急にさむくなり、
深まる秋というより 冬の訪れを感じさせるこの頃。
クリニックでは、11月に入ってから
毎日たくさんの方にインフルエンザワクチンを接種している。
わたしもつい昨日、
余ったぶんを 半強制的に??打たれてしまった。
(インフルエンザワクチンは、1本でおとなふたりぶんがとれる)
これがまた、どう打っても痛いのよねぇ。
ハリを刺すときは なんてことないのだが、
クスリが注入されているあいだが、痛いのなんのって…
きゅーんとした刺激を感じる痛さ。
「ちっとも痛くなかったです」
と、まるで平気な様子のかたも多いのだが、
このワクチンの痛み刺激の感受性って
ひとによってすごく差があるんだろうか。
わたしは 誰にどう打ってもらっても、
痛くなかったためしはない。
打ったあとの反応も、
まったく腫れないひともいれば
打ったその直後から 腫れはじめて熱をもつひともいるので、
感じる痛みもきっと ひとによってちがうのだろう。
わたしは 打った直後からとはいかないまでも、
その日から 腫れはじめ、
2~3日は 上腕が重だるく、
当たると痛む。
3日ほど経った、副反応の最後の時期には かゆくなってくる。
でも、インフルエンザにかからないようにすることは
自分のためでもあるけれど、
ひとのためでもあり。
まあこれで、医療従事者としても
1年にいちどのちいさな責任を果たせたということで(笑)。
ちなみに、
2~3日の腫れや 熱感は よくあることで、
自然におさまるので 心配はいらない。
とくに
働きざかりの人、
高齢者の人、
介護する人、
高齢者や こどもがおうちにいる人、
カゼやインフルエンザが重症化するとたいへんな病気をもつ人、
体力のない人は 受けるほうが…
こう書いてみると、
ほとんどの人が 接種を受けるのがのぞましいということになるが、
そりゃあ 誰もが、
かからないのがいちばんだ。
かかっても、かるくすむほうがよいし。
というわけで、
体質的に 卵アレルギーなどで受けられないひと以外は
接種をおすすめします。
接種後も、
うがい・手洗い・じゅうぶんな休養&栄養をとるなどの生活習慣で
予防につとめることは もちろん必要。
インフルエンザワクチンを受けても、
ふつうのカゼに対する抗体は できませんよ~
あたりまえか。
ともあれ、
体調をくずしやすく あわただしくもあるこの時期、
おからだに 気をつけてお過ごし下さいね。