院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「冷たいおもてなし。」

2007年08月04日 07時01分20秒 | 
「ランチの女王」で、トマちゃん(伊東美咲)のちょっとした意地悪で

キッチンマカロニに大量のジャガイモが届いたことがありました。

いや、ドラマだけどね。


で、その大量のジャガイモをどうするか?っなったとき、勇二郎(江口洋介)の

アイデアで、ビシソワーズを作ってランチのサービスメニューとして出そうという

ことになりました。


我が家も、軽くそんな状態なのでジャガイモ消費のためにビシソワーズを作りました。


ビシソワーズとはジャガイモの冷たいスープのことで、特に今のような暑い時期に

前菜としてだすと非常に喜ばれるものです。


作り方は簡単だし、材料も安いのでとっても良いスープなんですが、

時間と言う手間が掛かるのです。


ジャガイモを茹でて、裏ごししてコンソメのスープに溶かし込んで、塩コショウを

決めたら生クリームを入れて完成。


完成なんだけど、これじゃあ冷たいスープではないので冷やさないといけません。

熱いスープをそのまま冷蔵庫に入れるのは非常に抵抗感があるので、粗熱を冷ましてから

冷蔵庫に入れます。


粗熱を冷ますにはやはり1時間以上はかけたいので、その間何をしても自由ですが

粗熱が取れたら、鍋ごと冷蔵庫に入れる動作はしなくてはなりません。


スープが冷たく冷えるまではさらに数時間掛かります。


手順自体は簡単で特に技術を要しないものですが、客がこれから来るからって

作り始めたんじゃ、どうやったって間に合わないメニューです。

それがビシソワーズ。


家の外が北極みたいに寒ければ、ずいぶん簡単で手軽なメニューになりますが、

残念なことにそんな寒い所では、ビシソワーズは全然喜ばれないでしょう。

それがビシソワーズ。