核融合発電について
とまりぎ
人類は石炭、石油、天然ガスというエネルギー源の次に、核分裂エネルギーによる原子力発電を実用化した。ところがこの核分裂は、放射線という生命にはやっかいなものを放出する危険性を抱えている。
そこで登場してくるのが、自然界に存在する重水素を原料とする核融合という技術だ。日本の原研で研究が始まっておよそ50年になるが、実験は続いている。世界では日米欧露中韓印が加盟する国際条約(イーター協定)の下に、南仏カダラッシュにITERサイトが建設される。
この核融合研究を行っている、独立行政法人日本原子力研究開発機構の那珂核融合研究所を見学に行くことになった。
新宿集合でプラザ62の参加者13名が集ったのは、予定の午前10時前。揃ったところでマイクロバスが発車した。常磐道を北上し、途中休憩で千代田パーキングへ寄る。
昼食はレストランキャロッツ。
裏門へ行ったが開いてなく正門を探し、ようやく午後1時半には研究所へ入った。
核融合炉の一部、断面が見える。
制御室にある中央パネル。前に神棚と達磨があるのは、おもしろいことだ。
実用化はおよそ40年後という、遠大な計画だ。
何ヶ所も設備を見させていただき、午後4時帰路に着いた。