蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

新感染 ファイナル・エクスプレス

2019年11月04日 | 映画の感想
新感染 ファイナル・エクスプレス

冷徹なファンドマネージャであるソ・ソグは離婚して娘のスアンを引き取り、自分の母と3人暮らし。スアンが母に会いたいとせがむので、釜山行きの急行列車で連れていくことにする。その列車には感染すると狂暴化し、他人に噛み付いて感染を拡大しようとするウイルスの保有者が乗っており・・・という話。

「新感染」という邦題はいかにもベタすぎないだろうか。原題は「釜山行き」とのことなので。

私の妻も娘も韓国ドラマが大好きで、録画を撮りためては二人でワイワイ観ている。チラリ見しただけでも、あまりに画一的な展開(イジメぬかれた主人公がついには・・・)にゲンナリする。
さらに(私は)ゾンビ映画もキライなのだけど、いきつけのツ●ヤの旧作?ランキングで上位にあり、かつ未見のものは本作くらいだったので、観てみることにした。

ゾンビ映画の文法をふまえてはいる(ただし、感染→発病のリードタイムは異常に短い。また、グロいシーンが抑制気味なのはよかった)ものの、韓国風?全開で、邦題さながらのベタベタな内容だった。
ところが、本作ではゲンナリするどころか、クライマックスで主人公が娘と決別するあたりではジーンとしてしまった。

普段は家族が観ているのを盗み見する程度だから韓国ドラマの良さを理解できていなかったのかもしれない。先入観を持たずに没入すれば違う世界が開けてくるのだろうか??

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