新暦の、およそ6月5日~9日ごろの今の時期は
旧暦では芒種の初候、
「蟷螂生ず(かまきりしょうず)」
です。
芒種とは、
稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと。
蟷螂生ず とは、
かまきりが生まれるころ。
かまきりは、稲や野菜には手をつけず、
害虫を捕まえてくれるのだそうですね。
先日は、お誘いをいただき
「佐伯祐三展」におでかけしました。
昨年できたばかりの大阪中之島美術館です。
近くの中之島公会堂には、そのころ通っていた合唱団の練習会場として
毎週のように出かけていたころがありましたが、
中之島を訪ねるのも、ひさしぶりのことでした。
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近頃は、美術展会場での撮影がOKのことが多くなっていますね。
「この絵は撮っちゃダメよ」
という表示のあるもの以外は許可されていました。
日本からパリへ。
いったん帰国してから、再びパリへ。
そのパリで、30歳という若さで帰らぬ人となった佐伯祐三ですが、
およそ10年ほどの画家としての活動期間に、数多くの作品をのこしました。
親しい人々の死や、自身の病弱さという人生の困難の中で、
自分の絵に迷い悩みつづけ、
ブラマンクやユトリロの影響を受けつつも、
自身の絵を確立してゆくさまが感じられるような美術展でした。
節目節目で、その色合い、筆遣いが、絵が変わってゆくのがわかります。
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「人形」
風景画が多い中で、心魅かれた静物画のひとつがこの絵です。
生きた少女のような存在感のあるこの絵のモデルはお人形。
佐伯祐三がひとめぼれして買いもとめ、
当座の生活費に困って知人に借金したり、日本から送金してもらった??
などのエピソードがあるらしく、なんだか親しみがわいてほほえましい。。。
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「レ・ジュ・ド・ノエル」
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「酒場」(オー・カーヴ・ブルー)
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「靴屋」(コルドヌリ)
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「バーの入り口」
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「共同便所」
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「モランの寺」
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「煉瓦焼場」
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「扉」
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もう外に出て絵を描く体力のなくなった佐伯祐三が、
モデルを頼んで家の中で描いた、絶筆といえる「郵便配達夫」。
いのちの灯が消えかかっている人とは思えぬエネルギーを、
力強さを感じます。
あるいは、だからこそ、なのでしょうか。
亡き画家と対話している美術展 さくら
旧暦では芒種の初候、
「蟷螂生ず(かまきりしょうず)」
です。
芒種とは、
稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと。
蟷螂生ず とは、
かまきりが生まれるころ。
かまきりは、稲や野菜には手をつけず、
害虫を捕まえてくれるのだそうですね。
先日は、お誘いをいただき
「佐伯祐三展」におでかけしました。
昨年できたばかりの大阪中之島美術館です。
近くの中之島公会堂には、そのころ通っていた合唱団の練習会場として
毎週のように出かけていたころがありましたが、
中之島を訪ねるのも、ひさしぶりのことでした。
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近頃は、美術展会場での撮影がOKのことが多くなっていますね。
「この絵は撮っちゃダメよ」
という表示のあるもの以外は許可されていました。
日本からパリへ。
いったん帰国してから、再びパリへ。
そのパリで、30歳という若さで帰らぬ人となった佐伯祐三ですが、
およそ10年ほどの画家としての活動期間に、数多くの作品をのこしました。
親しい人々の死や、自身の病弱さという人生の困難の中で、
自分の絵に迷い悩みつづけ、
ブラマンクやユトリロの影響を受けつつも、
自身の絵を確立してゆくさまが感じられるような美術展でした。
節目節目で、その色合い、筆遣いが、絵が変わってゆくのがわかります。
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「人形」
風景画が多い中で、心魅かれた静物画のひとつがこの絵です。
生きた少女のような存在感のあるこの絵のモデルはお人形。
佐伯祐三がひとめぼれして買いもとめ、
当座の生活費に困って知人に借金したり、日本から送金してもらった??
などのエピソードがあるらしく、なんだか親しみがわいてほほえましい。。。
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「レ・ジュ・ド・ノエル」
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「酒場」(オー・カーヴ・ブルー)
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「靴屋」(コルドヌリ)
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「バーの入り口」
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「共同便所」
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「モランの寺」
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「煉瓦焼場」
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「扉」
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モデルを頼んで家の中で描いた、絶筆といえる「郵便配達夫」。
いのちの灯が消えかかっている人とは思えぬエネルギーを、
力強さを感じます。
あるいは、だからこそ、なのでしょうか。
亡き画家と対話している美術展 さくら
ホンモノを知り本物を観る。
大事な事なのはよくわかります😊
若い頃に大大先輩に教えてもらったからなぁ🙄懐かしい✨
ホンモノを知り本物を見る。
お若い頃に、だいじなことを教えてもらえたのは大きな財産であり、しあわせなことですね。
美しいものを目にしたり手で触れたりすると、こころが満たされます。
ふるきよきもの、もたいせつにのこしていきたいですね。