癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

ライフスポーツ「スノーハイキング」in大沼森林公園

2019年02月28日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

 毎年この時期に函館ライフスポーツはスキーの講習会を終え、冬の最後の行事として、スノーハイキングを実施している。春と秋の登山会同様、自分の担当の行事である。

 今年は、大沼森林公園のスノーシューハイキングコースを利用した。1/30に下見をした結果、周回だけでは少し物足りないので、余裕があったら一部大沼氷上ハイクも入れて計画した。

 最近ずっと降雪がなく、雪面が多少緩んだガリガリ状態で、スノーシューやかんじきでの心地よい歩きは楽しめる状態ではなかった。しかし、天候も良く、春の訪れを感じながら、参加された30名のみなさんはなんとか楽しんで歩いてくれた。


駐車場での開会式




「森のテラス」前での集合写真


こんないたずら心も楽しい


小休止


北海道新聞社の同行取材を受ける近藤会長。来週の「みなみ風」に載るらしい。


大岩の上


大岩の横から下りてきて、橋を渡る

  1時間半ほどの周回で、物足りなかったが、この後、予定していた大沼の氷上ウォークは、すでに氷が解け始めているので、これで終了し、解散となった。

意外と楽勝だった「前八兵衛岳(松前)」

2019年02月27日 | 登山・旅行

スタートから3時間以上歩いて対面した目指す前八兵衛岳

 道南全山219座を踏破している故ko玉さんと故齋藤浩敏さんが最も苦労した山が、この前八兵衛岳(704m)と茂草川を挟んでその真南に位置する柿崎山(637.4m)だった。両山とも松前半島の奥深い山である。特に、この前八兵衛岳に同行した2人は、残雪期に大千軒岳への松前石崎線からテントを背負って1泊2日で登頂している。

 それを知っていたので、そこまでして道南全山219座踏破はしなくても良いと考えていた。しかし、今年の2/2に3人目の全山登頂を成し遂げた函館山の会の林会長と同行したSHOさんは、今年の1月にこの両山を海岸の方から、それぞれ8時間と9時間で日帰りで踏破した。

 そのルートを教えていただいたので、クロカンスキーレースが終わったら、雪も締まって来る頃なので、自分も単独で挑戦するつもりでいた。

 昨日の14時に家を出て、地図上に記載されている茂草川北側の林道を偵察しに行った。幸い1kmほど車で入ることができ、そこに新しい風力発電風車が設置されていた。そこから続く廃道化した林道を確認して、松前道の駅で車中泊して、今日に備えた。

 林さんもSHOさんも物凄い健脚なので、こちらは単独ラッセルなので、2時間増しの10時間を覚悟した。アルミカンジキを履いて、6:10にスタートした。林道跡はズボズボ埋まったが、尾根に取り付いてからは標高400mから上は雪が締まっていて、ほとんど埋まらずにサクサク歩くことができた。

 そのお陰で、登り4時間20分、山頂休憩15分、下り3時間、トータル7時間35分で、大した疲れもなく意外に楽勝で踏破することができた。


GPSトラックログ


6:10、頭上で回る風力発電風車を見上げてスタート


廃道化した林道は雪が付いていたが、ズボズボ埋まった


7:35、約1時間半で前八兵衛岳に続く南西尾根に乗る


左手には、昨夏にSHOさんと苦労して多くの滝を越え、笹やぶを漕いで登った笹山が見える


尾根に乗っても目指す前八兵衛岳は見えない。正面に見えるのは越えなければならない470m尾根


可愛い小動物の(テン?)の足跡


下って470m尾根へ登り返す


470m尾根に登ると、茂草川の深い谷を挟んで左奥に柿崎山といずれ歩く予定の尾根が見える。
しかし、前八兵衛岳はまだ見えない。


470m尾根から左の550m尾根へと登ると、初めて目指す前八兵衛岳が姿を現す


9:30、尾根の最高地点である567ピークを通過し、500mまで下るコルの先に、704mの頂上を眺める


10:30、頂上到着。東側には大千軒岳(左)と前千軒岳(右)の連なりが見える


大千軒をバックに記念撮影


10年前にSHOさんと林道から薮を漕いで登った八兵衛岳

 15分ほど休んで、下山開始。アップダウンは多いが、それほど急な所や緊張する所もなく、登りのトレースを辿り、快調に下山を続ける。雪山の下りはやはり速い。4時間20分で登ったコースを3時間で下山。

<出合い>
 昨日の林道偵察に行ったら、風力発電の下に車が来た。下りて来た男性に「この奥の山に登りたいので、林道の偵察に来ました」と話したら、何を思ったのか「もしかしたら、山のことを新聞に書いている人ではないですか?」と聞いてきた。えっ?と思い、みなみ風の連載のことを話したら、「自分は鉄砲撃ちなので、山が好きでいつも楽しみに読んでいるんですよ。うれしいな~」と言う。なんという勘の良さなのだろう。
 名刺をいただいたら「狩猟家・海獣漁業」と書かれている。しかし、住所が北見市留辺蘂とある。冬の間はこの下の茂草に住んで、夏には北見に戻るという生活をしているらしい。

 今日、下山して、車で下り始めたら、途中で手を挙げる人がいる。また彼だった。今日登るとは話していなかったのだが、朝に来たら車があったので、笹山へ登ったと思ったらしい。地図を見せて、前八兵衛岳だと言ったら、驚いていた。
 現在は71歳だが、20代のころには、北アルプスの黒部や剱岳の辺りに半年も滞在したことがあるそうだ。「今日の山も新聞に書いてや」と言われたが、あの連載は登山道のある山に限っていることを説明して別れた。 

今シーズンのXCスキーを振り返る

2019年02月26日 | スキー・クロカン

「湧別」はスタート直後、このような滑降モードがあるから距離は長いが楽しめる

 一昨日の80kmの「湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会」で、今シーズンのクロカンスキーも終了。レースは1月の「HBCラジオ(15km)」に始まり、2月は4週連続の「札幌国際(50km)」「おおたき国際(15km)」「湧別原野(80km)」の5回、練習は、大滝で2回、札幌滝野で1回だった。

 レースのタイムは、その時々の気候や雪質、雪温などの状態によって違うが、順位は正直である。70歳を過ぎてからは、わずかずつではあるが落ちてきている。しかし、これはこの年齢では当たり前のことで、目標は、気持ちのよい滑走を楽しむことに置いている。順位はその結果として受け止めている。

 そういう視点から5大会を振り返ってみると、「札幌」と「おおたき」は、ワックスも合わなかったこともあるが、滑りが悪くてまったく楽しめなかった。
 特に「札幌」の50kmは、これまでは、辛いなりにも滑走を楽しむことができ、ゴール後の満足感も大きく、なんとか頑張ることができていた。しかし、急なアップダウンが多く、年々登りが辛くなってきている現状から、来年は25kmの部にエントリー替えをすることにした。

 「HBC」「恵庭」「湧別」は、順位やタイムはともかく、快適な滑りを楽しむことができたと満足している。

 ただし、「湧別」は好条件だと、まだ7時間を切る自信はある。しかし、スタート地点へ戻るバスが15:00の次は17:00である。それを考えると、来年以降は、前日にゴール地点の湧別の道の駅まで走って、早朝のバスでスタート地点へ向かうことにしようと思っている。その方が、その日に泊る宿への移動も楽である。

 あと、XCスキーに繋がる筋トレやランなどを意識的に取り組むことができれば、加齢に伴う低下を少しでも防ぐことができるのかもしれない・・・しかし、これまでの経過からしても多分無理であろう・・・?

 今回の「湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会」のHPでの詳しい報告は、←ここをクリック

550km走って無事帰宅

2019年02月25日 | 登山・旅行

昨夜泊った生田原温泉ホテルノースキング。地方の町にしては立派なホテルだった。素泊まり4000


ホテル前の雪像の前で、3年連続同宿した東京から参加のヤマケイのHiさんと江別の元ヤマケイ社員のtetsuさん。


かまくらの中の雪だるま

 疲れが大きく熟睡はできなかったが、温泉に何度も入って、疲れを癒した。しかし、右腿の筋肉痛はまだ抜けていない。

 8:30にホテルを出て、帰路に就いた。瀬戸瀬ICから無料供用の高速に乗り、そのまま岩見沢まで走り、一般道を往路と同じ千歳経由で帰って来た。

 昨日は、自分の脚で80kmを滑走し、今日は550kmを車で走破。道路状況も天候も良かったので、17:00には無事に帰宅できた。

 これで、今シーズンも、2月の4週連続と1月の1回のクロカンスキーレースは終わった。明日にでも、昨日の様子をHPの方へ詳しく記載し、今シーズンのクロカンスキーを振り返ってみたい。



道の駅しらたきで買って来た炊き込みご飯の素。白滝の生産で数年前に買って非常に美味しかった。

80kmの滑走を楽しんた「湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会」

2019年02月24日 | スキー・クロカン

スタート5分前

 自分にとってはシーズン最後のメインイベントの大会である。国内最長の80km、これで11回目の参加である。
 詳しい大会の様子や参戦記は、帰宅後にHPにアップするので、ここでは、速報のみで失礼。

 いつもの目標は、「苦しまないで滑走を楽しむこと。結果として、7時間を切ることと参加者の半分以内の順位に収まること」である。

 昼にはブラス気温になるので、高速レースが予想されたが、放射冷却と昨日降った新雪が災いしたようだ。 しかし、まあ良く滑った方だ。天候もよく、条件は良かっただけに、タイムと順位に多少不満は残るが、自分なりには苦しまないで、快適な滑走を楽しめたつもりである。

 タイムは、6時間44分57秒、順位は178位。昨年より9分遅く、順位は23番も落ちていた。まあ、妥当なところだろう。



今夜一緒に泊まる東京から参加のヤマケイのHiさん(左)と江別のテツさん


スタートからの長い登りから解放されての滑降モード


スタートからしばらくはこのような下りが続く。


34kmの丸瀬布と56kmの遠軽の間は、5ヶ所ほどの辛い登りがある。


56km地点の屋台村のようなエード。スキーを脱いで天ぷらうどんをたべた。15分休憩。
 このあと最後の5kmが強い向かい風と気温か上がりすぎて滑りが悪くなって辛かった。


先にゴールしていた恵庭の旅人さん提供


順位とタイムの速報


 15時のバスでスタート地点へ戻る。そのあと、瀬戸瀬温泉に3人で泊まるつもりだったが、満室だった。しかたないので、生田原温泉に泊まることになった。

道の駅しらたきまで移動

2019年02月23日 | 日常生活・つぶやき


休憩と夕食に寄ったぴっぷ遊湯のあるぴっぷスキー場

 いよいよ自分にとってのクロカンスキーのシーズン最後のメインレース、国内最長80kmの「湧別原野オホーツククロカンスキー大会」が明日に迫った。

 この大会、早朝7:30のスタートは標高670m、ゴールの標高20mで、ワックスの選択が非常に難しい。いつも、前日の朝の段階で、明日の向こうの天候と気温の予報を確認し、平坦になり、辛くなる後半の昼前後に通過する遠軽の気温に合わせて、ワックスの選択をしている。

 明日の予想は、晴天で風も弱く、気温も高く、遠軽の12:00で+2℃である。気温が高いときは良く滑るので最高のコンデションである。2015年が似たような条件で、スタート時の現地が-6℃、ゴールが+4℃だった。そのときは、ここ7年間のベストタイム6時間15分で走破している。
 そのときのワックス選択は、ハイフッ素のバイオレット(-4℃~+3℃)だった。今回も同じものを湿雪用のストラクチャーを入れた板に塗った。

 ただ、現地情報によると、今年は雪不足な上に、最近の高温続きで雪解けが進み、コース整備に非常に苦労しているようだ。頭が下がる。



途中の長沼町の畑地と防風林

 家を10時に出て、美笛峠~千歳~岩見沢と走り、そこから高速に乗った。道路は夏道状態で非常に走りやすかった。


ぴっぷ遊湯

 一端比布北ICで降りて、いつも通りにぴっぷ遊湯に寄った。17時過ぎに到着。風呂に入り、夕食を食べた。


 さらに、無料供用の高速に乗り、1時間ほど走り、20:00に明日のスタート地点近くの奥白滝ICにある道の駅しらたきで車中泊。

映画「そらのレストラン」

2019年02月22日 | イベント鑑賞・参加

 せたな町と中心とする有機農法に取り組む生産者グループ「やまの会」のメンバー達の日常をモデルにして、製作された映画である。登場人物のモデルになった実在の人物もいる。
 実は数年前から、このグループやその先駆けとなった人物のことは知っていたのと、ロケ地がせたな町なだけに、ぜひ観たいと思っていた。

 さて、映画の方は、大泉洋主演の北海道映画シリーズ第3弾である。海が見える牧場で、牧場とチーズ工房を営む亘理(大泉洋)とその妻のこと絵(本上まなみ)、羊飼いの神戸(岡田将生)らは、ある日、自分たちが生産した食材が札幌の有名なシェフの手でよりおいしくなったことに感動する。そして、この感動を人々に伝えようと1日限定でレストランを開くことを目指すいった内容である。

 瀬棚漁港を見下ろす、せたな町の高台の牧場の素晴らしい景観、笑いあり、涙あり、おいしい食材や料理ありと言った感じで、テーマは食の安全と北海道の雄大な自然と人の温かさと受け止めた。

 大泉洋はどうも好きになれないキャラだが、周りを取り囲むキャストがそれぞれ味があって良かった。ただ映画としての完成度はイマイチな感が否めない。


 今、せたな町でこの映画を観るバスツアーも計画されているらしい。実在のモデルがいることや自分たちの住んでいる街でロケされているだけに、楽しいに違いない。

五稜郭タワー「春の椿展」

2019年02月21日 | 花・紅葉だより

 平成20年に福岡県久留米市より贈呈され、五稜郭タワー会長が丹精込めて育てた椿が、今年も1階アトリウムで展示されている。期間は2/10〜3月下旬。

 今年も「香り椿」、「一重咲」、「侘助椿」、「洋種椿」などの約67品種、約115鉢。たくさんの種類と数があるので、開花の状況を見て入れ替えながらの展示となっている。


















一気に春めく・・・ほか

2019年02月20日 | 日常生活・つぶやき

昨日の夕刊掲載の1週間の天気予報

 さすがに疲れが大きかったようで、12時間ほども爆睡した。今日は雨予報だったが、朝から晴天が広がり、昨日に続いて、気温もぐんぐんと上がって、6℃を超えたようだ。今冬初めて日中ストーブを止めた。
 明日以降も、全道的に1週間は好天予報が続き、毎日最高気温がプラスの3月下旬並みの日が続く。

 雪解けが一気に進みそうな感じだ。今度の日曜日で最後になるクロカンスキーレースの「湧別原野オホーツククロカンスキー大会」は気温が高いと良く滑るので楽しみだ。しかし、向こうは今冬は雪不足で、コース整備の雪集めに苦労しているようだ。これで、さらに大変になることだろう。無事開催されることを願っている。

 もう一つ、心配なことがある。それは、今冬中に踏破しようと思っている、ただでさえ雪が少ない松前方面の山や上ノ国町の海岸沿いの山の雪解けが進み、登れなくなる可能性が出て来た。すべてが薮山なので、雪のあるときにしか登れない山ばかりである。
 「湧別原野」が終わったら、天気の良い日に出掛ける予定だが、なんとか持ってほしいと願っている。


 今冬初めて家の前に除雪が入った。雪解けが進むと、車が埋まることが多いので、このタイミングでの除雪は大変助かる。今年は除雪費が浮いているのかな・・・?だから、このような裏通りにも除雪車がはいったのだろうか?

◎「後期高齢者医療被保険者保険証」届く


 誕生日を迎える3月下旬のような天候が続いている中、ついに「後期高齢者医療被保険者保険証」が送られてきた。

 書類を見ても、何が、どのように変わるのかは、良く分からなかった。しかし、なんか一気に歳を取った感じになる。もうそんな歳なのか・・・。しかし、現実である。きちんと受け止めて、とりあえず、良く自分で冗談に言っている「85歳からの末期高齢者」の仲間入りを次の目標にしたい。

 なんとか今のような好きなことを続けることで健康維持と老化防止ができればと願っている。自分の周りにも、85歳を超えても、山登りも、ゲレンデスキーも、クロカンスキーも元気で続けている人がいる・・・そんな人たちを目標になんとか生き続けたいものである。

北海道新聞みなみ風連載「どうなん・とうほく山楽紀行」
昨日掲載の55回目「岩部岳」は、下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com/55-iwabe.htm

せたな町の低山2山「峠丸山 & 高山」

2019年02月19日 | 登山・旅行

林道の途中から眺める峠丸山

 今日は、せたな町の未踏の低山の峠丸山と高山を登って来た。峠丸山は桧山トンネルができる前の旧道の太櫓越峠の近くにある山で、高山は久遠市街地の後ろに聳える山である。

◎峠丸山(330.7m)(スキーで往復)




桧山トンネルの北側入口手前の駐車スペースからスタート。
トンネルの左側からスキーを履いて、旧道へ上がって進む。


旧道の太櫓越峠の手前で、右側に地図にない林道があったので、そちらへ進む。
この林道は、取り付く予定だった西尾根の下まで続いていた。


林道終点から作業道を進むと、植栽地に出た。この中の作業道をジグを切って登った。


植栽地の上は、旧大成町と旧北桧山町の境界尾根を直登。


山頂下のみごとに枝を広げたブナの大木


まさに丸山といった感じの頂上


今冬の12/27に登った雁毛山をバックに


北側の狩場山塊を望む


東側の遊楽部山塊を望む。左端の長い尾根上のピークは未踏の丸山である。同じ太櫓越峠から往復する予定。
7:00スタート 登り1時間10分、山頂休憩15分 下り35分、ゴール9:00 所要時間2時間。

◎高山(352m)(林道はスキー、その上はかんじき)


久遠漁港から眺める高山


GPSトラックログ。地図には最高峰の高山と北側にそれより少し低い高山がある。由縁は不明。


市街地の上の林道入口からスタート


林道の先に高山山頂が見える。


林道を進み、比較的斜度の緩い南東尾根の取り付きでスキーからかんじきに履き替えた。
ここからの登りが地獄だった。気温が上がり、雪がグサグサになり、一歩一歩がズボズボ埋まる。
さらに、斜面が急な上に、かんじきに重い雪が団子になってくっつく。汗だくになって登った。
ここから登りで1時間10分も掛ったのに、下りは20分だった。まさに地獄の登りと天国の下りだった。


笹やぶが濃い急斜面を登る


笹やぶの急斜面を登りきった地点から頂上を望む。この登りも大変だった。


尾根の通せんぼをするような岩。この上にも少し岩場があったが、右側を登った。


頂上から久遠漁港を見下ろす。


頂上には、珍しく古いピンクテープが結ばれていた。

天国の下りから、スキーに履き替えた。雪が腐って滑りが悪かったが、登り返しのない林道で、ここも登り45分だったのに、わずか15分でゴール。

9:40スタート、登り2時間05分、山頂休憩15分、下り40分、ゴール12:40、所要時間3時間。
雪山登山は、下りが速いのがメリットだが、これほど極端に違うのは初めてかも?

帰路に、あわび山荘の温泉に入って、16時過ぎに4日ぶりの帰宅。さすが疲れた。

情報をいただき再チャレンジ「今金・三角山」

2019年02月18日 | 登山・旅行

頂上手前のコルから山頂をバックに

 ちょうど1週間前に最短距離からトライした今金・三角山(389m)だが、川向かいはすべて雪崩斜面で、それを見ただけで退散してきた。

 去る2/3に道南全山219座を完登した函館山の会の林会長は、この山を今冬登っているはずなので、コース情報を教えていただいた。「頂上の北側稜線の2つ目の424ピークの北側のコルへの斜面は雪崩斜面でなく、その下の上ハカイマップ川を倒木を渡ることができた」とのこと。わざわざ同行者のヤマップのトラックログも送ってくださった。

 それを参考に、昨日の「恵庭クロカン」の帰路、好天予報なので、豊浦の道の駅で夜を明かし、早速再挑戦した。

 先週と同じ美利河種川林道手前の駐車スペースをスキーでスタートし、尾根を乗っ越して、川の手前でアルミかんじきに履き替えた。往路3時間40分、復路2時間15分、山頂休憩20分、トータル6時間15分で踏破することができた。


GPSトラックログ(1週前のログも)


6:55、先週と同じ美利河種川林道へ


坊主山の西尾根を見上げる。先週は鉄塔のあるコルを目指したが、今日はその右隣のコルを目指した。


坊主山の西尾根を乗っ越して、人工林の中を抜けて、下って行ったら、向かいの稜線の先端に目指す三角山が見えた。


川の手前の崖の上で、スキーからかんじきに履き替えた。
川向かいに、このあと登り返す尾根のコルがみえた。確かに、雪崩斜面ではない。


眼下に渡らなければならない川が見える。石を覆った雪を渡ることができそうだ。
左側の急斜面から川岸に下りた。


川中の石を覆うスノーブリッジを渡った。
しかし、反対側の斜面に取り付けないので、少し川上へ向かった。
その先には、林さんたちが渡った倒木ブリッジもあった。
人工林の斜面を抜けると、コルに繋がる尾根に乗る。


424ピークの右側コルを目掛けて登る。心配した雪庇もなく、すんなりと稜線に出ることができた。


424ピークから次に越えるピークを眺める。三角山は見えない。
そのピークに登り返すと、稜線は斜め右に方向を変えて、その先に尖った三角山ピークが見えた。
再び下って、手前のコルから山頂を眺めて、右から少し巻くように最後の急斜面を登る。


10:30、ようやく念願の山頂到着。


美利河ダムとピリカスキー場を望む。


その右側に、越えてきた川の向かい尾根と坊主山を望む。


昨日の「恵庭クロカン」の完走賞にもらった、ごまの剥げた串だんごを食べて休憩。


 424ピークを越えてコルまで下りると、左奥にカニカン岳が見えた。

 登りのトレースを辿り、川を渡り、スキーに履き替えて坊主山の西コルへ登り返す。
 スキーは埋まらないし、摺り足で歩くことができるので、かんじきよりずっと楽だ。
 登り切ったコルでシールを外す。ここからは、登りで1時間を要したが、わずか20分で、13:05にゴールすることができた。     
 
 林さんのお陰で、1週間後に再チャレンジでき、無事登頂できたことに感謝・感謝である。それにしても、300m台の山に、ひと山越えて、川を渡渉して、また登り返すという面白い山だが、6時間以上も要す難関の山だった。


 明日は、せたなの峠丸山と高山の予定なので、北檜山温泉まで走った。今夜は、ここの駐車場でどこでもホテル。

 GPSトラックログ掲載は、明日の帰宅後。

ようやく滑走を楽しめた「第31回恵庭クロスカントリースキー大会(30km)」

2019年02月17日 | スキー・クロカン

スタート直後

 この大会の特色は、コース整備や大会運営が陸上自衛隊各駐屯地の支援が大きい。コースも演習地の中がほとんどである。
 もうひとつの特色は急な登りや下りがなく、滑走を楽しめる好きなコースである。ただほかの大会のようにコース整備が圧雪車でないので、でこぼこが多かったが、年々上手になり、今年は非常に滑りやすかった。 

 さらに、種目が非常に多彩である。距離競技の部が、5km3種目、10km2種目、15km3種目、30km2種目、リレー5km×4が一般と自衛隊の2種目、歩くスキーの部が、3km,5km,10kmと、合計15種目もある。自分は、いつも30kmの50歳以上の部に出場している。

 恵庭道の駅で車中泊し、7:30には会場入り。30kmの部のスタートは1番早い9:20である。

 アップで滑ってみたが、ワックスもバッチリ合って、目標である「苦しまないで、滑走を楽しむ」が、ようやく叶いそうな感じだった。
 9時現在で、気温が-5℃、雪温が-2.5℃。ワックスは0℃~-5℃で選択したので、バッチリなはず。

 「札幌国際」も「おおたき」も最悪のレースだっただけに、ようやく快適な滑走を楽しむことができた。最後の10kmは5kmのラップが25分台だったが、それまでは23~24分台だった。15km地点では、先週の「おおたき」よりも15分も速い1時間12分台だった。結局、ゴールタイムは2時間24分52秒。滑りの悪かった昨年より15分速かったが、一昨年より5分遅かった。しかし、今年初の大満足の快走だった。順位は数日後にネット上に掲載される。自分か滑ったときはみんなも滑るので期待しない方が良い。
  4日後の発表になった順位は、50歳以上の部で54位/78人(完走者)だった。あまり滑らずタイムも悪かった昨年が42位/74人だから、実質的にだいぶ落ちているということだ。まあ、順位よりも「滑りを楽しめればそれで良い」と思っている。


8時からの受付を済ませる。ゼッケンと大会要項と参加賞のタオル


160名が参加する30kmのスタート10分前


コースのトラックログ


10km手前の後続選手


10km過ぎの緩やかな登り


20kmを過ぎると、あとからスタートした15kmの部と合流し、にぎやかになる。


22km付近?のエード。スポーツドリンク、パン、バナナが用意されているが、ドリンクだけいただいた。


あと3km過ぎのいじわるな人工的な急な坂


記録証と完走賞のドリンクと串だんご


ゴール後、豚汁と甘酒をいただきながら寛ぐ参加者


昼からの自衛隊のリレーの参加者


自衛隊の選手のスキー。
自衛隊員は、このスキーと靴で、スケーティング走法も、ゲレンデ滑降も、重いリュックを背負っての山スキーもやる。
自分達は、3種類すべてがそれぞれ違うスキーと靴なのだが…。


会場をあとにする

支笏湖氷濤まつり

2019年02月16日 | イベント鑑賞・参加

 明日の「恵庭クロカンスキー大会」参加のために、恵庭へ向かう途中に、支笏湖に寄り、3年ぶりに氷濤まつりを観た。
 
 家を13時過ぎに出て、夏道状態の道路を順調に走って、支笏湖手前に17時に着いた。しかし、駐車場待ちの渋滞が2kmほど。1時間ほどでなんとか駐車場に入ることができた。

 <写真のみにて、説明省略>




























 花火が終わると帰りの渋滞に巻き込まれるので、花火が終わる前に会場を後にした。千歳で夕食を食べ、恵庭温泉ラフォーレへ。

 ここでブログをアップし、温泉に入って、恵庭道の駅でどこでもホテル。

南茅部豊崎トンネル横の氷爆

2019年02月15日 | 道南の風物詩



 今日の北海道新聞にも掲載されていたが、この豊崎トンネルは、旧南茅部町の臼尻地区と大船地区の境目にあるトンネルで、氷爆は大船側の入口の海側の旧道跡の崖にできる。

 実は、1983年(昭和58年)~1992年(平成4年)の10年間の内、この大船に、前半の3年間と後半の4年間の7年も住んでいて、しょっちゅう通っていたトンネルなのに、当時興味がなかったこともあり、このような立派な氷爆ができていたことは記憶になかった。
ここ数年、南茅部地区の国道沿いの氷爆巡りには出掛けていたが、いつもバイパスを通っていて、旧国道にあるこのトンネルを通らなかったので、目にしたことがなかった。

 しかし、昨年inakaさんの「田舎都会の便り」で目にして、厳しいしばれの続く去る2/12に出掛けて来た。今日をそれをここにアップしようと思ったら、新聞に先を越されてしまった、 




















海から全体像を写す自分


今日の北海道新聞に掲載されていた写真

ここ以外の南茅部地区の氷爆巡りの過去記事(ここをクリック!)


バレンタイン煎餅 & 函館マラソン案内状届く

2019年02月14日 | 日常生活・つぶやき

 今やバレンタインデーと言っても、もらえるのは妻からだけである。チョコ好きの妻はいつもは自分が食べたいチョコを贈ってくれることが多い。妻も一緒に食べるからである。

 しかし、今年は、「チョコだと自分が食べてしまうので」と、昭和10年創業の函館一番の老舗煎餅店・田村のせんべいの詰め合わせを贈ってくれた。自分としても、こちらの方がありがたい。
 ここの煎餅は、今でも1枚1枚手焼きで、販売も1枚単位から扱っているらしい。



 その中に、バレンタインデー狙いなのか?「チョコとあめせん」が入っていた。煎餅店もなかなかやるもんだ。

 ここの煎餅は、非常にパリパリしていて、味も香ばしさも素晴らしい。自分的には、堅い煎餅が好きなので、中厚ピーナツと中厚ごまがお気に入りである。
 
 煎餅は、まさしく昭和を代表するお菓子であろう。小学校高学年のときの同じクラスに煎餅屋の子供がいた。遊びに行くと、よく割れて売り物にならない煎餅やたくさんの耳をもらっておやつ代わりに食べたのが懐かしい。 
 

「チョコとあめせん」は、初めて口にしたが、水あめとチョコと混ぜて挟んでいるようだった。



 中に、懐かしい「あめせん」が入っていた。これを食べるのは、子どものとき以来かもしれない。
 子供のころ、青森土産と言えば、煎餅と平べったいねぶた模様の缶に入った水飴だった。その水飴を割り箸にぐるぐる巻きにして、煎餅に挟んで食べたものだ。風邪を引いて喉が痛いときにも、その水飴をなめさせてもらったことがある。

 
◎函館マラソンの案内状が届く


 まだスキーマラソンのまっ最中なのに、7/7開催の「函館マラソン大会」の案内状が届いた。
 最近、この手の大会の案内状は、非常に早く届くようになっている。お互いに参加者をたくさん確保したいからなのだろう?
 
 今年も、それほど練習しなくてもなんとか楽しく走れるハーフの部に参加する予定である。それでも、6分/kmを切るペースを維持して走ることと、70歳以上の部で新聞に氏名とタイムが掲載される上位20位以内が目標である。これまでは2年連続13位だった。


 地元以外の参加者を多く募りたいからなのか、観光とグルメを売りにしている。しかし、自分が参加するハーフの部は、それほどのグルメは期待できない。