ジムに来ていた某高校生達のビレイが酷かった。
だらりと垂れたロープ。
見ていてハラハラするが、気にするな放っておけと言われそうすることにした。私は私のクライミングをする為に来ているのだから。それにいかんせん人数が多すぎるのでいちいち気にしてたらこっちの身が持たない。
とはいえ、休憩中は目に入ってくるんだよな。
7ピン目でフォールして1ピン目迄落とす。
クライマーがまだ3ピン目辺りにいるのにふざけてビレイヤーに軽くタックル。
2~3ピン間が悪いルートでフォールし案の定グラウンド、足から着地し何とも無かったのでまたそのまま登り出したのはよかったが、2ピン目プリクリ状態にも関わらずビレイヤーは全くロープを手繰らないままどんどんロープは弛んでいき2ピン目に到達。呆れた…さすがに注意しようとした瞬間、Ynさんブチ切れた。
ふざけたビレイすんな!どこの高校や!顧問はどこや!
怒られた子の中で何人が怒られた内容を把握しているのか?把握していて怒られるようなビレイをしていたとしたらそれはそれで問題だが、何で怒られたかすら分かっていない子が殆どのようだった。
ひとり、坊主頭の男の子だけが謝りに来た。部長さんなのかな?
ビレイは人の命を預かってるんやから、と念押ししておいたので皆でもう一度しっかり勉強し直してくれるといいな。
本来なら顧問にどんな指導してるんだ!って言いたいところだったが、顧問は同意書にサインだけして帰ってしまいその場には居なかった。
となると子供達に言うしか無いじゃないか。
だいたい顧問が居たとしても事の重大さを理解出来ていただろうか?
オリンピックでスポーツクライミングが持て囃されクライミング人口が増え、部活として採り入れられるのは構わないが、全くクライミングをやったことがない人間が顧問として責任を任されたのなら、忙しいかもしれないが一寸は勉強しましょうよ先生。
だいたい、他所のジムでも注意が出てるのになんでおらんねん顧問。
ついでに某ジムでも、別の某高校生のビレイが呆れるくらい下手だったり、ハーネス腰履きレッグループ腿の途中でも何にも言わない顧問。
いやもうね、ちゃんと指導出来ないし分からないなら、外部のきちんと指導できる人に依頼して初回だけでもみてもらいましょうよ先生も生徒も一緒にね。クライミングって他のメジャーなスポーツに比べて使い方とか一歩間違うと命に関わる事もあるんやでって、本気で学べ。
子供らが悪いんじゃないこれは、指導、指揮、監督する側の問題だ。
ビレイヤーは人の命を預かっている。