癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

クロカンスキー大会・全滅!&『Skier2021』見本誌恵贈

2020年12月10日 | スキー・クロカン

 例年であれば、今頃は、上掲の自分が参加してきたクロカンスキー大会の案内状が揃う時期である。ところが、今年は1枚も届かない・・・当然、新型コロナの影響で、すべて中止になったからである。

 一昨年までは、1月の「HBC歩くスキー大会」、2月は4週連続の「札幌国際スキーマラソン」「おおたき国際スキーマラソン」「恵庭クロカン」「湧別原野オホーツククロカン」に参加してきた。ところが、昨年は全道的な雪不足で、「HBC」と「おおたき」以外はすべて中止になった。そこで、「恵庭」と同じ日に開催された「美瑛宮様国際スキーマラソン」に急遽参加しただけで終わっている・・・ほかは、2年連続の中止である。

 このクロカンスキー大会は、自分にとっては冬の体力維持のメインイベントである。大会参加のための往復、大滝か札幌の常設コースでの練習も含めるとそれに費やしている日数は15日ほどになる。その分だけ、体を持て余しそうなシーズンになりそうだ。せめて、大滝のコースが開設されれば、何度かは練習に出掛けたい。

 ただでさえ、参加人数が減っているこの種の大会である。今後心配なのは、その存続である。何とか、2022年には新型コロナが収まって、開催されることを願うだけである。

 スキーはスキーでも、今シーズンは、26歳でSAJスキー指導者資格を取得してから51シーズン目を迎える。それでも、シニアスキークラブ「函館ライフスポーツ」のシーズン10回の講習会や、「HYML(北海道の山メーリングリスト)スキーキャンプ」の講師を依頼されて、この年になってもまだ現役で指導する機会に恵まれている・・・感謝以外の何物でもない。

 「ライフスポーツ」の講習会は、予定通り計画されているが、ルスツスキー場への宿泊遠征は中止になった。また、「HYMLスキーキャンプ」は、2回目の泊りがけの懇親会も中止になり、1日日程となった・・・にっくき新型コロナである。

 さらに、1年おきに参加してきた、「SAJ指導者研修会」も中止になっていて、研修の機会が減ったのも残念である。

 

◎『Skier2021』見本誌恵贈

 

 ここ数年、山と渓谷社で年に2回発刊されている『Skier』の見本誌が恵贈されてくる。

 この編集責任者が、4年前から「湧別原野オホーツククロカン」に参加するようになり、『北海道夏山ガイド』の執筆者の一人である元ヤマケイ社員のテツさんの紹介で、大会当日、温泉宿に3人で一緒に泊まって親交を深めている関係からである。

 この『Skier』は夏と冬の2回発刊されている。夏号は、主に来シーズンの各メーカーのスキー用具の紹介がメインで、冬号は、名手へのインタビュー、スキーエリアガイド、スキー技術に関する内容などがメインで、それに『ファミリースキーお役立ちBOOK 親子版』がセットになっている。今回送られてきたWinter号は、すでに12/2に発売となっている。

 その中から、目次と、興味を抱いたページを紹介したい。

 

元オリンピック選手で、函館市の隣の北斗市出身の佐々木明氏の「谷川岳のマチが沢を滑る」記事

トップデモンストレーターの井山敬介氏の技術解説の記事 


最終回の「ライフスポーツ第8回スキー講習会」

2020年02月27日 | スキー・クロカン

 (今日はの3人の担当だったが、1人が午後から帰ったので、2人と自分だけの写真)

 ライフスポーツのスキー講習会も今日で8回を数え、無事最終回となった。新型コロナウィルス感染拡大で中止も検討したらしいが、濃厚接触はゴンドラの中だが、参加できる方は元気な方ばかりだろうと開催に踏み切ったそうだ。最後なので、個々の滑りのビデオ撮影も行われた。

 天候には恵まれたが、雪は解けて固まった雪が多く、良かったのは上の方だけだった。

 今日の担当は3人で、いずれも1級レベルの方だったので、いろいろ課題を設定しながら長い距離を思う存分、自分も滑りを楽しんだ。

霧氷もなく、すでに春の雰囲気

 

 ビデオ撮影を待つ仲間たち

 

撮影者は右下の林の切れ目の端にいる。

 

下から撮影をする近藤会長

 

我が班の午後から帰った方の撮影時の滑り

 

午後からの2人の滑り

後ろから追っかけ撮影

 

 最終回なので、貸し切りの休憩所で閉講式を行って今シーズンの講習を終えた。

 自分は今日まで1週間連日のスキーやかんじきでの雪遊びだったが、昨日まではいずれも午前のみの行動だったせいか、疲れは特に残ってはいない。いずれにしても明日と明後日はおとなしくしているつもり。


濡れ雪とガス中の「ライフスポーツ第7回スキー講習会」

2020年02月18日 | スキー・クロカン

 今日の我が班の6名(男性3名・女性3名)・1級所持者2名。

 今日は、雪は十分あったが、午前中は濡れ雪で、午後からはガス中の講習会となってしまった。気温も高く霧氷もすべて落ちていた。

 講習生はいろいろなコーチから学べるように班編成するので、顔ぶれは毎回違う。今日の班は1級から3級レベルまでと多少足前の幅があった。しかし、いつも通りに、午前中は外スキー主体のターンを、後半は内スキーの使い方等、午後からは大回りターン、中回りターン、小回りターンのそれぞれの運動の違いと、それらを生かしたリズム変化などのトレーニングを主体に講習をした。

 下記の画像は、最後の1本のトレーンの様子だが、ガスが濃くてきれいに写らなかった。


快走を楽しんだ「第43回丘のまちびえい宮様スキーマラソン」

2020年02月16日 | スキー・クロカン

 大会要項だが、追加申し込みだったので名前は掲載されていなかった。

 美瑛道の駅で朝を迎える。予報までは冷えなかったが-8℃。スポーツセンターで受付をする。

 この大会も雪不足でコースが短くなっていた。自分がエントリーした宮様コースは本来は38.3kmだが、24kmの美瑛川の堤防の上が中心のコースになっていた。ちょうど丘をアップダウンする部分がカットされた感じで、ほとんど緩やかな下りが続くコースで助かった。

 初めの2kmほどは山へ向かう。その部分は滑りが非常に悪く辛かったが、堤防に乗ったらザラメ雪で予想していたより良く滑った。最初の2kmですっかり後ろの方になったが、堤防に上がってからの前半は追い抜きモードを楽しむことができた。

 タイムは24kmなのに、1時間32分08秒という高速レースだった。先週の「おおたき」では20kmで2時間11分も苦しんだのが嘘みたい。それだけ下り勾配な上に良く滑ったということである。順位は60歳以上の部で48位/68名だった。年齢や今の体力からするとまあ妥当なところだろう。

 

 ワンウェイコースなのでスポーツセンターからスタート地点の昨年から道の駅になったピルケの森までバスで移動。

 スタート地点でアップしてみたが冷えた新雪で滑りが良くない。スタート地点まで届けてくれる荷物袋に靴とベンチコートを預かって再びスタート地点へ。

 スタート前。10年ぶり3回目の参加だが、初めて十勝岳と美瑛岳が見えた。

 

 最初の2kmほどは山の方へ向かって緩やかな登りである。後ろの方に並んだのに、滑りが悪く辛くて、どんどん追い越される。2分ほどで休憩がてらの撮影タイム。

 

 まもなく美瑛川の堤防へ出る。待っていた下りである。こちらはザラメ雪なのでとても良く滑る。前半は追い抜きモードを楽しむ。1km表示が面白いくらい速く過ぎる。

 河川敷へ下りて、17km地点の2つめのエード。バナナもあったが水だけ飲む。

 

 河川敷のコースと折り返してくる堤防上の選手。

  

 スポーツセンターのグランドがゴール地点。温かい飲み物や豚汁などが振る舞われていた。

 

 ゴールで頂いた参加賞と記録証

 今シーズンのクロカンレースはこれで最後である。下り勾配と良く滑るザラメ雪のお陰で、それなりに心地よい滑走を楽しむことができて大満足である。

 帰路途中のバーデン富良野の温泉に寄って疲れを癒し、ブログを打った。

 そのあと札幌のニッセンスポーツに寄って、「HBCラジオハウス」で傷だらけになった方のスキーをチューンナップに出して、走れるとこまで走ってどこかで車中泊の予定。


厳寒ゆえの辛走「おおたき国際スキーマラソン」

2020年02月09日 | スキー・クロカン

 2月の4週連続のエントリーした大会で唯一実施された「第30回おおたき国際スキーマラソン大会」だが、今年一番の寒さに見舞われたために滑りが悪くて辛いレースになってしまった。登りの辛さばかり印象に残り、下りも滑らず残念ながら滑走を楽しむとまでは行かなかった。

 ホテルを出て会場に到着した時には、気温-14℃、雪温-14℃という厳しさだった。寒いので、上下1枚ずつ多く着込んで、頭からフードも被った。スタート時は気温-10℃、雪温-7℃になった。それでも最後まで汗を搔くことはなかった。

 受付を済ませて開催要項を見たら、20km70歳以上の部のエントリーが26名で、自分より年長者はわずか4人しかいなかった。だんだん寂しくなる。なお、20kmのほかに9km、5km、3kmの部がある。

 アップを兼ねてスキー2台のワックステストをした。昨年の失敗からフッ素入りでなくベースワックスのブルーを塗った板と、フッ素入りのブルーとグリーンを混ぜた板だったが、後者の方が滑りが良かったので、それを履くことにして、スタートレーンに板を置いた。

コース図・・・20kmの部は赤線の10kmコースを2周する。

 

1周10kmコースの高低差のプロフィール。昨年までより登りが多くなり、非常に辛かった。

 

スタート地点で顔を合わせた同じ函トラのトライアスリートのイケちゃんと共に。

彼はゴール後すぐに帰らなくてはならないとのことで、妻に無料入浴券をいただいた。

 

帯広から初参加のまやさんと共に。彼女もトライアスリートで、この後年代別2位に入賞した。

数年前までの帯広の「十勝大平原クロカン」ではこちらの応援団だったのに、今ではとても敵わない凄いアスリートになった。

 

スタート地点で前に並んでいる人たち

 

スタート地点に並んだ20kmの部の選手たち(妻撮影)。

 

スタート。20mほどはスケーティング禁止なので、推進滑走で進む(妻撮影)。

 

最も辛いゲキ坂・・・1周目は周りにたくさんいたが、2周目は寂しくなっていた。

 

1周目から2周目に入る。1周目で1時間04分だった。先週の練習では写真を撮りながら何度も立ち止まったのに1時間だった。

今日はレースモードなので1時間は切れると思っていたが・・・それだけ雪温が低くて滑らなかったということである。

 

2周目の最高地点・・後続の選手を写す。

 

2周目のゴール100m手前。このあと2時間11分台でゴール。正式タイムと部門別順位は2/12日(水)の「道新スポーツ」に掲載。

 

自分がゴールしてから40分後の20kmの部の最終ランナーのゴール場面。ゴール地点で立ち止まっている方は東京から参加の70代の方だった。徳舜瞥岳が見えたのでパチリ。

このあと、いつもは全部張り出される暫定順位とタイムは、今回はいくら待っても12時以降のゴールの選手の分が掲示されなかった。70歳以上の部は12時前にゴールした方が17位だった。去年が17位だったので、だいぶ落ちているようだ。

無料入浴券で北湯沢温泉のホロホロ山荘で疲れを癒して帰路に就いた。

 

ゴール後にいただいたもの・・・左30回記念品のポット、キノコとOS1は完走の景品、右は抽選の外れくじ。

来週の追加申し込みをした「びえい宮様」は気温が高くなりそうだし、概ね緩い下り勾配なので、滑りを楽しむことができそうだと思うのだが・・・?


ようやく雪に恵まれた「ライフスポーツ第6回スキー講習会」

2020年02月05日 | スキー・クロカン

 函館ライフスポーツ第6回スキー講習会は、ここ2日間の降雪に恵まれ、これまでで最高のゲレンデコンデションだった。

 七飯スノーパークのゴンドラの山頂駅付近は積雪80cm。霧氷の上に雪をかぶったダケカンバの樹雪が美しかった。

 開会式

 

班別の発表~上の緑が講師名、その下が今回の受講者名

 

 今日の我が班・・・男性3名と女性2名の混合班。中に89歳の男性もいる。ほかは全員70代前半。右は自分。

 午後からは女性が1名早退、89歳の方は14時で早退したが、講習内容はこれまでとほぼ同じ内容のいろいろなトレーニングを中心に行った。

 89歳の方の滑り ↑

最後の1本は3名になってしまった。ようやく姿を現した駒ケ岳に向かってトレーンで滑る。

以下は、昼休みに1本ゴンドラで上がって撮影したダケカンバの樹雪 ↓


XCスキーin3回目の大滝

2020年02月02日 | スキー・クロカン

 大会の新コースの最高地点の広々とした牧草地?から徳舜瞥岳とホロホロ山を眺める。

 本来であれば、今日は「札幌国際スキーマラソン」で25kmを滑走しているはずだったが、中止になったので、大滝へ3回目の練習に出掛けた。

 5:00に家を出て、8:30に到着。準備をして9:00から滑り始めて、2回短時間休憩所で休んだが、大会本番コースを2周したほかにグランドや5kmコースを滑って、12:00までにトータルで27kmを滑走することができた。

 来週日曜日の「おおたき国際スキーマラソン」が開催されることになったので、てっきり雪が増えているのかと思ったが、向こうも雨だったようで、むしろ積雪が減っていた。しかし、大会本番の10kmコース(大会では2周する)も、まだ完全ではないが整備されていて滑ることができたので良い練習になった。10kmコースの内、4kmほどは新コースだった。

 GPSトラックログ。

 

 総合グランドには、すでに来週の大会のスタート・ゴール地点の関門が設置されていた。

 

 新コースの5km・15km地点・・・緩やかな農道コースを登る

 

 緩やかな下りの農道コースの正面に徳舜瞥岳(右)とホロホロ山の北西尾根を眺める。

 

新コースの最高地点の牧草地?へ入っていく。この平坦地は大きくS字形にジグを切った快適なコースになっている。

 

 最高地点の平坦地の先(7km・17km地点)には、カーブした急な下りが待っている。直線ならまっすぐ滑って行けるが、カーブしているので非常に怖い。当日は、転倒者も出そうなので一人ずつ下らないと危険である。多分この前で渋滞が起きるだろう。

 ここからゴールまでの3kmはほぼ下りばかりである。この先で1周目の疲れも回復し、元気に2周目に入れそう。

 

 昼食時の休憩所・キートスマヤ・・・日曜日なので混んでいた。写っていない手前にも7~8人が座っている。

 12:00から昼食を摂り、12:50にここから無料温泉の大滝共同浴場「ふるさとの湯」へ向かう。疲れを癒して帰路に就き。17:00には帰宅できた。


残念ながら「湧別原野オホーツククロカンスキー大会」は中止に!

2020年01月31日 | スキー・クロカン

 今日の実行委員会臨時総会で開催の可否を決定することになっていた、2/23開催予定の第35回湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会」「中止」となった。

 ここ数日のオホーツク海側のドカ雪で大丈夫だろうと期待していたのに・・・一番楽しみにしている国内最長80kmのメインレースなだけに、非常に残念だ。

 公式HPによる理由は「例年にない雪不足の影響で、コース整備がほとんど出来ない状況が続き、今後まとまった雪が何回か必要となりますが期待できないことから、苦渋の判断をしたものです。」とのこと。参加料は、口座振り込みで返金されるとのこと。ここ数日のドカ雪だけでは無理だったようだ。

<翌日追記>

 地元の方からの情報では、海に近い方はそこそこ降ったものの、白滝や丸瀬布がまだまだ少ないそうだ。

 

 なお、やはり今日決定されることになっていた2/9の「第30回おおたき国際スキーマラソン大会」は、今日の朝のうちに伊達市のHP「開催決定」の報が載っていた。

 「例年にない雪不足のため、大会の実施可否を検討していましたが、予定どおり全種目を開催することになりました。今現在も、コース一部の雪不足と今後の天候によりコース状況の悪化も懸念されますが、できる限りのコース整備と準備を進めていきます。」とのこと。

 さらに、2/16の「第32回恵庭クロカンスキー大会」は、今日の実行委員会で「開催」「中止」の判断をいつまでに行うことにするかを協議することになっていたが、2/3発送の「ゼッケン引き換えハガキ」に判断結果を知らせる日程と判断結果の確認方法について記載する予定となっているようなので、それが届かなければはっきりしないようだ。

 すでに、2/2の「札幌国際スキーマラソン大会」は中止になっているので、最悪の場合、「おおたき」のみとなりそうな感じである。それだけに、「恵庭」はぜひ開催してほしいと願っている。

 いずれにしても、明後日(2/2)は天気が比較的良さそうなので、また大滝まで行って練習しようと思っている。


「私のスキー史」~70代前半を振り返る

2020年01月30日 | スキー・クロカン

                                 

 このブログの親サイトであるホームページ「一人歩きの北海道山紀行」の目次の中に「スキーあれこれ」という項目がある。その中に、幼少のころからの自分のスキー歴を年代ごとに記してきた「私のスキー史」というページがある。今回、それに「70代前半」を加筆した。

 それをもとに、70代前半の自分のスキーを少し詳しく振り返ってみたい。

 この5年間は、スキー関係の役職をすべて降りて、特にゲレンデスキーは、純粋に自分のためのスキーを楽しめるようになったことが一番大きい。

 71歳で、6期12年間務めた「函館スキー指導員会会長」の職を辞し、さらに、73歳で、やはり6期12年務めた「北海道スキー指導者協会副会長」の職を辞した。さらに、72歳のときに、15年ほど会長を務めたクロカンスキークラブ「函館XC-KID'S(クロカンキッズ)」も会員減に伴い、もともとの主体だった「函館トライアスロンクラブ」に吸収する形で解散した。

 自分の場合、スキーといっても、指導員歴49年目を迎えるゲレンデスキーのほかに、25年目を迎えるクロカンスキーと、20年目を迎える山スキーと、それぞれ用具もフィールドも違う3種類のスキーを楽しんでいる。

 昨シーズンのそれぞれの滑走日数を調べてみたら、ゲレンデスキー11日、クロカンスキー9日、山スキー9日の合計29日だった。最近は多少の変動はあるにしても、どのシーズンもだいたいこの程度である。20代のころ、ゲレンデスキーだけでも40~50日も滑ったころが懐かしい。

 

 ゲレンデスキー(一般スキー)は、26歳で全日本スキー連盟公認の準指導員を取得して以来、指導員歴49シーズン目を迎えている。その間、29歳で指導員を取得、65歳で功労指導員に認定されている。

   現在は、「函館ライフスポーツ」のコーチスタッフとしてのシーズン8回ほどの講習と、シーズン2回の「HYML(北海道の山メーリングリスト)スキーキャンプ」の講習がメインである。これらの機会には本当に感謝している。最近はスキー人口が少なくなって、指導員の資格を持っていても、指導の機会がほとんどない人が非常に多いからだ。そんなことから資格を返上する人も増えている。

 指導員歴が長いために、教えながら一緒に滑ることが身に沁みついているためか、フリーでゲレンデを滑っていても全然楽しくない。たまに出掛けるが、数本滑れば飽きてくる。

 そんなこともあり、50代前後は指導の機会も減り、ゲレンデスキーにも飽きが来て、クロカンスキーや山スキーへとシフトしたものである。当時の2㍍近いスキーでは体力的なこともあり、60歳になったら指導員の資格を返上しようとさえ思っていた。しかし、それを救ってくれたのは、50代後半に登場した体力をそれほど必要としない、簡単にターンができる「カービングスキーの出現」と、指導の機会を与えてくれたシニアを対象としたスキー中心のクラブ「函館ライフスポーツの創設」だった。この2つがなかったら、今頃は指導員の資格をとっくに返上していたであろう。

 そのお陰で「ライフスポーツ」のコーチ会員も83歳を筆頭に70代がほとんどで、会員全体では、89歳から年齢が途切れることなく60歳前半まで、平均年齢73歳という構成である。カービングスキーと、週1ペースでの講習会のお陰で、会員のレベルが高くなり、今やほとんどが上級者である。したがって、上級の滑りを教えることを通して自分も滑りを楽しむことができるようになっているので、この年齢になってもこちらのレベルも落ちているとは思わない。

 

 クロスカントリースキー(スキーマラソン)は、この5年間は、1月の「HBCラジオハウス歩くスキー大会(15km))」、2月は4週連続の「札幌国際スキーマラソン(50km)」、「おおたき億歳スキーマラソン(15km)」、「恵庭クロスカントリースキー大会(30km)」、「湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会(80km)」に欠かさず出場してきた。それぞれ、会場までの運転と車中泊のセットである。

   さすが、70代に入ってからは、タイムも順位もガクンと落ちてきている。しかし、どの大会も自分より高齢の方は数えるしかいない。それでも、国内最長の80kmを滑走する「湧別原野」は、一昨年までは出場者全体の真ん中以内の順位を維持していた。昨年でついに真ん中以下になった。それでも、「頑張らないで、滑走を楽しむ」ことを目標にして参加し続けられるだけでも幸せである。

 今年は、登りがきつくて楽しさより辛さが強くなってきた2月第1週の「札幌国際」は50kmから25kmにエントリー替えしたが、雪不足で中止となった。第2週の「おおたき」は最長部門が15kmから20kmになったが、やはり雪不足の関係で、開催の可否は明日の状況で判断されることになっている。そのあとの大会も明日の段階で可否の見通しが判断されるようだ。今日と明日のドカ雪予報が幸いすることを願っている。

 

        

 山スキー(バックカントリースキー)は、道南地域では、滑りを楽しむために登るような山は非常に限られている。したがって、道南の山では、長い林道歩きや登るための道具としての出番がほとんどである。

 以前は、滑りを楽しむために単独でニセコや羊蹄山へも出かけていたが、最近は、HYMLの「三段山オフミ」への参加や、講師を依頼される「スキーキャンプ」の羊蹄山で楽しむことが多い。

 最近は、参加者の中で最高齢のことが多いが、年中フルに体を動かしているせいか、登りでも滑りでも後れを取ることはない。特に、それが目的の醍醐味満点の深雪滑降では、まだ滑りが落ちているとは思わない。思うようなターンができた時には、「75歳でもまだまだ滑れる!」と歓喜の声を上げている。


ライフスポーツ第5回スキー講習会

2020年01月28日 | スキー・クロカン

 本日の我が班、男性1、女性3の混合班。バックは微かに霧氷が張り付いている林。

 ついに、函館の公式記録の積雪がゼロを記録した。1月下旬にこの状況は多分人生初だと思われる。

 スキー場は前回からほとんど雪が降っていなくて、相変わらず急斜面はアイスバーンが顔を出してる状態だった。

 今日の講習内容は、前回とほぼ同じく、外向傾の取り方と外スキーの踏み方、シュテムターンからパラレルターンへの移行、横滑りのための内足の使い方、大回り、中回り、小回りの上体の運動の違い、それらを利用したリズム変化などを中心に行った。午後の1本目で疲れから休憩した方が出て、2本目の滑りの撮影時には1名減の状態だった。

 

 帰りに大沼公園に寄り、氷の切り出し作業をカメラに収めて来た。明日のブログにアップ予定。


第2回目HYMLスキーキャンプ2日目in羊蹄山・神社の沢コース

2020年01月26日 | スキー・クロカン

 今日の2日目は、毎年羊蹄山の神社の沢コースのバックカントリースキーである。

 今年は羊蹄山も例年より大幅な雪不足だったが、素晴らしい天候に恵まれて、それぞれの技量に合わせて40cmほどの深雪滑降を楽しんだ。

 スキーに行かない方もいたので、朝食(カレーうどん)後に大魔人山荘での集合写真を撮って、7:30に出発した。

       

 例年は、1000m以上まで登っていたが、今回は初心者もいるので、斜度が急になる手前まで登って、途中まで滑ってシールを張り直して登り返してもう1回滑るグループと、上まで登って1回滑るグループに分かれた。自分は初心者の面倒を見るために登り返すグループで滑った。

 結果滝に780mまで登って、そこで2グループに分かれ、700mまで滑って、780m地点まで登り返して2回目の滑りをした。

 

 8:00前にスタートし、広い植栽地の中を進む。雪面に頭を出す枯草や植林された幼木の様子を見ても、例年より1m近く積雪が少ない感じである。

 

 トップ画像の集合写真に自分は写っていないので、一人だけ写してもらった。

 

  2時間近く登った780m地点で、上まで登るグループと、少し滑って登り返すグループと分かれた。

 1本目は初心者に付きっきりで滑ったので、写真を撮る余裕がなかった。ところがその初心者が2本目は見違えるように滑ることができたので、こちらも滑りを楽しみ、写真を撮る余裕もあった。

 積雪が少ないので、雪の下の地形の影響が大きく凸凹が多かったが、軽い雪でそれなりに深雪滑降を十分楽しむことができた。

 登り返した2回目の滑りの途中で、上まで行ったグループが追い付いて、合流することができた。

 

 12:00、全員、無事に下山して解散。この後、自分はまっかり温泉に入って帰路に就いた。


第2回目HYMLスキーキャンプ1日目inニセコモイワスキー場

2020年01月25日 | スキー・クロカン

 12月の札幌国際スキー場での第1回目に引き続き、第2回は、明日の羊蹄山でのバックカントリースキーの事前講習が今日である。

 上中級班と初中班とテレマーク班の3班編成で、講師も含めて合計16名だった。

 自分は第1回に引き続き、初中級班の6名だったが、1名が午前の途中で足を少し痛めて休憩したので、写真を撮った午後から5人になった。

 終了後はニセコ駅前の綺羅の湯でのんびり疲れを癒して、会員仲間の大魔人山荘へ。

 今夜の夕食。マカロニサラダ、チャーハン、水餃子。

 これが一人分。

 自己紹介の時間

 今日参加の昔のお嬢様ご一同


「札幌国際スキーマラソン大会」中止に、しかし、大滝で2回目の練習

2020年01月24日 | スキー・クロカン

 昨朝のTVニュースでも、昨日の新聞でも報じられていたが、2/2(日)予定の「札幌国際マラソン大会」が中止になったようだ。

 積雪不足で、安全に走行するコース整備ができないと判断したようだ。先日の「HBCラジオハウス歩くスキー大会」でも、石につまずいて転倒してケガをした人がいたようだ。

 参加費は、大会記念品と一緒に郵便振替で全員に返送するとのこと。大変な作業になるだろう。

 今後の雪次第だが、その後の大会も危うい感じで、中止を検討していろところもあるらしい。

 それにしても今年の冬は異状である。

 昨夕の我が家の前

 

 昨年の今日1/24の朝の様子(これが例年の状態である)

 今日の函館の積雪はわずか2cmとのことで、日当たりの良いところは全く雪がない。過去に雪のない正月は記憶にあるが、1月下旬になってもこのような雪が少ない年は、人生初といっても良いだろう。

 

XCスキーin2回目の大滝

 明日と明後日は、ニセコと羊蹄山で、1泊2日のHYML第2回スキーキャンプの予定である。向こうへ行くついでに、今日は大滝まで走って、2回目のXCスキーの練習をした。

 昼に着いたら、休憩所に下記のような張り紙が・・・。

 まだ、大会用のコース造りに入れない状況のようで、ドカ雪でも来ないとヤバそうだ。

 休憩所での話題は、もっぱらこのあとの大会の心配だった。最悪の場合、エントリーしている大会すべてが中止になる可能性も強くなってきた。

 天気はまあまあだったが、風が強かった。滑り出したら、昨日の疲れが残っている感じで、体が重かった。

 大会用の表示板は設置済みだったが・・・。

 滑っているうちに吹雪模様になってきたこともあり、無理しないで、結局15kmで終了した。

 ゆっくり休んで、14:40には、無料の大滝ふるさとの湯へ。

 これから、ニセコ道の駅まで走って、車中泊の予定。


スキーヘルメットのベタベタの除去

2020年01月22日 | スキー・クロカン

 2012年に購入したスキーヘルメットだが、ここ数年、表面がベタベタして、ごみが付きやすく、いつも汚れている感じで気になっていた。

 濡れた布で拭いても汚れも落ちないし、ベタベタ感もなくならない。乾いた布で拭いても、布が粘り付くだけでどうにもならなかった。

 いろいろネットで調べてみたら、同じ悩みを持っている人が多く、その除去の方法も書かれていた。

 この原因は、艶消し塗装(マット塗装)だった。この艶消し塗装は経年劣化とともに加水分解して、ベタベタになるらしい。

 いろいろ試した人がいて、もっとも効果的なのが、燃料用アルコールで根気よく擦って、艶消し塗装の部分を剥がすことらしい。

    

 すぐ近所のツルハで燃料用アルコールを購入してきた。500mlで350円ほどだった。初めはウエス(布切れ)で擦ってみたが、なかなか剥がれてくれない。そこで、家にあった脱脂綿(コットン)で擦ったら、割と効率的だった。

 しかし、そうは簡単に剥がれてくれない。妻も手伝ってくれて2時間ほど根気強く頑張ったら、まだ若干ムラはあるが、まあなんとかツヤツヤ・ピカピカに見違えるようになった。しかし、治療中の肩の痛みには良くなかったようだ・・・。

 当然、艶消し塗装ではなくなったが、ベタベタ感もなくなり、今度は汚れも付かないだろうし、付いたとしても濡れた布で拭くこともできるだろう。

 ただ、擦り過ぎてメーカー名のALPINAの文字が薄くなってしまった。また、空気抜きの周りの黒い部分もベタベタしているが、これはいくら擦ってもなくならなかった。明日にでも、この部分だけもう少し頑張ってみようと思う。


第4回ライフスポーツスキー講習会

2020年01月22日 | スキー・クロカン

  本日の我が班~男性2名、女性2名の混合班、一番下が本人

 前回の第3回から雪は降っておらず、ゲレンデコンデションは似たようなものだったが、気温が高い分、アイスバーン部分が少し緩んでいて若干滑りやすかった。

 今日も、午前中は外スキーをしっかり踏み込んで回すための外向系の取り方を中心に、シュテムターンからパラレルターンへの移行をもとに、内スキーから外スキーへのスムーズな重心の移動など。午後からは、小回りターン、中回りターン、大回りターンのそれぞれの上体の運動の違いを中心に行い、最後はそれらを混ぜたリズム変化とそれへの対応を中心に行った。

 開会式・・・会長の挨拶~主任講師の説明~講師と班別の発表

 

中回りターンのトレーンで滑る

 

 大回りのトレーンで滑る