いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

香炉峰

2008年11月08日 | YG-World

「中国江西省九江の南西、魯山にある山で、形が香炉に似ている。
魯山中の景勝のひとつ。
   『香炉峰の雪は簾をかかげてみる』  
 
    
  『白居易』の七言律詩で有名。
  そして、『枕草子』にも登場する。
 
北京市民の避暑地。『香山紅葉』や雪景色で知られる。でも紅葉なら『日光』の方がはるかにきれいみたいでしたね(^_-)-☆
リフトで行けば山頂まで20分とある。
大丈夫、歩けるからと言われトライしてみる  

   
  
  
 道の両側、中国人の生活が見て取れる。若者のグループ、家族連れが多い。歩いていてとても楽しい。
 
   
                紅葉で作った蝶。
         
           みんな、好きな量だけ袋に入れて量ってもらう。
何だか良く分からないのを買いました。聞いたらこの山で取れた『アーモンド』とか、「ホントかしら??」
 
 よりどり『3個10元』 (ちなみに1元は15円でした)
 ざくろとみかんを2個買いました。 
途中、非常に後悔しましたとは言え、もう引き返せない。頂上まで557メートルとある。これがどの程度のものなのか、分かりません。『山登り』は私の行動範疇に入っていませんので。 こんなつもりではなかったので靴も普通の靴ですし、最後は足が上がらなくなりました。途中の景色なんて見る余裕なし。
  
 
  やっとたどり着いた山頂。風が冷たくて顔がごわごわになっています。
  でも、この日の晩はフットマッサージやってもらいました。
  初めてです。 カ・ン・ゲ・キ 
  
            
            雪のいと高う降りたるを
            例ならず御格子まゐりて
            炭櫃(すびつ)に火おこして
            物語などして集りさぶらふに
            「少納言よ 香炉峰の雪いかならむ」と仰せらるれば
            御格子上げさせて御簾(みす)を高く上げたれば 笑はせ給ふ。

      中宮様が「少納言よ、香炉峰の雪はどうであろう」と聞いた時に、
     清少納言は、御簾を上げてみせた。
     清少納言が、気の利いた答え方をしたので、
     他の女達が「さすがね~」と言ったという場面。
                     ちょっと『枕草紙』 載せてみました。  

          
さあ、下りです。上りよりも大変ともいわれますが、息は切れませんが危うく転びそうになりました。ここで、中国人のマナーについて一言。ステレオタイプで判断してはいけませんが、上の写真、紅葉した木に登って写真のポーズを取っています。同じ光景3回見ました。これちょっとまずいんじゃない皆、大人たちですもの。それと道端で売っている食べ物を歩きながら食べるのはまだしも、それをみなポイポイとその場に捨ててしまう。(でも、それを拾うという職業の人がいて、それで成り立っている所もあるようですが)

交通マナーもすごい 『香山』から帰る人たちでごった返しているのに、バスは「ビービー・ブーブー」すごい勢いでクラクションを鳴らし、そこのけそこのけ。街中は自転車も多く、この自転車が縦横無尽に車をすり抜け、歩行者は平気で『赤信号』でも渡ってしまう。


初めてバスに乗りました。北京市内なら何処から乗っても何処で降りても『1元』(ガイドブックにはそんな事書いてなかったようですが) 乗る前からびっくり。バスが止まり、ドアが開くと同時に我先にとなだれ込む。乗ってびっくり。まぁ~~騒々しい。隣のおじさんが大声で携帯で話していたと思ったら、バスが止まると怒鳴り込んで私を突き飛ばして降りて行きました
普通の中国人の生活に触れた興味深い一日でした。
                次は軽く中華料理でも