桜も満開になりました。
今年は、入学式や入社式の時期に桜も見頃でよかったですね。
人生のたいせつな節目に、彩りをそえてくれたことでしょう。
今の時期は、
旧暦の七十二候では、清明の次候、
「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」。
清明とは、すべてのものが清らかで生き生きとするころのこと。
若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、
生命が輝く季節の到来 とあります。
いい季節になりましたね。
新暦では、およそ4月9日~13日ごろで、
日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。
夏場はシベリアへ、秋にはまた日本へ渡ってくるそうです。
ここしばらくの間に、続けて訃報がありました。
直接に親しい交流をしている間柄の方々ではなかったのですが、
どちらの方も、それぞれ同好の士といえるお仲間で、
親しく会話を交わしたこともありました。
おひとりは20代の、理知的できれいなお嬢さん。
着物がお好きで、成人の頃から着付けを習って着物に親しんでいらした方で、
ごく最近は、
お友達に飾り結びで帯を結んであげたいのだと、
そのために、あらためて習いに通われていました。
自死だと聞いたときには愕然としました。
もうひとりの方は70代の、ひとり暮らしの女性。
おひとり暮らしではありましたが、
毎週末には娘さんのおうちを訪ねられ、
近所のご友人とも親しいおつきあいがあり、
趣味の声楽・コーラスにも励んでおられ、
活動的に出かけて行かれるかたでした。
入浴中に、天に召されました。
どんな最期も、
そのひとの寿命だと受けとめるほかないのだとわかってはいても、
つらいものがあります。
お嬢さんの、生きておられたらあったであろう、豊かな未来。
おひとりではないさいごを迎えられたかも知れない女性。
生きているとは、生かされているということなのだと、
そんな思いをあらたにします。
あくせくするうちに過ぎる1日。
ぼんやりして、何もしなかったかのような1日。
いろいろありますが、
さいごのときがいつ来てもいいように日々を生きるとは、
なかなかにむずかしいものですね。
今ここ、今日をていねいに生きようと、
何度も自分に言い聞かせます。
先ばかり見すぎずに、過去ばかり振り返らずに。
今年は、入学式や入社式の時期に桜も見頃でよかったですね。
人生のたいせつな節目に、彩りをそえてくれたことでしょう。
今の時期は、
旧暦の七十二候では、清明の次候、
「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」。
清明とは、すべてのものが清らかで生き生きとするころのこと。
若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、
生命が輝く季節の到来 とあります。
いい季節になりましたね。
新暦では、およそ4月9日~13日ごろで、
日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。
夏場はシベリアへ、秋にはまた日本へ渡ってくるそうです。
ここしばらくの間に、続けて訃報がありました。
直接に親しい交流をしている間柄の方々ではなかったのですが、
どちらの方も、それぞれ同好の士といえるお仲間で、
親しく会話を交わしたこともありました。
おひとりは20代の、理知的できれいなお嬢さん。
着物がお好きで、成人の頃から着付けを習って着物に親しんでいらした方で、
ごく最近は、
お友達に飾り結びで帯を結んであげたいのだと、
そのために、あらためて習いに通われていました。
自死だと聞いたときには愕然としました。
もうひとりの方は70代の、ひとり暮らしの女性。
おひとり暮らしではありましたが、
毎週末には娘さんのおうちを訪ねられ、
近所のご友人とも親しいおつきあいがあり、
趣味の声楽・コーラスにも励んでおられ、
活動的に出かけて行かれるかたでした。
入浴中に、天に召されました。
どんな最期も、
そのひとの寿命だと受けとめるほかないのだとわかってはいても、
つらいものがあります。
お嬢さんの、生きておられたらあったであろう、豊かな未来。
おひとりではないさいごを迎えられたかも知れない女性。
生きているとは、生かされているということなのだと、
そんな思いをあらたにします。
あくせくするうちに過ぎる1日。
ぼんやりして、何もしなかったかのような1日。
いろいろありますが、
さいごのときがいつ来てもいいように日々を生きるとは、
なかなかにむずかしいものですね。
今ここ、今日をていねいに生きようと、
何度も自分に言い聞かせます。
先ばかり見すぎずに、過去ばかり振り返らずに。
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