いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

胡同巡り

2008年11月14日 | YG-World

    胡同(フートン)めぐりは輪タクで。
       お客さん待ちの輪タクが並んでいます。
 

 
          后海(ホーハイ)という湖。

ここは四合院を改装したお洒落なバーやカフェが並ぶ北京のウォーターフロント
 
                    一番のカメラスポット 
 
         胡同の壁はみな灰色。
胡同の家々は門を見ればどんな人が住んでいたのか 分かるそうです。例えば門の上に出っ張っている柱の数が多いほど位の高い人が住んでいる証で、最高12本だとか。                              

 
入り口の石柱の形が丸いか四角いかで文官や武官など、どんな役人が住んでいたのかが分かるそう。

  
     普通の人が普通に暮らしています。これからお出かけ。
               見づらいですが、野菜を並べて売っています。    
   
   
    
                        学校もあります。
                こちらは『四合院』  真ん中に立ってみました。 
       
北京に来て3日目。中国語が体にまとわりついていますが、全く分かりません。『対・対』『ドイ・ドイ』(^_^)/~ でも、この『四合院』に入ったとき、『この人は日本人だから』と言われました。これが聞き取れたのです。感激の瞬間(*^_^*) 「こんにちは」と流暢な日本語で案内の人がやって来ました。(でも彼女曰く、日本語は挨拶しか出来ないから説明は英語でいいですかと言われました)       
      
四合院は、中庭を囲むように東西南北にそれぞれ棟が配置されていることからこう呼ばれている。その建築様式は左右対称が基本で、社会的地位によって軒の高さ、広さが細かく制限されていた。高位高官や富豪の四合院は広々とし、柱や外廊下、軒に絵や彫刻が施された華美なもので、主の住む四合院の前後に別棟を備えるものも多かった。それに比べ、庶民が住んだ四合院は構造が単純で、門は狭く軒も低いものであった。ぎっしり並んでいる四合院の間にできた大小さまざまな通路が胡同である。
    
     子供部屋の入り口

 
                    安眠できないんじゃないかと思われる主人の寝室

     ゴージャスなリビングルーム
何年か前、中国語を習おうと思ったことがあり、テレビの中国語講座を見ていました。難しくてすぐにギブアップしてしまったのですが(ー_ー)!! ストーリー仕立ての番組が面白くて中国語を勉強するというより、そちらを主に見ていました。その中で主人公が『京劇』を見る。そして『四合院』を訪れるシーンがあり、ずっと私も行ってみたいと思っていました。テレビの『四合院』は真ん中に大きな木があり、もっと広々していたようです。

『日光シリーズ』は終了のようですね。追い立てられるように『北京シリーズ』を載せてきましたが、こちらも次回『振り返って中国』で終わりにしたいと思います


絢爛な秋色に染まる⑤―完

2008年11月13日 | SO-Color
 いよいよ秋も深まり、今夜のお月様は澄み切った群青色の空に、なんて綺麗な真ん丸いお月様でしょう…かぐや姫でなくても恋しい気持ちで月へ昇って行きたくなります。
 ところで、この日光シリーズも今回でおしまいです。
 
  
 この吸い込まれるような高さからダムの下を見下ろしました。水の色が魅惑的です。でも誘惑はされません。怖いもの見たさで覗き込みますが、決して身を投げたりは致しません。折角頂いた命をあたら無駄には捨てられませんから!
 
  

 でも、ここでハプニング! 仲間のお一人が見えません。さて何処へ行ってしまったのでしょうか。私たちは必死で彼方此方を手分けして見つけましたが、見当たりません。先ほど寄った資料展示館にも行って見ました。友達と二人でWCまで行った所までで、あとは判りません。周囲は事が起こったような騒ぎはないので、ただどうしたのだろうと、うろついて周辺を探したのです。
 
 こんなところですから危険です。……当のご本人が現れてみんなはホッとしました。WCで一人になったと勘違いして先へ進んでしまったとの事でした。「一人だけ置いていくことはないのよぉ~」 当の彼女は、汗ばんで先へ進みおかしいと引き返してくれたのです。よかったぁ~!
 (下図はおおよそのコースだと思える所に→を加えてみました。)このコースを吊り橋を渡って引き返し、鐘をついたり東屋に腰を下ろして後、またもとの道を返しました。さっき話題のWCのある所から、以前のバス道に面した茶屋まで登って昼食という行程を採りました。大変疲れエネルギーを消耗したことは言うまでもありません。
 
 
  
  
 
         
 さあみんな揃って、この東屋の下でにこやかに記念撮影です(左)。この写真は合成です。撮影者を後から貼り付けました。ちょっと不自然ですがお許しください。
                  右の写真は吊り橋からダムの放水路側を見ています。
        
 さあ、ここを昇ればフィニッシュです。お昼ご飯を頂ける茶屋があります。両手を挙げ誇らしく…残すはほんの少し!元気が出てきます。何せお腹が空いてきての最後の踏ん張りですから!
 
 途中、Fusakoさんの畑で採れた“丹波の黒豆”の枝豆をみんなで食べました。この枝豆は大豆の枝豆とは違い、粒自体が大きくてふっくら美味しいのです。特に山で疲れた体には全細胞に美味しさが行き渡って行くようでした。オ・イ・シ・カ・ッ・タ・よ~! (話が前後していますが…。)
 上の大きな写真は余裕がでて、今来た道を振り返りました。結構な登山?でした。本格的登山をなさっている人には笑ってしまうかも知れませんが、私にとっては油断無く注意して登ったり下りたりの道筋でした。
  
 鬼怒川のシンボル「鬼太クン」
 お日様は山の端から姿を消します。16時41分の区間快速という電車で帰り北千住または浅草で解散となりました。(完)           

京劇

2008年11月12日 | YG-World

            『梨園劇場』で京劇を見ました。 外国人専用です。                 

 

 
   このときばかりは『外国人観光客』になりました。欧米人がほとんどでした。
           
          
          
     上演前の役者さんたちのお化粧を見ることができます。


          これは前の方の席       ちょっとお高い(ToT)/~~~
          後ろの椅子席もそんなに数は多くなく、こじんまりとした劇場です。
          丸いテーブルに中国茶とフルーツ・お菓子が置かれています。
              
      お茶を飲みながらの鑑賞です。     

        
      今日のプログラム『天女散花』・『盗仙草』・『秋江』

      
      舞台の上手でこのような楽器の演奏があります。
         最前列だったので見ることができました。

 
 
 見た目もきらびやかで美しい。そして歌声が何ともいえず高音が響きます。

 
 
本来なら舞台は撮影禁止なのでしょうが、観光客用ですのでお構いなしのようです。
舞台の両端に中国語と英語の字幕がでてきます。
お芝居ももっと長いのでしょうが、やはり観光用にさわりをコンパクトにまとめ、飽きさせないようにしています。
この日は良く歩きました。フットマッサージで心身癒してきました。
                                   次は胡同へ


絢爛な秋色に染まる④

2008年11月11日 | SO-Color

 ③の話題のお風呂は、写真左で、どうやら混浴らしいです。
 勿論私たちは、何処からか入浴を楽しんでいる姿が見えるなんていうお風呂は許せません。女性専用の露天風呂を使いました。ちょっとぬるめな浴槽とそれよりは温かい浴槽が準備されていました。
  
 このお風呂は、肌がツルツルになる日本一の美人湯なんですって!普段はお風呂好きというには程遠い、温泉に来ても一回だけ入浴すれば、あとは部屋でゆっくりしていた方が寛ぐし、あまり体が濡れたり何度も着替えたりはしたくない方です。しかし今回だけは二回お風呂を楽しみました。
 女性専用露天風呂の、東屋の下は深くて温かいけれど手前側に見えるお風呂は浅くてぬるいので、本当にゆっくり体を沈めていないと外に出られないほどです。
 ゆっくり長湯をして心底温まるような温度、外で体を洗うような場所はないので、熱い方につかって、ぬるい方に移るなどで体調や体温を気にして、温泉を楽しむのです。
 そうです、ご用心! “湯あたり”には気をつけてくださいね。
  
 奥鬼怒スーパー林道を走って女夫渕までは、加仁湯の送迎バスで、そこからは日光市営バスで川俣ダムへ向かいます。下左写真はスーパー林道。右の写真は女夫渕。広場になっていて、バスやタクシー乗り場、一般車の駐車場となっています。
  
 
 
  
 
  
   
 昨日の下見通りに「平家塚」(女夫渕よりバス代¥1500) で下車して、川俣ダムの遊歩道へと進みました。資料館やダムを間近に見て、対岸の吊り橋へと参りましたが、好い景色を見たりその自然を体感しようとするには、体力が必要だとここでも思いました。汗をかき山の上り下りは結構きつかったと思いました。
 写真で見るとそんなにも大変そうではないけれど、食事の時のテーブルについたときは、汗が滴り落ちている方もおりましたし、私は何とか足も痛めずに上り下りできたことはちょっとした自信にもつながり、本当に良かった!…と胸を撫で下ろしたのです。
 


中華料理

2008年11月10日 | YG-World

今日はちょっと一休み 中華料理です。
行く先々『中華レストラン』ばっかり(^_-)-☆ですね。当然です。ここは中国ですよ!!と言われてしまいました。でも、『四川』あり『広東』あり『上海』ありでそれなりに区別があるようです。食事のたびにカメラを出すのも失礼と思い、珍しいものだけパチリとしてきました。
                こちらはカジュアルな広東料理の店   
  人気の店らしく、番号札を渡されて少し待ちました。
 入り口脇に、待つスペースがあるのですが、ここにCDやDVD置かれていて、売っていました。結構買う人がいるのです。これっておそらく海賊版じゃないでしょうか。売り子のお兄さんも忙しそうです。 
            『草魚』の鍋  店の奥の水槽で泳いでいました。       
     『骨棒』 読んで字の如し。  キャピタル・ホテルのランチで
    骨付き肉の脇に、ストローと透明のグローブが添えてありました。
    手袋をはめて、骨の中にストローを入れてチュッ・チュと吸います。
    いかにも元気になりそう??ですか。 味・・・良く分かりません(-_-;)
       

こちらは『上海料理』            この辺 『海老』らしきものがみえますか。
         運ばれてきたとき器の中で何かが動いていました。
         『ひげ』らしきものが見えたのでまさか「さそり」と思いましたが。
        (さそりにひげはないですか?)
         4.5センチの生きた小エビが焼酎と調味料の中で跳ねていました。

   おまけ その①       
       初めて、見かけた日本料理レストラン いかにも安っぽい。
 
    おまけ その②
   こちらは日本です。餃子パーティに呼ばれたときのもの。
   中国の人は餃子は皮も自分で作ります。        
          しばらく寝かせておいた生地を皮一枚分の量にちぎります

  
  それから麺棒で一枚ずつ広げて丸くします。
  ここが一番肝心な所、なるべく薄くするのですが結構難しい。
  見るとやるとは大違い。      
  具を入れて包めば出来上がり。
  『水餃子』で食べます。皮が薄ければ薄いほど舌触りがよい。
  熱々をラー油・ごま油・酢・醤油等お好みで食べます。 
  ちなみにある所では小皿にニンニクのみじん切りが添えられていました。

  おまけ その③
     
             ひかっていて見づらいですが、『ピータン』
香港で『海鮮シャブシャブ』を食べたとき、入っていました。
薄切りだったので『茄子?』と聞いたら『100年前の卵』と答えが返ってきました。
いかにも中国らしい話なので、ついでに載せてみました。

                次は今回一番楽しみしていた京劇です  


絢爛の秋色に染まる③

2008年11月09日 | SO-Color

 このごろパソコンの様子がおかしいけれど、システムの復元とか、要らないファイルを削除してクリーンアップを図ったり、デフラグを試みたりして、Give Upせずに何とか凌いで頑張っている状況です。“窮すれば通ず”というところですか!
 会報33号を平行して編集しています。私のパソコンはもうお腹いっぱい詰め込んでいる状態です。
 そんな中でも、ブログは全てインターネットにファイルを預けられるのでお勧めです。画像は3000MBを無料でファイルできます。1年8ヶ月経った現在の使用量はまだ、わずか。下にしめすような表示がされています。

       画像一覧:全2700枚(使用容量16.403MB/3000MB)

 そして、こういう交流がインターネットを通して仲間同士が共有し、閲覧できることはありがたいことだと思っています。
 
 さて、今日は日本の風景をキャッチ。絢爛…②の続きをご覧ください。
  
 可愛い七五三参りのお嬢ちゃん。保護者らしき人に撮影の許可をとりつつ、もうその時はポーズしてくれて…! 旅のご一緒、Msakoさんが着崩れたおはしょりを事も無げに直して差し上げているので若いお母さんは恐縮。若いお父さんは娘さんの履物“ぽっくり”をてに持って…。長い参道は履きなれた靴に限ると着物の下はシューズ。そして着崩れを直して貰ったお礼に「ハイ、ポーズ」…お嬢ちゃんは写され慣れたもの!!いえいえ、たった今写真館で撮ってきたところよ!という訳かも知れないけれどね。
  
 着物は本裁ちですね、きっと。肩上げや模様の配置など…もっと大きくおとなになっても、少し手直しするだけで着られますね。東照宮参道にある輪王寺。  
    
 
 これから、出発の駅に戻り予約の大型タクシーに乗って奥鬼怒へ移動します。一人当たり6,000円の運賃の移動です。
  
 
 樹の間越しに見える滝は霧降の滝。秋たけなわの絵になる風景です。この細やかな、繊細な美しさを愛でながら、うっとり眺めておりました。

  霧降の滝を見て霧降高原へ進みます。タクシー(10人乗り位の大きさ)は、秘湯とも言われる加仁湯温泉へと、スムーズにどんどん移動します。タクシーの運転手はガイドも兼ねていろいろ説明し、親切に良さそうな景色のところで止まって記念の写真をと、シャッターを押してくれます。

 
 橋の上からの眺め。冷えて風も出てきたので上着を羽織りました。谷の方の紅葉は、すっかり落ちてしまって冬木の支度です。
  
  
 タクシーの窓からは放牧されている乳牛が草を食んでいました。大笹牧場です。レストハウスでちょっと寒いけれど、震えるような今の気候のなかで名物のアイスクリームを食べたいと言いながら、買おうとしたけれど、あまりの人がいて順番待ちが大変だとあきらめ、先へ進むことにしました。
 牧場より下ってきましたら、素敵な紅葉の彩り!思わず歓声をあげてしまいました。
 
 「あの真ん中の山影(画面では左から4分の1くらいの位置で二つ小さく見える山影)が、これから目指す加仁湯の宿がある位置です。あそこまでこれから行くんですよ 。」と、運転手さんは指し示します。そしてこの風景を背にまた、記念撮影をしてくれました。
 
  
  女夫渕(めおとぶち)まで行く途中で滝!でもその滝の名前を失念したが、美しい水の流れ…。大型タクシーの運転手の案内による寄り道です。写真を撮っている時は気づかなかったけれど、左下の15、6個の胡麻粒のように見えるのはもしかして人? …人のようです。
  
 こちらのなだらかな曲線を見せるのは男体山、あの尖った峰が女峰山…とタクシー運転手さん。向きによっては男体山も尖って見える場所があるようだけれど。
 茶店の脇の滝見スポットからの撮影です。
  
  そしてタクシー運転手は明日のコースを考えてくださっていたのでした。ことによるとこの旅を企画されたFusakoさんがお願いしていたのかも知れないとも思いますが、本当に親切な運転手でした。
 「川俣ダムを見学するなら、この平家塚で下りて遊歩道があるからあのオレンジ色に鋪道されている道を行き、次は向こうのつり橋へ。ほら東屋があるところ…」と。
 「バスは3時間に1本だから時刻表を見ておいてから行きなさいよ」とのご注意も受けました。大まかのコースを遠くから眺めての下見でした。
 女夫渕(めおとぶち)から、車両制限で許可された車だけが通過できる林道(でこぼこ道)を3~40分揺られて加仁湯にとっぷりと暗くなっての到着となりました。
 「ロイヤルルームのお客さんをご案内…」と髭を生やした番頭さんが、旧舘の突端の部屋に案内してくださいました。
 「何だ普通の部屋じゃない!これがロイヤルルームなの?」
 するとその番頭さんがそっと窓の障子を開けて……。
 驚きです。スペシャルです。ロイヤルかどうかは評価できないけれど…。部屋の窓の外はライトに照らされた広い混浴の露天風呂が間近に眺められるのでした。裸の男性がお風呂の渕に腰掛けていました。オ・ド・ロ・キ!!でしたが、ちょっとだけ見ちゃいました。
 私たち、人並み程度のエッチかな~!? ちょっと覗き見…、でもできないよねぇ。
  


香炉峰

2008年11月08日 | YG-World

「中国江西省九江の南西、魯山にある山で、形が香炉に似ている。
魯山中の景勝のひとつ。
   『香炉峰の雪は簾をかかげてみる』  
 
    
  『白居易』の七言律詩で有名。
  そして、『枕草子』にも登場する。
 
北京市民の避暑地。『香山紅葉』や雪景色で知られる。でも紅葉なら『日光』の方がはるかにきれいみたいでしたね(^_-)-☆
リフトで行けば山頂まで20分とある。
大丈夫、歩けるからと言われトライしてみる  

   
  
  
 道の両側、中国人の生活が見て取れる。若者のグループ、家族連れが多い。歩いていてとても楽しい。
 
   
                紅葉で作った蝶。
         
           みんな、好きな量だけ袋に入れて量ってもらう。
何だか良く分からないのを買いました。聞いたらこの山で取れた『アーモンド』とか、「ホントかしら??」
 
 よりどり『3個10元』 (ちなみに1元は15円でした)
 ざくろとみかんを2個買いました。 
途中、非常に後悔しましたとは言え、もう引き返せない。頂上まで557メートルとある。これがどの程度のものなのか、分かりません。『山登り』は私の行動範疇に入っていませんので。 こんなつもりではなかったので靴も普通の靴ですし、最後は足が上がらなくなりました。途中の景色なんて見る余裕なし。
  
 
  やっとたどり着いた山頂。風が冷たくて顔がごわごわになっています。
  でも、この日の晩はフットマッサージやってもらいました。
  初めてです。 カ・ン・ゲ・キ 
  
            
            雪のいと高う降りたるを
            例ならず御格子まゐりて
            炭櫃(すびつ)に火おこして
            物語などして集りさぶらふに
            「少納言よ 香炉峰の雪いかならむ」と仰せらるれば
            御格子上げさせて御簾(みす)を高く上げたれば 笑はせ給ふ。

      中宮様が「少納言よ、香炉峰の雪はどうであろう」と聞いた時に、
     清少納言は、御簾を上げてみせた。
     清少納言が、気の利いた答え方をしたので、
     他の女達が「さすがね~」と言ったという場面。
                     ちょっと『枕草紙』 載せてみました。  

          
さあ、下りです。上りよりも大変ともいわれますが、息は切れませんが危うく転びそうになりました。ここで、中国人のマナーについて一言。ステレオタイプで判断してはいけませんが、上の写真、紅葉した木に登って写真のポーズを取っています。同じ光景3回見ました。これちょっとまずいんじゃない皆、大人たちですもの。それと道端で売っている食べ物を歩きながら食べるのはまだしも、それをみなポイポイとその場に捨ててしまう。(でも、それを拾うという職業の人がいて、それで成り立っている所もあるようですが)

交通マナーもすごい 『香山』から帰る人たちでごった返しているのに、バスは「ビービー・ブーブー」すごい勢いでクラクションを鳴らし、そこのけそこのけ。街中は自転車も多く、この自転車が縦横無尽に車をすり抜け、歩行者は平気で『赤信号』でも渡ってしまう。


初めてバスに乗りました。北京市内なら何処から乗っても何処で降りても『1元』(ガイドブックにはそんな事書いてなかったようですが) 乗る前からびっくり。バスが止まり、ドアが開くと同時に我先にとなだれ込む。乗ってびっくり。まぁ~~騒々しい。隣のおじさんが大声で携帯で話していたと思ったら、バスが止まると怒鳴り込んで私を突き飛ばして降りて行きました
普通の中国人の生活に触れた興味深い一日でした。
                次は軽く中華料理でも
 


絢爛な秋色に染まる②

2008年11月07日 | SO-Color

 故宮、紫禁城、万里の長城、天壇公園、上海、杭州など、その他もう名前を思い出したいが浮かばないことがあると思えるくらい以前、私も母を囲んで都合のつく三姉妹で旅行したことがありました。まだ母も丈夫で、父が亡くなってから間もなくの感傷・慰安旅行でした。
 YGさんも、私が以前旅行した所に行かれたようなので、次のアップが楽しみ!!
 あやとりのように、互いに交歓しながらブログアップしましょうよ!と彼女とお話しています。



 さて、ここは日本、栃木、日光東照宮となります。拝見すると中国の建造物を思い出します。しかし中国は規模が国土に比例してなんでも大きい!日本の良い所は狭い国土で、規模は小さくても細かく丁寧な仕事をしていると、中国旅行とを思い合わせながら仰ぎ見たのでした。
 
  
 
 凄いなぁ、確かに中国の真似から始まったのかも知れないが、手先の細やかさは大変なことですよ!と舌を巻いた。中国では9面の龍の姿を彫った、ちょうどこれに良く似た壁がありました。中国では“9”という数字は、数字の中の王様、これより大きな数字はないから、尊ばれていると説明を受けたことを思い出していました!
           
            
  早起きの出発だから、まだ午前中。薄曇が撮影にはちょうどいいというのだが、陽射しが照りかえって光と影が画像をうまく捉えてくれないで真っ暗か明るすぎという対比が激しい写真ですが、今回はこの6人の顔ぶれです。
  
 神馬の厩舎の外壁、欄間に「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫り物があります。その中にお住まいの神馬! 白くて綺麗、そして目がとても魅力的!
 「おうまちゃん!こっちを見てよ、お願い!」と言ったら通じた!! ちらっと見てくれたのです。神馬は一日4時間のお勤めをして、あとはゆっくり休憩を取られるそうです。

 この門の右手が前出の彫刻壁があります。大勢の見物客の列に従って御門をくぐります。
  
 ゆっくり人の背中を追って順番に前に進みますから、ちょっと上見てパチリ!前見て、パチリ!…とその余裕があります。
             
 こちらは陽明門の内側からのものです。門の左手が社務所。様子によっては、東照宮へ立ち寄らず、小田代ケ原を歩くというファジーな計画も組んであって、ここへは来ないかもしれないとの気持ちもあり、ご朱印帳は持参しなかったが、朱印を書いていただくことにしました。家に帰って手持ちのご朱印帳に貼り付ければいいとの心積もりです。そして、次は眠り猫が拝見できます。
           
 左甚五郎の彫刻があまりに巧みで、この眠り猫は昼間は寝ているが、夜な夜なこの欄間から抜け出してしまったという、まことしやかな伝説ともなったほど人々を感心させてもおります。これも有名な猫ですが、意外に小さくて「へえー、これなの!?」と感激とともに驚きでもありました。ここをくぐって先へ進むと、400段?以上もある一枚石の階段が急傾斜で続きます。ここを上がれば奥の院で団体旅行だとしたら、眠り猫を見て引き返すのが常だとか…。
          
 あと50段で上りきると言う手前の踊場に、あの有名な東照宮ご遺訓の「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し急ぐべからず」とあった。急がない、急がないと自分に呪文をかけるとしようか!
 
  奥の院の入り口から見ると鋳抜き門を通して奥宮ご宝塔が見えるよう設計されているのですが、今回はあまりの人出でその方向からは伺いませんでした。家康公の神様をおさめた宝塔であるというものです。
           
 故宮、天壇公園での大理石の彫刻は素晴らしかったと忘れてはいない。
 大理石と言う高価な石。父が好んだ大理石の婦人像“オンディーヌ”を買い求めて、オニックスのマントルピースの上に飾っているが、そのまま30年くらい動かさずに父の心として置いたままにしています。
 素材の大理石を彫っていくうちに黒い汚れが出て来ないとも限らない、と…真っ白な大理石に失敗なく彫り出す技術は名人と言われるものだ…なんて勧められて幸せな気持ちで眺めているという内容で、父の詩集の一作品に著しているけれど、故宮の壮大なまでの戒壇は、もう口も利けないほどの荘厳なものでした。
 広大な中国の国土と、日本のものとは規模が違うと、ただただ恐れ入った印象だったことも懐かしく思い出しました。


天安門~故宮へ

2008年11月06日 | YG-World

     お馴染みの天安門 北京でここを外すわけにはいきません

  


            白い帽子の団体さん 


                       こちらは赤い帽子の団体さん
  赤・白・黄色 お揃いの帽子をかぶった中国人の団体さんが大勢います。
  何故か日本人ツアーに会わなかったような?
  中国の人にとっても観光シーズン。  
  『一生に一度は北京に・故宮に行かねばなるまい』そんな感覚のようです。


保和殿裏の石段       雲龍階石 紫禁城最大の石造物 一枚岩で出来ている
皇帝のみが通行できる 
     
        
             『ラストエンペラー』の一場面を思いだしそう
               『大和殿』
                回廊はこうなっています。
                    見事な天井画
          

 
 故宮を説明しようとしたら容易でないことに気が付きました。
 一度や二度では語れるものではないくらいの歴史と壮大さです。
 と言う訳でこの辺は是非ご自分の目で確認してください。
 『中国4000年の歴史だからねぇ』と言ったら『いや・違う!!5000年だ』
 と言われてしまいましたけど・・・    

     広い広い天安門前広場 北京市民の憩いの場といった所
ここまで来る間、多分私たちが旅行客であると思ったのでしょう。物売りの男の子が『これ買え・あれ買え』とついてくる事・数メートル(ToT)/~~~『不用・不用』といってもぴったりと歩調を合わせてくるのでちょっと怖いです。
さすがにこの辺は観光客はほとんどいません。ランチに向かいます。
中国人の案内なのでみんなおまかせです。
                  次は『香山』へ 


絢爛な秋色に染まる①

2008年11月05日 | SO-Color

 昨日はYGさんの北京風景シリーズの開幕でした。
 SOは、日本の秋。絢爛で豪奢な秋色にひたってきました。 東武浅草を8時に発って、9:39下今市駅に到着。まだこの辺は紅葉しかけた緑色の葉を湛えていました。
 
  
  大谷川(だいやがわ)に沿って歩きます。匠町へ向けて浄光寺方向へ。暫くあちらこちらに目をやって、お天気の良さと空気の旨さと秋色に染まった山や木々を見ながら歩いて行きます。
           
  含満橋を渡って進行方向からの人たちを引き止めて、目指す匠町の古い街並みの通りはこちら方面でよいかと尋ねました。ああ、同じアジア人だけど異邦人。そういう方が大勢日本の観光を楽しんでいました。
           
 “並び地蔵”(化け地蔵)は大谷川の川淵に一列に並んでいる地蔵様群。明治5年の大洪水で地蔵群の先頭に並んでいた地蔵は、流されてしまい後に親地蔵の一体の首が見つかり、対岸の浄光寺に安置されているとのこと。“並び地蔵”は数える度に数がちがうということから、化け地蔵と呼ばれてもいるそうです。その川淵まで行くことを諦めて、浄光寺に向かいました。
  
   その親地蔵の首だけを安置している浄光寺境内。座禅を組む姿のお地蔵様も他に7,8体おいでになる。
  
  梵鐘は県の文化財。県で一番古いものと言う。帰りがけに見えるようにとの立て札。「どうぞ苦捨(苦しみ・悩みを捨てる)してお帰りください。当山住職」…とのこと。
  
 左側は「石升の道」の由来、説明板。この石の中の管から清い水が流れ出る。この辺は湧き水がこのほかにも其処此処にあり、「飲み水にどうぞ」と、素朴な管からチョロチョロと流れ試しに飲んでみたら、とても冷たくて美味しい水でした。
 この道は古くから水道が通っていたとのこと。頷けます。等間隔に石の升水が置かれて水が流れ出ています。 いよいよ信号を渡ると東照宮境内に入って行きます。
  
  日光山輪王寺、日光東照宮、日光荒山神社、そして輪王寺大猷院(たいゆういん)と寺社が固まって存在しています。
           
 あの有名な三猿の彫り物は、神馬厩舎の欄間に取り付けてありました。三連休の2日目の人出が予想される真っ只中の日です。たくさんの人並みに押された状態…友達から指さして教えていただかなかったら、私は完全に見落としていたでしょう。
 世界遺産に列挙されているこの場所に、表の道を通りがかったものの、寄らずに素通りしてしまった若い日から、何と40年も経ってからの訪問となりました。友達が付き合ってくださったお陰!ありがとう、仲間の皆様!!

 まあ、そういえば私はどこにもウロウロしないで、ただまっすぐに家と学校、家と勤務先、家の管理、家のなかで子育て、子どものために学校の役員、町内会や同好会の役員…として居ただけだったような気がします。
 実はそれで人間の一生はいいのかも知れないけれど、今の時代、その他にやろうと思いさえすれば、または億劫でなかったら、そして何より健康であったなら、実現可能な中に置かれている“幸せな時”なのかもしれない。長い目で見れば、それはたった一時に過ぎないのかも知れない貴重な時でもあるとは思うのだけれど…。
 なるべく友達に誘われたり、行くチャンスがあれば、顔を出して変化のある時間を共有したっていいのではないかと思いながらも、私の手を必要としている家人たちを思い描いてふと複雑な心境にもなりました。