11歳8ヶ月の女の子に質問されて返答に困った。幸いそこに女の子の母親が帰って来たので、実は助かったけれど!
その質問は「どうして赤ちゃんが出来るの?生まれてくるの?」だった。大人は多分どう応えようかと困ると思う。私だって例外じゃない。
最近、哲学者が書いたユーモア的センスが面白くて読んだ本があった。その哲学者は土屋賢二。哲学的思考で屁理屈を述べているところなんて“クスン”とひとり笑いをして、思わず周りを見回し恥ずかしくなるほど可笑しくて、くすぐられる内容もあった。ここに書こうなんて思っても見なかったから?!…その内容を書き留めておけばよかった。
ひとつ、内容を思い出せたのは、冒頭での“困った質問”に関するものだった。
精密機械の螺子一本無くしたり落としたりして、それを修繕することの難しさ。さらにそんな細かい構造の機械を組み立て作り出すことの大変さに比べたら、人間を作り誕生させるのは簡単!何の努力も要らない…と著者は言ってのけていた。
「そんなこと言っていいの? 男性には産むことの大変さはわからないだろうね。」と自棄になる気分だったが、目線を替えれば 「う~ん、確かにそうかも知れない。」……。
サボテンは赤ちゃんを生み出す手段をとらずに、自分の爪や髪を伸ばすように大きくなったり多くすることが出来る。軟体動物は、失った足や指を再生して元通りに出来る。人間も実はクローンだって可能な時代だから寿命も長くできる、自分を繋げていける。
あ~、何を言いたいのかはっきりしなくなった。思わず笑っちゃう土屋さんに影響された?! と他人のせいにして、纏まらないまま、今日はこの辺で…バイバイ!
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