蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

チェンジリング

2009年09月14日 | 映画の感想
チェンジリング

アメリカ1920年代の実話をもとにした映画。

母子家庭の母親である主人公(アンジェリーナ・ジョリー)の子供(小学生低学年くらい)は誘拐されるが、警察が見つけ出し連れ戻す。
しかし、主人公は一見して別人であることがわかり、周囲の人も別人であると認める。しかし、いったん美談を仕立てた警察は絶対にそれを認めず、強硬に抗議する主人公を精神病院に押し込めてします。そこには同様に警察から押し込められた人がたくさんいた。
別の子供誘拐・殺害事件の捜査から主人公の子供もその事件の犯人に誘拐されてたことが判明し、警察の批判をしていたグループは主人公を病院からすくい出す。
そして被害者で犯人から逃げ出した少年の証言から主人公の子供も犯人のアジトから逃げしていたことがわかる。主人公は諦めることなく息子の行方を捜し続ける。

イーストウッドの監督作品らしく、けっこうこみいった筋なのに、ストーリーが分かりやすく、スピーディに展開する。警察に対ししてつっぱり続ける主人公の行動も不自然さはなく素直にシンパシーを感じられるし、やや残酷とも言える結末もそれなりに納得性があった。

楽しめて感動できる一級品のエンタテイメント。アンジェリーナ・ジョリーもいつもと違う役柄を熱演(ちょっと熱が入りすぎてややクサいところもあるが)。
コメント
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