光景だ。
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途中から眼下の集落を見下ろす。
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14:40玉ヶ峠に到着。古い標識や石仏などが並んでいた。向かい側には遍路休憩小屋もあった。
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車道と車道を繋ぐ、岩盤剥き出しの自然のままの遍路道は非常に急だった。
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15:20、今日の宿であるすだち館に到着。ここは店と泊まり客の食堂だった。
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宿は別の建物だった。部屋は、和室に2段ベッドが置かれている2人の相部屋だった。相方は和歌山の方だった。
宿で、神山温泉まで送迎してくれるというので、お願いした。
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2食付きで、今までに経験のない4000円という格安料金だったが、牛肉より高い猪肉のカレーとおかずが3品。カレーをお替わりし、腹一杯になった。