蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

月に囚われた男

2011年11月26日 | 映画の感想
月に囚われた男

近未来、地球は月で採掘される資源にエネルギーを依存するようになる。
月の裏側の採掘基地でたった一人で管理業務をする男が主人公。というか、この男以外に出演者はいない(ビデオ画像で数人が現れるのみ)。

3年の任期満了を間近に控えて主人公は、故障した採掘機器を修理しようとしていて事故にあって意識を失う。
基地の機能に救われたと思っていたが、実はこの基地には主人公のクローンが用意されていて、意識を取り戻したのはクローンだった。
オリジナル(かどうかも不明~主人公もクローンなのかも)の主人公は基地外に放置されたままだった。クローンはオリジナルを発見して基地に連れ戻す。
採掘会社からの救難船が到着すれば(違法行為である)クローン利用の発覚を恐れて真相を知ってしまったクローンとオリジナルが処分される可能性が高い。さあ、どうする・・・という話。

オリジナルとクローンの一人二役?ながら、不自然さがなく(設定自体は不自然だが、見ていて納得できるというか)、不条理な状況を十分に楽しめた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サムライブルーの料理人 | トップ | 愛する人 »

コメントを投稿

映画の感想」カテゴリの最新記事