さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

立夏・蚯蚓出ずる~久米島紬瓶覗その2

2022-05-10 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ5月10日~14日ごろの今の時期は、
旧暦では立夏の次候、
「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」
です。

蚯蚓出ずる とは、
みみずが土の中から出てくるころ。
みみずは、土を肥やしてくれる、田畑の隠れた味方です。

先日は着物のおけいこでした。

 

 

 

前回に続いて、同じ久米島紬・瓶覗色の単衣に紬の白帯。
小物の帯揚げは違うものにして、
長襦袢は、白襟に。
この着物には、白襟の方がすっきり見えるようです。

が、
レースの夏用長襦袢なら涼しいだろうと思って選んだところ、
この着物とでは滑りがわるく、着心地や手直しのしにくさなど
いろいろ問題がありました。
今度はもっとなめらかに着られるものに変えましょう。。。

さて、あと1回のおけいこで、
自分で着て5月末におでかけできるかしらん。

次回合わせてみようと考えている帯がありまして。。。
これです。↓

 

お仲間さんのひとりは、こちらの方が合うかも…
とのことでした。

実はこの帯、予定外に連れて帰ってしまったんですよね^^;
(買ってしまった、とも言う)!

以前から、いいなあこれ…
と思いつつも、飛びつくことなくお店をあとにしていたのですが、
その日も眺めていたら、おけいこのお仲間さんに

「来るたびに、それを手にとっては眺めているよねえ。
 よほど気に入っているのね」

と、言われまして…
あれれ、そうだった??
あまり自分では意識していなかったのですが。

いいねと気に入り、欲しいわと言う方も何人かおられたようなのですが、
なぜか、そうたびたび行くわけではない私が行くたびに、
まだお店にこの帯はあって、
 いいなあ、これ…
と眺めては撫でていたのでした。

「モノも、買ってくれる人を待っているところがあるからね。
 あなたを待って、残っていたのかも。
 着物と同じ、ツバメ柄だし…」

えーい、もう、
うちにいらっしゃいませ!
だいじに身につけるから。

以前に、英世さん1枚で買えた着物と同じにとはいきませんが、
お財布にあったおかねで連れて帰ることができるくらいの
お値打ち価格でした。
びっくりでしょう?
写真より、もう少し濃い色合いで、
質感や手触りが、なんともいえずいいのです。

次のおけいこで、今回どちらの帯でおでかけするか、決めようと思います。
白帯も捨てがたく、迷いますが、楽しみです。
そして、お太鼓結びをなんとか自立してできるようにしなきゃ。


 相性の妙を着物と帯で知る さくら


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立夏・蛙始めて鳴く~だいだいリートコンサートvol.31

2022-05-05 | 歌のおけいこ
新暦の、およそ5月5日~9日ごろの今の時期は、
旧暦では立夏の初候、
「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」
です。

立夏とは、次第に夏めいてくるころのこと。
気持ちいい五月晴れの季節です。
とはいえ、
まだひんやり肌寒いことが多いように感じる近頃。

蛙始めて鳴く とは、
野原や田んぼで、蛙が鳴きはじめるころ。
オスの蛙が、メスの蛙を恋しがって鳴く声だそう。


昨日は、2年ぶりに参加させていただく、
だいだいリートコンサートvol.31の本番でした。

 


今回うたう2曲のイメージで、このドレスを選びました。↓
もう何度か着ている、おなじみのものです。

 


先日のリハーサルでは、
またこれか(>_<)
とへこんでしまうようなあがりようで、思うように歌えず、
かといって本番に強いタイプでもないので、
どうなることかと不安でしたが。。。

めずらしく、なんとかどうにか歌えたという実感が持てました。
あがるにはあがったのですが
(これはもう避けられない;;
 そして聴く方々にもそれが伝わっていると思いますが)
それだけで終わりました~という状況になることだけは免れた??
あがっていながらも、自分の思うようなかたちで歌いとおせたかな
という感じです。
めったにないことです。

私にとっては、これだけでもうれしいことでした。
またぼちぼちがんばろ。。。^^

リハーサルではお会いできなかったお仲間のみなさんや、
思いのほかたくさん来場してくださったお客さまの中でも
うれしい再会がいくつもありました。

緊張と高揚と、いろいろな感情がめまぐるしく交錯して
帰宅したらどっと疲れを感じましたが、
しあわせな1日でした。

一時体調をくずされていた先生もお元気になられ、
ほっとしていたところでしたが、
よき伴侶を得られたという、さらにうれしいお知らせも。

私にとっては2年ぶりの、今回のだいだいリートコンサートは、
多くの恵みと、感謝の思いでいっぱいの日になりました。

ところで、
私は昨年の左足親指の骨折後、
長らくちゃんとした靴も履けずにいたのですが、
今はすっかり回復して、ステージ用の靴も履けるように。
骨折前に、ふだんほとんど履かないパンプスを何足か買ってあったのですが
(めったにないことに…といっても、ローヒールですけどね;)
その靴たちにも、やっと出番が来ました。
昨日はそのうちの1足がデビュー。

私の足のサイズはやや小さめで、あまり合う靴がないもので
履き心地のよい、自分の足に合うものにであうと、
色違いで2足買ったりします。
このときは、必要時以外は履かない苦手なパンプスなのに、
あまりに履き心地が気に入って、3足も買ったのでした。。。
それなのに、そのすぐあとの骨折。ああ;;

靴を買ったとき、お店のおじさんに

「靴も履いてやらないとダメになる。
 まんべんなくどれも順番に履いてね。
 あ、雨の日だけはやめてね。
 雨の日に履くのはこっちの靴だよ」

と言われたことを思い出します。

はい、これからどんどん履かせてもらいますね♪


 傷癒えてようやく履けた銀の靴 さくら


 
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今月のことば・5月

2022-05-03 | 今月のことば
りんと長いお留守番のGW。
毎日のおさんぽも、1日おきの点滴のための通院も、
今のところ予定どおりにクリアしています。
夫が帰るのは9日なので、ちょうど明日ぐらいが折り返し地点かな。。。
やはり今回は長いです;;

そして明日は、だいだいリートコンサートの本番。
なんとか少しでも、普段の自分に近い状態で歌いたいものですが、
さてどうなりますか。。。^^;


月初めに更新される、ご近所のお寺さんの今月のことば。 ↓
そして、先月からはずっと、
「STOP WAR IN UKRAINE」
と書かれた張り紙が添えられたままです。

 

本当に、このことばどおりです。
それはなんとかなしい現実でしょうか。
しかも、
防ぎようのない天災でもなんでもない。
人がみずからこの事態をひき起こすのです。
国と国民を守るべき、為政者が、指導者が、です。
なぜいつまでも、終わらせることができないのか。。。
誰か教えてほしいです。


 悲劇また重ね向日葵泣いている さくら


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穀雨・牡丹華さく~友人との1日

2022-05-01 | お酒ほかおいしいもの
新暦の、およそ4月30日~5月4日ごろの今の時期は、
旧暦では穀雨の末候、
「牡丹華さく(ぼたんはなさく)」
です。

牡丹華さく とは、
牡丹の花が咲きだすころ。
中国では、牡丹は「花の王さま」というほど愛でられてきたとか。

雨で始まった連休の翌日は快晴でした。

池田の植物園で、友人の知人が出展されているというガラスアート展を楽しみ、
駅に戻りがてらの、久方ぶりの五月山動物園では、
ウォンバットやアルパカ、ヤギ、ヒツジ、ポニーたちに会って目を細め、
また電車で移動して昼飲みへと。

こぢんまりした雰囲気のいいお店を、友人が予約してくれていました。
お料理は決まっているコースで、
アルコールは日本酒を含め飲み放題。
最後の方で別のお客さんたちが来られましたが、
私たちの締めの頃まで、ずっと貸し切り状態。

ほかにお客さんがいなかったせいもあってか、
追い出されることなく??
午後2時から6時まで、ゆっくり飲めました。

 

↑ ビールで乾杯のあと、
「尾瀬の雪どけ」で日本酒スタート。群馬県のお酒。
こんな名前のお酒ですが、なぜかこれを「尾瀬」内では飲めません。
(売られていない。。。)

 

↑ 私の好きな銘柄のひとつ、「遊穂」の山おろし純米。
日本酒にはあまりなじみのなかった友人も、
最近石川県への旅行で買ってきた遊穂が(これとは違う種類の遊穂でしたが)
お気に入りになったようです。

 

↑ これも私の好きな銘柄「写楽」ですが、
この時フィーリングで「次はこれ」と選んだのは友人。
福島は会津若松のお酒です。

 

↑ 「明鏡止水」のすぷらいと。長野県のお酒。

  

↑ 「貴」。山口県のお酒。

 

↑ 「七賢」。これは初めていただきました。山梨県のお酒。

 

↑ 最後は「西條鶴」。広島県のお酒です。


ふたりで7種も飲んだのか~!^^;
どれもおいしくいただきました。
それぞれのお酒の味わいは、その時々によっても変わり、
私のその日の体調や好み、主観も加味されるので
甘いとか辛いとか、重いとか軽いとかの感想はひかえますが、
自分がくり返しのんでいるお酒は、やはり自分好みのものなのだなあ~
と、感じましたよ。

もともと、あまり旅行の機会には恵まれませんが、
地酒で地図をたどり、日本全国旅する気分を楽しんでいます。

お料理も、お酒をおいしく味わえるものばかりでした。
サラダ、あさりと三つ葉のスープ。
炙りしめ鯖。
珍味2種。酒盗とくらげ、だったかな?
鴨のハム。
鶏天。
いぶりがっことクリームチーズ。
ぶり大根はすごい迫力。
そしてあっさり、締めのそば。

お外でいただくお酒&ごはんは久しぶり。
友人とのおしゃべりにも花が咲き、
お腹もココロも満たされました。。。とさ♪


 再会のお酒しっくりしみわたる

 地酒の名たどり旅する日本地図 さくら



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