嬉(うれ)しさは 乗ってもいいよと ミオちゃんに 話してそっと 押してやるとき
嬉(うれ)しさは 乗ってもいいかと ミオちゃんは 兄ちゃん見ぬ間 すぐ跨(また)ぐとき
嬉(うれ)しさは 訪ね見た店 安堵して 思いもかけず お買いなるとき
「昼も休まず工事し終えて帰ったから、
Fさんのご来店に出合えたんよ」、
「Fさんだって話が出来たから、テレビ買われたんよ」と、
夕食時に息子が話します。
今日は、
Sさんちにエアコン2台の取り付け工事と、49型テレビとBDデッキの納品です。
2階と3階の部屋にエアコン工事、それも2台ですから、
『頑張らんと昼までに終わらんね、昼は近くで食べてからするか。終わるの夕方になるな』なんて、そのため、出来るだけ早朝から取り掛かります。
いっ時の休憩も取らずに息子は頑張りました。
でも、正午になっても2台目の室外機の配管が残っています。テレビの設置も残っています。
「え~い、もうちょっと続けよう」と息子は頑張ります。
Sさんちの奥さんも「あんまり一生懸命なんで、コーヒーも出すきっかけがなかったわ」と、
とうとう最後までエアコン仕上げて、テレビのネット設定と説明終えて午後の2時になってます。
休憩なしの、昼食なしの、午後2時までかかります。
店に帰って昼食します。
そこに近所のKさんちのばあちゃんから「テレビの画面がムチャクチャな色になって」と電話です。
ちょうど東京から帰っておられた長男さんは、3時頃に東京に帰るというのです。
長男さんは「もう10年以上の古いテレビです。修理せんでもよろしいから32型一台持って来てやって」と即決ですね。
2時にエアコン工事を終えて、
店に帰ってきたから間に合った話です。
店には、
この夏に初めてエアコンをお買い上げいただいたFさんご夫婦がご来店です。
何かのきっかけで、誰かのご紹介で、
初めてお客さまになっていただくことって多いですね。
Fさんちもご紹介でエアコンをお買い上げでした。
初めてですし、店がどんなのかもFさんは知りません。
だいたい、うちのお客さまで長年お取引している間柄でも、
まだ店を訪ねたことも、見たこともない方とっても多いのです。
店がどんなところなのか、少しは不安はあるでしょう。
そんなお客さまが、初めて当店にいらして店を見ての感想です。
ほとんど方は「まあ、なんちゅうきれいな、商品もきちっと並んで良いお店ですね」、
「こんな店から買っててよかった」、そんな安心したよな顔されますね。
Fさんも同じでした。
「アトムさんてどこにあるのかな。
車で走って、わしはこっち見るからお前はあっち見れよ」と言って探してきましたと。
「よく目立つ場所に、良く目立つお店ですね」と、
こんないい店からエアコン買ってと、安堵したような笑顔です。
息子が言います。
「Fさん、最初は安い32型を予定されたてたそう。説明しているうちに55型のテレビをお買上げされたんよ」と、
夕食の時に話しました。
「エアコン工事を昼も休まず2時に終えて帰ったからこそ、55型が売れたんよ」と話します。
楽(たの)しみは 峠や絶壁 走り抜け 品を届けて 笑顔見るとき
ついでと言ったらなんですが、
「城崎の桃島にある事業所に持ってって、それから竹野の信用金庫の横の道入ったところにもあるの、そこにも」と、配達のご注文です。
豊岡ってとても広いのです。
当店の配達のエリアもとても広い、いやムチャクチャ広いです。
『う~ん、城崎と竹野ならまあ大体同じ方向なので、一気に走り抜けようか』と、
頭の中で描いて、その途中の用事も織り込んで走ります。
出かける矢先に「神鍋のお客さんに、これ持ってって」と追加の用事です。
『え~い、竹野から神鍋に抜けちゃおう』と、コースをもう一つ峠越えの追加です。
日高の当店から城崎の桃島まで、しっかり30分はかかります。
20km以上はあるでしょうな。
都市部の電気屋さんから見れば、
とても遠くの距離でしょう。
城崎の事業所に「ハイ、ご注文の品です」と手渡し、
温泉街を抜けて、鋳物師戻峠の道に向かいます。
西村屋ホテル招月庭を過ぎた当たりの道路で、通行止めの案内です。
「峠の道路に台風で倒木なんです。通行できません」のガードマンの指図です。
仕方ありません。
温泉街を引き返して、
津居山から先の海岸道路、平家の落人伝説の村々がある断崖絶壁の道を、
台風過ぎて穏やかな海を眺めながら竹野へ抜けます。
鋳物師戻峠を抜けるより遠回りです。
30分もそれ以上もかかる、結構な距離の一走りです。
竹野の事業所に「ハイ、ご注文の品です」と手渡し、次は神鍋に一直線ですね。
一直線と言っても25km以上はあります。
山の中をどんどん進み床瀬の集落過ぎれば、
物凄いくねくねカーブの上り坂、竹野を出てから40分はかかるでしょうか、竹野海岸から海抜高い神鍋高原へ一気に駆け上がります。
神鍋のお客さまへ『ハイ、洗濯機の下に差し込みましょう』と取り付けします。
神鍋から当店までが、同じ町内なのですが15kmはあるでしょう。30分弱はかかります。
帰って電話がありますね。
「城崎の国際アートセンターです。今日中に配達できるでしょうか」、またまた今日二度目の城崎方面30分はしっかり走って配達します。
もちろん帰りも30分はかかります。
豊岡は本当に広いです。
当店から城崎、竹野、神鍋のコースと言ってもこれ半分ですね。
当店は豊岡市のほぼ真ん中で、
南の出石、但東町やその隣の八鹿町あたりを走れば倍ですね。
まるで、
大阪府を端から端まで走っている感じ、田舎の電気屋よく走ります。
楽(たの)しみは 買うならアトム そう聞いて 電話をしたと わけを聞くとき
夕刻です。
『こんにちわ~、奥さんお帰りになっておられますか』とインターホンに声をかけます。
「アトムさんですか、どうぞ戸は開いてますからどうぞ」と返事です。
『二人で来てしまいました。洗濯機の配達で神鍋の方からの帰りです』と挨拶してMさんちを訪ねます。
初めての電話です。
キッチンに埋め込みの食器洗い乾燥機が、壊れて買い替えたいから相談に来てくださいと電話です。
玄関を二人で上がるなり、奥さんは叫ばれます。
「まあ~~、ええ息子さんになって、電気屋さん継いでらっしゃるのね」、
「うちの男の子と同級は、兄ちゃんだったわね。弟さんが電気屋さんを継いでおられるんですね。
かわいい二人の兄弟、小さいころよう知ってるわよ。弟さんは今評判の電気屋さんになって~」と、ムチャクチャ嬉しそうに叫ばれますね。
今まで買ってた電気屋さんとのつながりがあって、
当店から買われることはないMさんちでした。
このごろ、近所から聞くアトムの評判、アトムの店の若い息子によ~くしてもらった評判は、
いっぱい聞いていて「この辺では評判、息子さんの評判凄いのよ」と、Mさんはいつも気になっていたそうです。
何か買うものが出て来たら、
次はアトムからと気にしていたそうです。
先日、壊れた食器洗い機の修理をメーカーに頼まれたそうです。
「奥さん、何度か修理してきましたが今度の修理は部品の手配が無理になりました。
15年以上にもなります。申し訳ありませんが買い替えを・・・」とメーカーサービスマンが伝えたそうです。
仕方ないわね、
今度はアトムさんに頼んでみようかしらと奥さんは思ったそうです。
メーカーサービスマンが続けて言ったそうです。
「食器洗い機は何度も修理してきました。アトムさんの依頼の分もたくさんしてきました。アトムさんは食器洗い機よく売っておられますよ」、
「買い替えるなら、アトムさんに相談されたらどうでしょうか」と、
サービスマンは最後に話して帰ったというのです。
奥さんは、
心に「アトムさんで今度は頼もう・・・」と思っている矢先、「アトムさんに相談したら」とピタッと聞いたものですから、ビックリしたというのです。
そんな奥さんの、相談するための電話をするまでの訳を聞きつつ、
素晴らしい立派なキッチンにピッタリ収まる、埋め込みタイプの食器洗い機の相談進めます。
楽(たの)しみは 25年使った 洗濯機 よう頑張ったと 手を合わすとき
「私(わた)しゃあ、2槽式洗濯機がよろしいですやあな」と言って、
Tさんちのばあちゃんは傷んでしまった洗濯機を愛おしそうに眺めます。
ご注文の2槽式洗濯機を配達します。
「息子の仕事着は色が落ちるの、白いもんと別々に洗わんならんし、
どうも全自動は使いにくいの、洗濯したような気がしないのよ」なんて言って、新しく据え付けた洗濯機を嬉しそうに見つめます。
持ち帰る古い洗濯機にリサイクル券を貼ります。
『電気屋さん、
こんなん券を貼られて洗濯機はどこに放られちゃうのですか?」、
『ばあちゃんが大事に使ってくれた洗濯機は、そこらに放ったりされませんよ。
リサイクルっていってね、分解する工場で丁寧に鉄やプラスチックに分けられるの。そして次のところで材料として再利用されるんよ』と話します。
「よう働いてくれた洗濯機、何年経ってますきゃあな」、
『ほれ、ここに91年と書いてあるでしょ。今は2016年だから25年も経っとるがな。ちょっと錆びとるけれど長いこと頑張ったね』と、25年もよ~く働いてくれたことを伝えます。
トラックの上に載せます。
『ありがとうばあちゃん。それじゃあ帰りますよ』、
走る車の上の洗濯機に向かって、ばあちゃんはそっと手を合わせます。
(中国自動車道・西宮名塩SA)
楽(たの)しみは うちも真似たと 今日も聞く 我が家のブログ 役に立つとき
アトムの社長会に出席します。
昼食は、会場のはびきのコロセアムの喫茶室でとります。
テーブルに同席の本部長が話しかけます。
「豊岡南さん、遠いところ大変ですね。ご苦労さんです」、
『いや~、今日は西宮名塩で休憩して時間ピッタリの予定が、近畿自動車道の渋滞にあって勉強会遅刻してしまいました』、
『豊岡はそこそこ遠いですけれど、午前中の勉強会ほぼ皆勤なんですよ』と、3時間かけて社長会に来ることを話します、
「それこそ豊岡南さんのブログって、
みんな見ていて人気あるそうですね」と話しです。
横のNK店さんは、
「うちの店もいろいろ真似させてもらってます。ブログに書いてあることを、いろいろ真似をして看板や飾り付けしています」と相槌ですね。
本日の社長会の中で、
「今月の話題店、アトムNT店、事例大公開!」の時間がありました。
一年半ほど前にアトムに加盟され、とてもいい取り組みをされてる千葉県のNT店さんのことを、
社長さんや社員さんに取材されたお話しの発表だったのです。
その中で、
「ニュースレターやリホームの取り組みやらは、アトムの公開されてるブログから見よう見まねで取り入れました」と答えられています。
色々なアトムのお店を参考にしましたと断って、
「特にアトム電器豊岡南店さんのブログは大変分かりやすく、大いに参考にさせて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。」と、取材し発表された本部のメオさんから説明でした。
「当店のブログ」って、今書いてるこのブログではありませんよ、
息子が書いてますホームページスタイルのブログです。
ブログに載せてる記事から、
チラシの書きようにしても、飾り付けや看板をいろいろ参考にしたり、真似たりされるのでしょう。
見ていただいたお店が参考にされ、何かに役立っていることって嬉しいですね。
よく聞くことなのですその度に、
『よろしいですよ、参考になるようなことがあればどうぞ、真似でもなんでもかまいませんよ」と、いつもの通りに返事です。
楽(たの)しみは 四(よっ)つを迎える ケンちゃんの 図鑑を買うの バレそうなとき
朝一番から、お宮さんの清掃作業でした。
池上の神社、熊野神社の秋祭りは次の日曜日9日です。
老人会の面々が出て、境内の草取り落ち葉の掃除をいたします。
境内一面に散りつもった落ち葉をかき集めながら、
Oさんちのばあちゃんが言いますね。
「あんたんとこ、エエ家族やね~。
この町一番だわ素敵な家族だわ」と言いますね。
二日前の清滝地区でのウオークラリーでも、参加していたNさんちのじいちゃんが、
「今日は息子さんが留守番で、じいちゃんはシニアクラブの行事よう出席してくださいました」、
「しっかりした跡取りさんの留守番あって、きれいなばあちゃん、美人のお嫁さん。
そして、かわいい孫さん二人でこんな良い家族他にはないわ。池上で一番だわ、どう見ても一番いい家族だわ」と言いますね。
村のみんなが、同じようにうちの家族を見ていただいて、
ほんとうに有難いやら嬉しやら、聞くたび楽しくなりますね。
お宮さんの清掃作業から帰って家内に言います。
『今日はケンちゃんの誕生日祝い、買いに行くんだったね』、
『ああ、それから誕生日おめでとう』、
「そうよ、わたしの誕生日のお祝いにって、ケンちゃんの母さんからプレゼントもらったよ。あんたからはおめでとうの言葉だけでいいよ」、
「ケンちゃんのお母さんに聞いたのよ。
ケンちゃんの誕生日のお祝い何がいいのと聞いたのよ。昆虫図鑑だって」、
「ケンちゃんはね、保育園でもすぐ本を開いて調べるんだって、先生が言ってたそうよ」と、
本が好きなケンちゃんの誕生日祝いに、昆虫図鑑を買うことを話します。
ケンちゃんは10月9日が誕生日です。
このごろ、ケンちゃんはよく言います。
「ケンちゃんはもうすぐ四(よっ)つ、そして次は五(いつ)つ、そして次は六つ七つ・・・・・」と自分の誕生日がやってくることをよくしゃべります。
豊岡駅前のアイティへ、昆虫図鑑を買い求めに行きます。
3階の本屋さんで、重さも値段もズシッとした「こども昆虫大図鑑」を求めてフロアーに出ます。
そこへ偶然にも、ケンちゃんとお父さんと、ミオちゃんにお母さんもやってきます。
遊びに行ってて、帰りにアイティに寄ったそうです。
ミオちゃんは「ばあちゃ~ん、じいちゃ~ん」と駆け寄って、
ケンちゃんは「じいちゃんはどうしてここに居るの?、その下げてる袋は何が入ったるの」と、不思議な顔して近づいて来ます。
今日の日曜日は、
来週のケンちゃんの誕生日のお祝いに「昆虫図鑑」を買い求めます。
楽(たの)しみは お祝い届く 神無月 カミさんニコリ 笑顔するとき
今日から10月になりました。
月の呼び名は「神無月(かんなづき)」ですね。
神さまは出雲に集まって、何やら会議をするそうで、
出雲以外の土地では、神さまが居られなくなる月だそうです。
ただし、お留守番に残る神さまも一人いらっしゃいます。
商売繁盛、金もうけの神さま七福神の恵比須さまは、残って福を呼び寄せるお留守番だそうです。
うちのカミさんは誕生日が10月なのです。
誕生日を迎えたからといっても、出雲に行ったりはいたしません。
店番ずっとしましてお客さまを迎えます。
10月を迎えて初めての日には、必ず店にやってくるものがあるのです。
アトムの社長さんから、
奥さま誕生日おめでとうの手紙と一緒に「奥さま誕生日祝」がやってくるのです。
美味しいクッキーの一箱に添えて、
莫大な金額の「デパート商品券(金券)」がやってくるのです。
ありがたいことです。毎年ですよ。
田舎のわが町にはデパートなんぞはありません。
ハイカラな神戸や大阪・東京なんぞに買い物に出かけることも、田舎のカミさんには縁がない、
なので、
この10年間のアトムからもらった、莫大なデパートの商品券(金券)はそのまんまです。
分厚く貯まった商品券(金券)の束を見つめて、我が家の神さま恵比須さま、
うちのカミさん、にこにこにっこり、ニコリです。