(「パナソニックが、SANYOを買収する本当の理由」、
なかなか読み応えありました)
Kさんは物凄い読書家なのです。家中の本棚には数千冊の蔵書なのです凄いです。
一日中、新聞に雑誌に単行本と、書物を読み漁る活字中毒の私でも、とてもとても敵いません。
先日納品のとき、テーブルの上にポンと出され、「こんな本がうちには有るよ、見ますか」と、
昭和18年印刷の、時代を感じさせる茶色の古めかしい本です。進駐軍が発禁にした「國體の本義」と云う物凄い貴重なものでした。
借りて読む前に、「国体の本義」を解説した本を探しに本屋に向かいます。
佐藤優氏の、「禁書・国体の本義を読み解く」の本を求めます。
そのとき隣の本にも興味が移り、買ってみました新刊の本です。今日はその本の中身の話です。
アトム電器の「アトム」という名称は、経営理念をそのままに社名にしたと聞きました。
いや、経営理念を社名にしている、日本で唯一の会社と聞きました。
買い求めた「パナソニックが、SANYOを買収する本当の理由」の中身、読んでて実に面白い、
松下幸之助と井植歳男とそれに続く人物群像が、大正、昭和、平成と織り成すドラマ、凄い力作374ページ、読み応え満喫の書でしたね。
昭和7年5月5日、大阪・中央電気倶楽部で168名の全店員に向けて、高らかに命知元年を宣言する幸之助、
「松下電器」と云う社名にもまして、「遵奉すべき七精神」とか「産業報国の精神」に顕われる幸之助の事業に賭ける理念、社名以上に企業理念をあらゆる言葉を駆使して訴えていますね。
この本には最終章で、「松下」とは単なる創業者をあらわす「松下」にあらず、経営理念そのものだと書いていますね。
「パナソニック」と云う社名が、命知250年の一節である25年間の経営の具現化を表すものであればいいがと、
幸之助は、「松下」を社名から外したと聞いたら怒るより、心配な顔をして、「キミ・・・・、それでどうやって経営していくのかね?」、そう云うのでは、
それくらい社名と経営理念の関係は大事、そんなことが本当に楽しく書いてある本でした。
一読の価値ありです。
なかなか読み応えありました)
Kさんは物凄い読書家なのです。家中の本棚には数千冊の蔵書なのです凄いです。
一日中、新聞に雑誌に単行本と、書物を読み漁る活字中毒の私でも、とてもとても敵いません。
先日納品のとき、テーブルの上にポンと出され、「こんな本がうちには有るよ、見ますか」と、
昭和18年印刷の、時代を感じさせる茶色の古めかしい本です。進駐軍が発禁にした「國體の本義」と云う物凄い貴重なものでした。
借りて読む前に、「国体の本義」を解説した本を探しに本屋に向かいます。
佐藤優氏の、「禁書・国体の本義を読み解く」の本を求めます。
そのとき隣の本にも興味が移り、買ってみました新刊の本です。今日はその本の中身の話です。
アトム電器の「アトム」という名称は、経営理念をそのままに社名にしたと聞きました。
いや、経営理念を社名にしている、日本で唯一の会社と聞きました。
買い求めた「パナソニックが、SANYOを買収する本当の理由」の中身、読んでて実に面白い、
松下幸之助と井植歳男とそれに続く人物群像が、大正、昭和、平成と織り成すドラマ、凄い力作374ページ、読み応え満喫の書でしたね。
昭和7年5月5日、大阪・中央電気倶楽部で168名の全店員に向けて、高らかに命知元年を宣言する幸之助、
「松下電器」と云う社名にもまして、「遵奉すべき七精神」とか「産業報国の精神」に顕われる幸之助の事業に賭ける理念、社名以上に企業理念をあらゆる言葉を駆使して訴えていますね。
この本には最終章で、「松下」とは単なる創業者をあらわす「松下」にあらず、経営理念そのものだと書いていますね。
「パナソニック」と云う社名が、命知250年の一節である25年間の経営の具現化を表すものであればいいがと、
幸之助は、「松下」を社名から外したと聞いたら怒るより、心配な顔をして、「キミ・・・・、それでどうやって経営していくのかね?」、そう云うのでは、
それくらい社名と経営理念の関係は大事、そんなことが本当に楽しく書いてある本でした。
一読の価値ありです。