癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

続・どうなる?野党再編 & 元同職の作品展

2017年09月30日 | 日常生活・つぶやき

 民進党が進める希望の党への公認申請だが、安倍政権を倒すという目的では良いかもしれないが、リベラル派の人はどうするのだろう?ということが気がかりだった。確かに当選の可能性を考えたらその方が有利かもしれない。しかし、自分の主義主張を変えてまでそうすることは政治家としてどうなんだろう?と思っていた。

 案の定、我が選挙区である北海道8区の逢坂誠二氏は、早々と「公認申請せず」という方針を打ち出した。「思いを100%ぶつけられる戦い方をしたい」という態度に大きな拍手を送りたい。無所属で戦うことは、選挙資金の面でもマイナスである。しかし、共産党との共闘の可能性が出てくる。

 今後、希望の党の方針次第では、民進党丸抱えに変わる可能性がないわけではないが、そうでない場合には、リベラル派の人たちで新党を立ち上げることを民進党が認めて、資金的な援助をするくらいの動きがあっても良いのではないかと思う。

 いずれにしても、10/10の公示日までは、まだまだいろいろな動きがありそうだ。


元同職の作品展


 NHKギャラリー彩で、「亀校会作品展」が開催されている。
 案内状もいただいたし、昨日のTVでも放映されていたので、観に行ってきた。
 この会は、自分は加入していないが、函館市亀田地区退職校長会という親睦会である。
 若いころからお世話になった方々の退職後の趣味や特技の作品展である。
 このような高尚な趣味や特技を持ち合わせない自分にとっては、とてもうらやましい作品ばかりだった。


絵手紙


写真


切り絵


書道


トールペイント


陶芸


どうなる?野党再編

2017年09月29日 | 日常生活・つぶやき

 今週になって、毎日マスコミを賑わしている小池都知事を中心とした希望の党とそれに伴う民進党を中心とした野党の動き・・・などなど、とんでもない速さで次から次へと展開が加速している。天候を悪いことを幸いに、連日TVのワイドショー番組やニュースなどに釘づけになっている。

 そもそも自民党は、新党の動きもまだはっきりしない、第2野党の民進党もゴタゴタしている。今解散をすれば圧勝できると読んだのであろう。「国難突破解散」などと言っているが、それは後付けの内容で、誰が見ても安倍首相の保身と疑惑隠しの大義なき解散だった。

 ところが、小池都知事が自ら新党の代表に就任して、希望の党を立ち上げたところから、動きが慌ただしくなってきた。その一番は民進党の動きである。まさか、前原代表が、解党して希望の党へ・・・と決断するなどとは、誰も考えなかったであろう。その裏には連合のバックアップもあったようだ。「何が何でも安倍政権を終わらせるための手段」と言うことは理解はできる。しかし、国民のことなどお構いなしに、自分が当選できる保身のための動きにしか見えない。これに維新の会や自由党なども同調や連携しようとしている。

 確かに、安倍対小池という対立軸がはっきしりし、野次馬的な立場からすると面白くなってきた。しかし、果たして、こんなバタバタした感じで選挙に突入して、選挙の結果がどうなるか分からないが、「本当に大丈夫なの?」と思ってしまう。

 自分的には、今後数日間の興味の対象は、希望の党がどんな政策を打ち出すのか? 民進党のどのくらいの人数やどんな顔ぶれが希望の党へと移るのか? 小池都知事の出馬はあるのか?(ここまで来たら出ざるを得ないであろう。過半数が見込めるだけの候補者を揃えられたらの話だが・・・) もし、出馬するとすれば後任の都知事候補を誰にするのか? などである。

 それにしても、小池さんという人は、「勘と度胸」の良さと類い希な洗練されたプレゼン能力を持った、非常に運の強い人だと思う。さて、日本初の女性首相は誕生するのか・・・?



 今朝は寒くて目が覚めた。室温が昨日までは20℃を切ったことがなかったのに、起きたときは15℃だった。外気温は最低気温が5.3℃だったようだ。

 ポータブルストーブを引っ張り出そうと思ったら、妻が、昨年買った人型寝袋を出して来て「灯油がもったいないから、これを着てなさい」とのこと。確かに新聞や本を読んだり、TVを観たりするときは、この方が温かい。

自分も引率者の「恵山紅葉登山会」のお知らせ

2017年09月28日 | 登山・旅行

 今日配布された「広報市政はこだて」に恵山支所主催の10月22日(日)の「恵山紅葉登山会開催のお知らせ」が掲載されていた。

 実は、この登山会の引率を依頼されている。自分が担当するのは、②ビギナートレッキング恵山山頂コース(火口原駐車場~恵山山頂往復)である。

 参加料は無料で、市内からの無料送迎バスもあり、お土産も付くかもしれない登山会である。ぜひ、多くの参加をお願いしたい。

小樽なると屋 ポールスター函館店

2017年09月27日 | 食べ物

 昨年の妻のお盆休みに日本海側を北上する車中泊旅行へ出かけた。そのときに、小樽の「ニューなると」で初めて食べたのが若鶏の半身揚げがメインの若鶏定食だった。

 その系列店の「小樽なると屋」が今年になって、函館に次々と3店もオープンした。港町のポールスター函館店、久根別店、宇賀の浦店である。

 「小樽なると屋」は、小樽駅前にある創業40年の老舗「若鶏時代なると本店」の三代目(実孫)が支店では なく、暖簾分けで独立したためひねりを加えて「屋」がついたという。 仕入れ先はもちろん、秘伝の味付、先代の技、全てを継承し伝統の味を守り続けているそうだ。ちなみに、「なると」は初代が淡路島出身に因るとのこと。

 小樽で食べたときに非常に美味しかったので、今日、3店のうち一番近いポールスター函館店へ出掛けた。小樽では2人で同じ若鶏定食を食べて、ちょっと飽きたので、今日は、若鶏定食とザンギ定食を頼んで、半分ずつ食べた。どちらもボリュームたっぷりだが、半身揚げの方が美味しかった。  


若鶏定食(1200円)


ザンギ定食(880円)

これらのほかに、リーズナブルな揚げ物中心の定食ものが多いメニューはこちら

淹れ方によって違うコーヒーの味

2017年09月26日 | 日常生活・つぶやき

この度購入したハンドドリップ式のセット

 朝、コーヒー豆を手動のミルで挽くのは自分の仕事で、妻が淹れてくれる朝食前の1杯のコーヒーが毎日の習慣である。

 しかし、ワインとコーヒーの味は、未だにはっきり言って良く分からない。自分にとって飲みやすければ、それで美味しいと思っている。

 ところが、先月、電動のコーヒーメーカーが壊れて、新しいものを購入した。それまでと同じ豆なのに、味が違って全然美味しくない。妻も同じ思いだった。

 調べてみたら、前のコーヒーメーカーよりお湯が一気に注がれ、抽出時間が短い構造になっていることが分かった。

 そこで、コーヒー好きの妻が、いろいろ調べて、ハンドドリップ式のセットを購入した。それで淹れてもらったら、味の良く分からない自分でも、美味しいと思った。良く「コーヒーは淹れ方によって味が変わる」と言われるが、そのことを実感した次第。


 この機種の秘密はこの構造にあるようだ。


最初に十分に蒸すことが大事らしい

 あとの細かな淹れ方については、コーヒー好きの妻に任せて、自分は豆を挽いて、飲むだけ。


 本日、今回の山旅の「楽古岳」「十勝連峰山麓紅葉散策」「美瑛富士避難小屋携帯トイレブース撤収作業」、本日の夕刊に掲載された北海道新聞みなみ風「どうなん・とうほく山楽紀行」22回目「遊楽部岳」を下記にアップしました。
 http://sakag.web.fc2.com

やはり大雪の紅葉は素晴らしい

2017年09月25日 | 登山・旅行




千歳の道の駅で朝を迎え、10日ぶりの我が家に戻って来た。 
早速、これまでの山旅記録の前半部分をHPにアップした。

旅中にこのブログにアップした写真はスマホで撮ったものなので、画質がかなり劣悪である。
しかし、HPへアップした写真はコンデジで撮ったものなので、紅葉がよりクリアで美しい。
改めて、大雪の紅葉はやはり素晴らしいと再認識できた。

 写真の枚数も多い、より美しい「黒岳~雲の平」と「大雪高原巡り」の写真中心のページを、
下記から見直していただきたい。
http://sakag.web.fc2.com

美瑛富士避難小屋携帯トイレブース撤去作業

2017年09月24日 | 登山・旅行
   
   作業を終えての集合写真

 フーズ設置者の環境省の担当者、美瑛山岳会長、山岳整備会社の方、我々山のトイレを考える会5名の総勢8名に、昨日から小屋に泊まり、登山者に対して携帯トイレに関する環境省アンケート調査をしていたアルバイトの方2名。

 美瑛富士避難小屋にはトイレが無いため、以前は、小屋周辺はテッシュと糞尿が散乱していた。また、放射状にトイレ道ができ裸地拡大が進んでいた。

 自分も会員の一人である山のトイレを考える会では、毎年その清掃活動を続けながら、長らくトイレ設置のための活動を行ってきたが、携帯トイレ使用地域へ方向転換を図ることにした。環境省に要望し、2015年から、避難小屋隣りに携帯トイレブースを設置、白金温泉観光センターに回収ボックスを設置した。
 
 春にはその設置作業、秋には撤去作業をしている。

     
 6:00、美瑛富士登山口駐車場で出発前の打ち合わせ

     
     ミヤマカエデの黄葉の中を行く

    
       途中休憩

     
     美瑛富士山頂をバックに、紅葉の中での休憩。

     
     先日の台風で裂けてしまった携帯トイレブースのテント。

 山のトイレを考える会のメンバーは、小屋の周りのティッシュ拾いを行う。全部で14個もあった。これは、多分、女性の小か携帯トイレを持ってこなかった人のものであろう。

 登り4時間、下り3時間、作業1時間。

 下山後、他の方々と別れて、白金温泉の日帰り温泉に入り、帰路に就いた。一気には帰れないので、千歳道の駅に泊まって、明日帰宅予定。

十勝連峰紅葉散策

2017年09月23日 | 登山・旅行
   
    〈十勝岳温泉凌雲閣裏の紅葉〉

 今日は、紅葉狙いで富良野岳から上ホロカメットク山を周回するつもりだった。しかし、登山口の十勝岳温泉まで来たら、1200mより上は紅葉が終わっている。ちょうど凌雲閣の裏の谷間が一番きれいだった。

 そこで、予定を十勝連峰紅葉散策に変更。

◎凌雲閣~安政火口
 安政火口まで歩いたが、凌雲閣裏ほどみごとな紅葉はなかった。

   
 凌雲閣裏からの安政火口方向の谷あいの紅葉

   
   登山道から三峰山斜面を眺める

◎三段山の三段目手前まで
 カメラだけを持って登山道を登った。しかし、笹とハイマツのトンネルで紅葉が見えず。結局50分も登った三段目への急斜面左手谷あいの紅葉が一番きれいだった。

   
   1段目急斜面右手の紅葉

   
前十勝(左)と十勝岳方向の谷間となまこ尾根の紅葉斜面を見上げる。

   
   なまこ尾根の紅葉

   
   同じ地点から下を見下ろす

◎望岳台
 この付近は木が少ないので、目立つ紅葉はない。

   
   ナナカマドを入れて、十勝岳を見上げる

   
   火山礫斜面の草紅葉

   
   山麓斜面の向こうに旭岳など表大雪を眺める

◎白金温泉付近
 
   
   しらひげの滝

   
   青い池

   
   不動の滝

 このあと、白金温泉の日帰り温泉に入り、旭川まで買い物に行き、美瑛まで戻り、夕方には今夜の集合・宿泊場所となるHYML仲間のまこにぁんさんの美術館へ。

◎美瑛印象派美術館

   
 まこにゃん庭園

   
 印象派美術館。オーナーが昨年からここに住み着いて新しい絵が増えていた。

   
 明日の美瑛富士避難小屋の携帯トイレブース撤去作業の参加者とまこにゃんさん

快晴の楽古岳

2017年09月22日 | 登山・旅行
   
  〈下山後、端正な鋭峰楽古岳(1471m)を見上げる〉

 昨日断念して1日待った。甲斐があって、快晴の朝を迎える。5:20に連泊した三石の道の駅を出発。

    
   登山口となる楽古山荘を7:00にスタート。
 すぐの渡渉地点は、簡単に渡れそうもないので、長靴を取りに戻る。そこだけ長靴を履いて渡る。

 このあと、尾根に取り付くまではメナシュンベツ川沿いの道を行くが、これまでの2回はしっとりした河畔林の中だったが、昨年の台風の大雨で、すっかり荒れて倒木や流木があちこちに積み重なっていた。

     
 川が荒れたせいか、難儀な苦労する渡渉箇所が4箇所から6箇所に増えていた。

     
    それでも、印象的なジダに覆われた河畔林は残っていた。

 7:50、50分で尾根の取り付き地点に到着。ここからは、日高特有の標高差1000mの急登が続く。

     
     忍の1字の登りも、紅葉が癒してくれる。

     
 1000m手前で、初めて1317肩(左)と右の山頂と対面。この角度から眺める山頂は鋭峰のイメージが薄い。

     
1317肩から向きを南に変えて進むと、目の前に端正な尖った山頂が見える。

     
鮮やかなナナカマドの紅葉の横から北隣の十勝岳を望む。

     
9:55、3時間弱で3回目の頂上に到着。山頂標識が新しくなって、古いのは根元に置かれていた。それを初登頂の哲さんが抱えて記念撮影。

 これまでの2回も天候には恵まれたが、今回が一番遠くまで眺望が広がっていた。

     
 主稜線北側の山並みを眺める。その奥に十勝連峰~表大雪~東大雪まで見えた。

     
     主稜線南側の山並み

     
 東の十勝側の太平洋や十勝平野の眺望。左奥には阿寒の山も見えた。

     
 西側の手前は登ってきた尾根と1317肩。その下に日高側の太平洋も広がる。

 素晴らしい眺望と無風快晴の陽気についつい1時間ものんびりしてし、10:55、下山開始。

     
 下の川沿いから、登りでは気づかなかった山頂が見えた。 
 13:10、2時間15分でゴール。 

 三石道の駅まで戻って、みついし昆布温泉に入って、哲さんと別れる。

 明後日が美瑛富士避難小屋の携帯トイレブース撤去作業のお手伝いたが、あすも午前中は天気が持ちそうなので、紅葉狙いで、富良野岳に登るつもりだ。そこで、途中の日高の道の駅まで走った。 

山の天候回復せず…明日に期待

2017年09月21日 | 登山・旅行
   
〈9:30、登山口手前から、一瞬だけ姿を現した楽古岳を捉える〉

 昨夕、哲さんと三石道の駅で合流して車中泊。昨夜は、低気圧通過に伴う雷や大雨だったが、真夜中には止んだ。朝には、平野部は青空が広がった。しかし、日高山脈方向は厚い雲が懸かっていた。

 回復を期待して、登山口へ向かった。7:30に登山口到着。しかし、目指す楽古岳は厚い雲で覆われたまま。山が見える所まで戻って回復を待った。

 2時間ほどすると、少しずつ姿を現し、一瞬だけ頂上も見えた。しかし、上空もバックも濃い雲で覆われたまま。ただ登るだけなら良いが、目的は『夏山ガイド』の取材撮影である。展望がなくては絵にならない。9:30の時点で断念。明日に賭けることにして、三石道の駅へ戻ることにした。。

◎「赤心社記念館」

     
〈明治21年に赤心社荻伏出張所事務所として、今の荻伏駅前に建設されたものを、現在地に移設〉

 以前に一度外観はブログにもアップしたことはあるが、今回は内部を見学させてもらった。

 赤心社とは、明治13年に神戸で設立された北海道開拓のための、現在でいえば株式会社。社員にはキリスト教徒が多く、「ピユーリタン開拓」ともいわれる。開拓団は兵庫県や広島県から集めた社員だが、初代社長は、母体となった兵庫県三田市にあった三田藩士。

 明治14年に最初の入植団が浦河町西舎に入植したが、開拓した土地が洪水で流され失敗。翌明治15年に浦河町荻伏(当時の荻伏村)への入植が始まり、みごとに成功を収め、現在の荻伏の基礎を築いた。今でも、国道沿いに赤心株式会社が現存している。

     
     開拓の歴史の展示
     
       
 開拓と平行して、明治19年から商店も経営し、明治27年からは醤油も製造販売した。


     
 13:00、三石道の駅から厚い雲に覆われたままの日高山脈方向を眺める。特に南日高の方がダメみたい。断念して正解。果たして、明日は?

     
     道の駅裏の三石海浜公園

 このあと、お互いの車の中で本を読んで過ごした。

     
 夕方になってようやく晴れ渡った日高山脈の山並み(ペテガリ岳~神威岳~ソエマツ岳)。 明日は大丈夫だろう。

     
     太平洋に沈んだ夕日と手前の三石海浜公園

大樹町探訪

2017年09月20日 | 登山・旅行
   
〈大樹航空宇宙実験場~これらの建物のほかに、滑走路もある。一番大きな建物はJAXA(宇宙航空開発機構)格納庫。飛行船などが入っているらしい〉

 忠類道の駅で朝を迎える。夜は雨が降っていたが、朝には青空が広がっていた。

     
 道の駅の裏の丘の上にある「シーニックカフェちゅうゆい」から、朝日に照らされる十勝平野を見下ろす。日高山脈は白い雲の中

     
     忠類のナウマン象発掘現場

◎大樹町探訪
 宇宙ロケット開発で有名な大樹町だが、町のことは良く分からないので、あちこち走り回った。

     
     秋色漂う町民の森萌和山(もいわやま)公園~この上の展望台まで歩いて登った

     
     公園展望台から大樹町市街地を見下ろす
 
     
大樹航空宇宙実験場の一角にある「宇宙交流センターSORA」の展示品やパネル

     
     幼鳥を挟んだ丹頂鶴の親子

     
     晩成温泉
~海が見える温泉だが、ヨウ素を大量に含む全国的に珍しい温泉らしい。ヨード液のような茶褐色のお湯で、イソジンの中に入っている感じとか。

     
     汽水湖の生花苗沼(オイカマナイトー)

     
     晩成社史跡公園
~「十勝開拓の祖」とよばれる依田勉三率いる晩成社は、明治16年に現在の帯広市へ入植し、3年後の明治19年に大樹町生花晩成地区で晩成社当縁牧場を開設し、牧畜業を始めている。
 晩成社は原生林を切り開き、不毛と思われた土地に鍬を下ろし、畑作と酪農を試みた。また、半地下式のサイロを作り、バターの製造やチーズの試作など時代を先取りした酪農経営を展開し、今日の大樹農業の基礎を築き上げた。
 ここには、復元された住居やサイロ跡、勉三が詠んだ『もみじひら歌碑』などが残されている。

     
     当時の晩成社集落地図

     
     復元された旧依田勉三翁住宅
~この家に明治26年(1893)から大正4年(1915年)まで住んでいた。

     
     深く掘り込んだ半地下式のサイロ跡

     
 昼食に食べた大樹町ご当地グルメ「大樹チーズサーモン丼」(980円)
~5種類の天ぷら(チーズ、チーズ+α、サーモン+α、サーモン、チーズ+サーモン)が原則の天丼に、つけ塩、つけたれ、かけたれの3種類に、各店オリジナルの香の物、汁物、地元産のデザート。

 午後からは、天馬街道を越えて、明日の楽古岳取材登山の哲さんと待ち合わせる三石道の駅まで走った。

紅葉の大雪高原沼巡り

2017年09月19日 | 登山・旅行
   
     〈一番人気の緑沼〉
 
 今日は、午後から雨予報だったので、特に予定は考えていなかった。士幌温泉道の駅で朝を迎えたら、十勝平野は台風一過の青空が広がっていた。

 昨日までの選択肢にはなかったが、大雪高原沼巡りの紅葉情報を調べたら、今年はすでに見頃のようだ。ダメもとで、急きょ昨日来た道を戻った。シャトルバスは21日からなので、登山口の大雪高原温泉まで入ることができた。

 しかし、期待した青空はなく厚い雲で覆われていた。午前中は雨の心配はないだろうと、長靴を履いてスタート。昨年の台風で周回はできず、高原沼で折り返して往復しなくてはならなかった。

     
     土俵沼

     
     バショウ沼

     
     滝見沼

     
    高いところから振り返る滝見沼

     
     無名の沼

     
     えぞ沼

      
     式部沼

     
     大学沼

     
     折り返し地点の高原沼を上から眺める

 残念ながら、陽光もバックになる青空や湖面に写す青色もなく、鮮やかさも色彩的にもイマイチだったが、紅葉鑑賞には満足できる美しさだった。

 戻る途中、残り600m地点で、予報通り雨が降ってきた。幸いそれほど濡れないでゴール。急ぎ足で2時間40分ほどの紅葉探訪だった。

晴れていればこんなに美しい
↓↓↓
好天に恵まれた、みごとなほど鮮やかな2006年のページ

 朝は晴れていた十勝平野も雨になっていた。忠類道の駅まで走り、隣のナウマン温泉でまったり。

     
     途中、ぶたいち音更店で食べた豚丼(900円)

ファミリアティピーたかの巣

2017年09月18日 | 登山・旅行
   
〈昨夜から本日に掛けて集まってくださったサイン入り拙著の購入者たち〉

 13年前の四国遍路のときにお会いして以来のお付き合いになる鷹栖町のToさんから、「本を買われたTa さんご夫妻がお会いしたいと話している」との電話をいただいた。

      
 お言葉に甘えて、案内していただいたお宅の外観を見て、普通のお宅とは違う不思議な雰囲気にワクワクする。

      
 外に五右衛門風呂や六右衛門風呂があり、家の周りも手作り感満点の楽しそうなお宅だった。

      
 それもそのはず、13年前に築50年以上の納屋を購入して、深川から移住し、柱と梁以外は全て手作りで改造したそうだ。最初からその工事に関わってきた山岳ガイドの資格を持つ家族同様のYaさんもご一緒だった。

      
 元が母家ではないので、それを住宅に改造するのだから、家を一軒建てるのとほぼ同じ感じだろう。それだけに好きな間取りや空間など楽しい工夫できたようだ。現在でもまだ改造が続いているとのこと。

 山の名前が付いたロフト風のベッドルームがいくつもあった。全国から旅の人やリピーターがやって来ては泊まっていくとのこと。雰囲気的には、まさにゲストハウスである。「ファミリアティピーたかの巣」というそれらしい名前も付いている。
 昨夜も、遅くなって静岡から山旅にやって来たリピーターの若い女性が楽しい宴に加わった。

 当初は泊まるつもりはなかったが、すっかり宴の用意がされていて、宿泊の用意もされていた。ほかのメンバーも全員泊まるとのことなので、ついついおもてなし上手な温かで夢のある楽しい仲間の雰囲気に甘えてしまった。気づいたらあっという間に12時だった。

      
 13年前に苗木で植えたという白樺に囲まれた庭

      
 洒落た感じの暖かな薪ストーブ

      
 Yaさんの蔵書がほとんどという山関係の本がどっさり

      
 今朝になって参加してくれた、やはり拙著の購入者のGoさんも交えて、女性陣のいも団子作り講習会?

 ちょうど台風18号が通過中なので、昼までいろいろご馳走になって、のんびりさせていただいた。昼には、雨も風も収まってきたので、ToさんとGoさんと一緒に失礼した。

 全てToさんの紹介で拙著を購入いただいた方ばかりだった。おまけに、素晴らしい方々との新しい出会いの輪が広がり、心から感謝申し上げたい。


 このあとの予定は、21日の哲さんの『北海道夏山ガイド』の楽古岳の取材同行と、24日の「山のトイレを考える会」の美瑛富士避難小屋の携帯トイレブースの撤去作業のお手伝いである。その間は、天候次第で予定を組むつもりだ。
 午後から、十勝へ抜けて、士幌温泉道の駅まで走って。温泉でのんびり過ごして、ここに泊まるつもりだ。

紅葉狙いの黒岳~雲の平

2017年09月17日 | 登山・旅行
   
  〈黒岳9合目半のまねき岩付近の紅葉〉
 今年は8月か涼しかったこともあり、紅葉が早いようだ。
 今日を逃がすと、大雪の紅葉は無理だろうと、黒岳から雲の平辺りを歩こうと層雲峡へ向かった。
 7時半だったが、ゴンドラの駐車場が満杯で、路肩から上の市根井孝悦ミュージアムのグランドの駐車場まで続いていた。

 ゴンドラも登山道も山頂も溢れんばかりの人・人・人で凄かった。好天、3日連休、紅葉のピーク、明日は台風などの要因が重なったからであろうが、北海道の山でこれほどたくさんの登山者を見たことは初めてである。

 予定通り、黒岳へ登り、雲の平辺りの紅葉を楽しんで戻った。層雲峡に戻ってきたら、ありとあらゆる路肩や駐車場スペースは車でびっしりだった。温泉に入りたくても、車を停めるところがない。しかたなく、比布の遊湯ぴっぷへ向かった。

   
黒岳リフトから黒岳北斜面を見上げる

   
ナナカマドの紅葉の向こうにニセイカウシュッペ山を望む

   
 まねき岩下の紅葉を見下ろす

   
黒岳山頂からお鉢平や雲の平方向と右手の北鎮岳を眺める

   
雲の平のチングルマが中心の草紅葉斜面と後ろの北海岳。

   
クロマメノキの紅葉

   
雲の平のクロマメノキが中心の草紅葉と後ろの北海岳

   
雲の平のナナカマドの紅葉と烏帽子岳

   
サイン入りの拙著を購入いただいたIさんから、初対面のご挨拶をいただきツーショット。

   
帰りの黒岳山頂の凄い人数の登山者を眺める

 こちらのブログを見ていて下さっている方から、朝に、サイン入りの拙著を購入してくださった鷹栖町のもう一人の方が「下山後に、ぜひともお会いしたいと言っている」という電話をいただいた。電話を下さった方とはお付き合いは長いが、もう一人の初対面の方である。そのお宅で食事を用意しているとのこと。

増毛山道体験トレッキング

2017年09月16日 | 登山・旅行
   


 増毛山道とは、江戸末期に急峻な断崖によって交通の難所とされた増毛~雄冬間を迂回すべく、幕府の命を受け、増毛の漁場を請け負っていた商人「伊達林右衞門」によって、安政4年(1857年)に私費1500両余を投じ開削された山道である。現在の石狩市浜益区幌と増毛町別苅を結ぶ全長約27.8kmに及び、1000mを越える浜益御殿や雄冬岳を越える山道であった。

 昭和20年頃まで使われ、最近まで草木に埋もれていたが、平成21年から3年余りをかけて「増毛山道の会」の手によって、笹刈りをし別苅~岩尾間16kmが復元された。さらに、その後、新たに幌~岩尾間が復元されて、平成28年には増毛山道が全線復元された。

 その山道を歩く「増毛山道の会」主催の体験トレッキングが年に何度か開催されている。13,9,14には、岩尾入口~別苅入口(16.3km) のトレッキングに参加している。

 今回は、反対側の幌入口~岩尾入口(16km)の体験トレッキングに参加した。参加費は、バス代、資料代、ガイド料を含めて5000円。参加者は、19名にガイドスタッフ4名。中に、拙著を買いましたと挨拶して下さった方が4名もいた。

 今回のコースの特色は、1039mの浜益御殿を越えて200mほど下り、再び雄冬山の1040m付近まで登り返して、最後は海抜20mまで下るハードなコースである。そのような所に山道を開削せざるを得ない地形が凄いし、当時の人がそこを歩いていたことが凄い。

 午前6時に、ゴールとなる岩尾別温泉(あったまーる)駐車場に集合し、バスで幌入口へ移動。

 7時に、幌起点となる林道ゲートをスタート。しばらく林道を歩き、新しく開削した増毛山道へ。

      
 今回のガイドリーダーは、この7月に「増毛山道の会」の会長になられた、こがね山岳会事務局長の渡辺千秋さんだった。実は、拙著『ほっかいどう山楽紀行』の群別岳のページにも登場しているが、2001年5月に、2人で群別岳に登っている。その後1度お宅にお邪魔しているが、暫くぶりの再会だった。それだけに、歩きながら、直径2cm以上ものネマガリダケの密集地帯の中に埋もれていた山道の痕跡を探し出して、開削した苦労を直に聞くことができた。

     
 明治40年設置の一等水準点。一等は国道にしかないので、この山道は国道扱いだったことが分かる。
 増毛山道には17点あるが、まだ9点しか見つかっていない。北海道で最も高い所にある水準点は浜益御殿の頂上の直ぐ手前。

       
 浜益御殿の頂上への登り

       
 浜益御殿の頂上から、このあと登り返す雄冬山を眺める。この雄冬山にはこの浜益御殿を経由して、残雪期にスキーで登っている。ほぼこの増毛山道と同じルートだそうだ。

       
 このコースを岩尾側と幌側から開削し、昨年開通式をした場所

       
 左から、暑寒別岳~奥徳富岳~群別岳(中央の尖峰)~幌天狗~浜益岳の眺望。全て残雪期に踏破済み

       
 昼食タイム

       
 沢を巻いて登る

       
 これも残雪期に登っている岩尾天狗

       
 林道と交差する地点で、車で運んできたフルーツの提供。このほかに、大量のぶどう(ナイアガラ)もあった。さすが、果物の町増毛だ。

       
 4年前に登ってきて反対側へ進んだ岩尾分岐。今回はここから岩尾へ下る

       
 こちらには増毛山道の標識もある

       
 17時30分、日本海に沈もうとしている夕日に向かってゴール間近。

       
 ゴール地点の岩尾温泉駐車場から眺める日没ショー。

       
 岩尾温泉あったま~るで、10時間30分もの歩きの疲れを癒して解散。レクチャーもあるので、時間はただ歩くより長く掛かった。

詳しくは、帰宅後にHPに記載します。

 明日は、大雪の紅葉を見たいので、黒岳から北鎮岳の辺りをぶらぶら歩く予定。