蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

マリアナ機動戦-1

2009年09月24日 | 本の感想
マリアナ機動戦-1(谷甲州 中公Cノベル)

「覇者の戦塵」シリーズはここのところ1年に1冊のペースなので、いつも「もう打ち切りか?」なんて心配をさせられるが、やっと新刊がでた。しかも久しぶりに派手な艦隊か航空決戦を期待させるタイトルでさっそく読んだ。

斜めに張り出した航空甲板を持つ(ソ連海軍のミンスクみたいな感じ)防空巡洋艦「大峰」が登場して、「おお、やっぱり派手なストーリーか」と思わせたが、やっぱ相当に地味な話だった。一番盛り上がるのは大峰への着陸シーンなんだから、推して知るべし。

しかし、一方で蓮美大佐が本当に久々に登場(本シリーズでほぼ唯一といってもいいキャラが立った登場人物なのに長らく出番がなく、もう出てこないかと思ってた)したし、艦隊戦が発生しそうな流れではあるので、「2」に期待したい。(また1年後かもしれないけど)
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