院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「メール相談のります!」

2007年10月20日 07時04分33秒 | ノンジャンル
昨日、院長のもとになにやら深刻な相談メールが届きました。

本人の許可をとってあるのでここに紹介したいと思います。


>出産してからずーーーーーーっと気になってたことなんだけどね。
>いままでなんとなく誰にも聞けない&言えなくってさ。

>あのさ、「鼻くそ」って正しい日本語???

>目くそ→目やに
>耳くそ→耳垢

>そもそも「くそ」ってのはスラングであって、分別ある大人、しかも
>大人の女が使っちゃいけない言葉だと思ってたんだよね。
>「くそ」なんて発音するの、抵抗あるわけよ。頭に「鼻」がついたとしてもね。

>でもさ。

>今まで生きてきた33年間を振り返ってみても、「鼻くそ」にかわる言葉を聞いた覚えがないの。

>自分は今までどうしてたのか?
>たとえば、目の前に座っている人の鼻から、乾いた「鼻くそ」がぷらぷらしてるような場面で。
>どう考えても、教えてあげたほうがいいよなあって時に。

>そんな時あたしは、
>「ほらっ!鼻!でてる」

>みたいな言い回しでその場をしのいできたんだな。


>ところがよ。

>子供の世話って、まずは食べることと排泄・衛生なんだよね。
>おしっこ・うんちが当たり前の世界で。
>おしっこくらい市民権を得ているスラングなら抵抗ないんだけど、
>「鼻くそ」だけはどうもいけない。

>でも、「いっちゃダメ!」っていう方向に事態は流れていくようになってて。

>うちの子供、最初から鼻ずびずびやってて、鼻くそがたまるんだ。

>仕方なく助産師さんに「あの、鼻はどうやってとってやったら・・・」
>ってきいたらさ、「鼻くそは綿棒でくるっととってあげてください。くるっとね。」

>プロまでが普通に「鼻くそ」
>何よりこの助産師さん、結構美人。美人の口から「鼻くそ」!
>ショック。

>鼻毛・鼻汁まで考えて、どうして「鼻くそ」だけ放置されたのか。


>結論。
>おそらく「鼻くそ」は正しい言葉なんだろう。
>でもなんか、ものすごい不条理を感じる。
>憤りも感じる。


>院長はどう思う?




元のメールの文章の完成度が高かったのでそのまま引用しました。

この友人は学生の頃から、院長好みのとても面白い文を書いていましたが、

それは今も変わらないようです。


さて、院長なりにこの件に関しては生理学のテキストを開いたり、耳鼻咽喉科の

サイトを読み調べたりしてみましたが、どうやら「鼻くそ」以外の

しっくりくるフォーマルな言い方は無いようです。

ほんとに無いんですよ、これが。


でも、世のお母さんで子供が鼻炎気味だったり、なんらかのかたちで耳鼻科に

かかっているのなら、病状を説明するときに「鼻くそ」という単語を

口にすると抵抗がある、ってそのときになって初めて気づく人もいるんではなかろうか?


当たり前すぎて考えもしなかったこともまだまだあるんだな~と

感慨にふけりつつ「ま、どうでもいい」という返事を出しました。