高尾のうかい鳥山
とまりぎ
知り合いの会社が創立30周年の祝いを、「うかい鳥山」でやることになった。過去にも数回来たところだが、特にとまりぎの先生が亡くなってからの三回忌が記憶に残っている。春と秋の旅行のほかに、ひと月遅れの新年会や暑気払いの会などでよく会っていたからだ。
そこを会場にするというものだから、喜んで参加させてもらった。
白川郷から移築したという急角度の屋根を見ながら入口の門をくぐると、水車が廻っている。
奥の方をのぞくと、建物が続いている。
道に従って奥へ奥へと進む。雨上がりで湿度が多く、しっとりとした感じだ。
山が壁になっていて、外界とは閉ざされた空間だ。
池には鯉が泳いでいる。
さらに奥には水芭蕉の庭園があるのだが、この日は残念なことに大雨が降ったあとで、工事中の無情な表示が奥への進入を拒んでいる。止むを得ない。