北海道新聞朝刊
不本意だった函館マラソンから一夜明けたが、不思議なことに筋肉痛が全くない。真剣に走らなかったからか・・・?
大会となれば、どうしてもタイムや順位が気になるものである。再出場した66歳から昨年までは、6分/kmイーブンで走ることを目標として参加してきたし、練習もそれを目標としてきた。
今年で10年目を迎えたが、練習でも思うように走ることができないまま本番を迎えて、これまで通りの走りは無理だとは思っていた。トイレ駆け込みというハプニングはあったが、それがなくても昨年までとは同じペースやタイムで走ることはできなかったはずである。
これまでも不本意なレースはあったが、練習も本番もそれなりに楽しく走ることができた。しかし、今年は練習段階から思うように走れないこともあり、目標タイムを意識すると辛いだけで楽しさを感じることはなかった。
そもそも走ることは単調で、楽しいと思うよりは辛さを感じる方が多く、あまり好きになれなかった。それでも続けてこれたのは、登山やスキーマラソンのトレーニングになると思うことと、練習や大会で走り終えた時の満足感と充実感が支えだった。
完走狙いだけならタイム的にも体力的にもまだまだ余裕はあるので大会参加を続けることは可能である。しかし、大会へ向けての練習となるとまた辛いものがあるだろう。また、6月中旬から7月上旬は山の花の時期だが、これまでもマラソン大会に備えて自粛してきた経緯もある。
ちょうど再出場10年目を区切りに大会参加は卒業して、これからは、体力づくりのために気の向いたときのスロージョグにシフトチェンジしたい。やはりワーストタイムだった妻も夏場の大会は必ず頭痛を起こすので、もうこれで止めにしたいと話している。
そこで、不本意ながらの完走祝いとマラソン大会卒業祝いで居酒屋へ出掛けた。