20年前仲良くしていた、バンド組んでる男の子達がいた。
ほんの2、3年のつき合いだった。
突然の電話。
訃報だった。
ショックだった。
でも、実感が湧かない私は呑気にクライミングに出かけた。
今日、同じく仲良くしていた女の子とお通夜に出かけた。
会場に着くと緊張したが、まだ実感がなかった。
しかし、祭壇に飾られた写真は、私が知っている彼の顔そのもので、
とたんに涙が溢れそうになるのを必死でこらえた。
棺の彼は、…本当に彼なのか?
信じられない。
信じたく無い。
当時の仲間に会った。
容姿の変わらない人もいたが、皆それなりに中年おやじになりつつあった。
私は彼等だけが呼んでいた当時のアダナで当たり前のように呼ばれた。
アルバムが回ってきた。
若い!そして皆カッコイイ!
そう、彼等は皆カッコ良かった。
青春の1ページが詰め込まれたアルバムだった。
当時、ピュアな付き合いをしていた彼も来ていた。
私の事を、変わらんなーと言った彼は、
昔、カマキリのように細かったが、結婚して20キロ肥えたそうだ。
ノロケやね。幸せ太り。
元気そうで良かった。
ほとんど話をしなかったが、帰り際に、
震災の時心配して電話をくれたお礼を今頃だけど伝えた。
「おう、じゃ、またな」
また。
は、あるのか分からない。
もう、2度と会わないだろうと思っていた面々。
2度と会えなくてもいい。
皆が元気で幸せでいてくれたら。
それでも、数人とは連絡先を交換した。
今度は、良い知らせがありますように。
甘くせつなくほろ苦い青春のにおい。
ほんの2、3年のつき合いだった。
突然の電話。
訃報だった。
ショックだった。
でも、実感が湧かない私は呑気にクライミングに出かけた。
今日、同じく仲良くしていた女の子とお通夜に出かけた。
会場に着くと緊張したが、まだ実感がなかった。
しかし、祭壇に飾られた写真は、私が知っている彼の顔そのもので、
とたんに涙が溢れそうになるのを必死でこらえた。
棺の彼は、…本当に彼なのか?
信じられない。
信じたく無い。
当時の仲間に会った。
容姿の変わらない人もいたが、皆それなりに中年おやじになりつつあった。
私は彼等だけが呼んでいた当時のアダナで当たり前のように呼ばれた。
アルバムが回ってきた。
若い!そして皆カッコイイ!
そう、彼等は皆カッコ良かった。
青春の1ページが詰め込まれたアルバムだった。
当時、ピュアな付き合いをしていた彼も来ていた。
私の事を、変わらんなーと言った彼は、
昔、カマキリのように細かったが、結婚して20キロ肥えたそうだ。
ノロケやね。幸せ太り。
元気そうで良かった。
ほとんど話をしなかったが、帰り際に、
震災の時心配して電話をくれたお礼を今頃だけど伝えた。
「おう、じゃ、またな」
また。
は、あるのか分からない。
もう、2度と会わないだろうと思っていた面々。
2度と会えなくてもいい。
皆が元気で幸せでいてくれたら。
それでも、数人とは連絡先を交換した。
今度は、良い知らせがありますように。
甘くせつなくほろ苦い青春のにおい。