昨日、院長のもとになにやら深刻な相談メールが届きました。
本人の許可をとってあるのでここに紹介したいと思います。
>出産してからずーーーーーーっと気になってたことなんだけどね。
>いままでなんとなく誰にも聞けない&言えなくってさ。
>あのさ、「鼻くそ」って正しい日本語???
>目くそ→目やに
>耳くそ→耳垢
>そもそも「くそ」ってのはスラングであって、分別ある大人、しかも
>大人の女が使っちゃいけない言葉だと思ってたんだよね。
>「くそ」なんて発音するの、抵抗あるわけよ。頭に「鼻」がついたとしてもね。
>でもさ。
>今まで生きてきた33年間を振り返ってみても、「鼻くそ」にかわる言葉を聞いた覚えがないの。
>自分は今までどうしてたのか?
>たとえば、目の前に座っている人の鼻から、乾いた「鼻くそ」がぷらぷらしてるような場面で。
>どう考えても、教えてあげたほうがいいよなあって時に。
>そんな時あたしは、
>「ほらっ!鼻!でてる」
>みたいな言い回しでその場をしのいできたんだな。
>ところがよ。
>子供の世話って、まずは食べることと排泄・衛生なんだよね。
>おしっこ・うんちが当たり前の世界で。
>おしっこくらい市民権を得ているスラングなら抵抗ないんだけど、
>「鼻くそ」だけはどうもいけない。
>でも、「いっちゃダメ!」っていう方向に事態は流れていくようになってて。
>うちの子供、最初から鼻ずびずびやってて、鼻くそがたまるんだ。
>仕方なく助産師さんに「あの、鼻はどうやってとってやったら・・・」
>ってきいたらさ、「鼻くそは綿棒でくるっととってあげてください。くるっとね。」
>プロまでが普通に「鼻くそ」
>何よりこの助産師さん、結構美人。美人の口から「鼻くそ」!
>ショック。
>鼻毛・鼻汁まで考えて、どうして「鼻くそ」だけ放置されたのか。
>結論。
>おそらく「鼻くそ」は正しい言葉なんだろう。
>でもなんか、ものすごい不条理を感じる。
>憤りも感じる。
>院長はどう思う?
元のメールの文章の完成度が高かったのでそのまま引用しました。
この友人は学生の頃から、院長好みのとても面白い文を書いていましたが、
それは今も変わらないようです。
さて、院長なりにこの件に関しては生理学のテキストを開いたり、耳鼻咽喉科の
サイトを読み調べたりしてみましたが、どうやら「鼻くそ」以外の
しっくりくるフォーマルな言い方は無いようです。
ほんとに無いんですよ、これが。
でも、世のお母さんで子供が鼻炎気味だったり、なんらかのかたちで耳鼻科に
かかっているのなら、病状を説明するときに「鼻くそ」という単語を
口にすると抵抗がある、ってそのときになって初めて気づく人もいるんではなかろうか?
当たり前すぎて考えもしなかったこともまだまだあるんだな~と
感慨にふけりつつ「ま、どうでもいい」という返事を出しました。
本人の許可をとってあるのでここに紹介したいと思います。
>出産してからずーーーーーーっと気になってたことなんだけどね。
>いままでなんとなく誰にも聞けない&言えなくってさ。
>あのさ、「鼻くそ」って正しい日本語???
>目くそ→目やに
>耳くそ→耳垢
>そもそも「くそ」ってのはスラングであって、分別ある大人、しかも
>大人の女が使っちゃいけない言葉だと思ってたんだよね。
>「くそ」なんて発音するの、抵抗あるわけよ。頭に「鼻」がついたとしてもね。
>でもさ。
>今まで生きてきた33年間を振り返ってみても、「鼻くそ」にかわる言葉を聞いた覚えがないの。
>自分は今までどうしてたのか?
>たとえば、目の前に座っている人の鼻から、乾いた「鼻くそ」がぷらぷらしてるような場面で。
>どう考えても、教えてあげたほうがいいよなあって時に。
>そんな時あたしは、
>「ほらっ!鼻!でてる」
>みたいな言い回しでその場をしのいできたんだな。
>ところがよ。
>子供の世話って、まずは食べることと排泄・衛生なんだよね。
>おしっこ・うんちが当たり前の世界で。
>おしっこくらい市民権を得ているスラングなら抵抗ないんだけど、
>「鼻くそ」だけはどうもいけない。
>でも、「いっちゃダメ!」っていう方向に事態は流れていくようになってて。
>うちの子供、最初から鼻ずびずびやってて、鼻くそがたまるんだ。
>仕方なく助産師さんに「あの、鼻はどうやってとってやったら・・・」
>ってきいたらさ、「鼻くそは綿棒でくるっととってあげてください。くるっとね。」
>プロまでが普通に「鼻くそ」
>何よりこの助産師さん、結構美人。美人の口から「鼻くそ」!
>ショック。
>鼻毛・鼻汁まで考えて、どうして「鼻くそ」だけ放置されたのか。
>結論。
>おそらく「鼻くそ」は正しい言葉なんだろう。
>でもなんか、ものすごい不条理を感じる。
>憤りも感じる。
>院長はどう思う?
元のメールの文章の完成度が高かったのでそのまま引用しました。
この友人は学生の頃から、院長好みのとても面白い文を書いていましたが、
それは今も変わらないようです。
さて、院長なりにこの件に関しては生理学のテキストを開いたり、耳鼻咽喉科の
サイトを読み調べたりしてみましたが、どうやら「鼻くそ」以外の
しっくりくるフォーマルな言い方は無いようです。
ほんとに無いんですよ、これが。
でも、世のお母さんで子供が鼻炎気味だったり、なんらかのかたちで耳鼻科に
かかっているのなら、病状を説明するときに「鼻くそ」という単語を
口にすると抵抗がある、ってそのときになって初めて気づく人もいるんではなかろうか?
当たり前すぎて考えもしなかったこともまだまだあるんだな~と
感慨にふけりつつ「ま、どうでもいい」という返事を出しました。