院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「あそびの冒険。」

2007年10月25日 07時01分34秒 | ノンジャンル
今から6年ほど前のことですが、院長が趣味のマジックに

狂ってた時期のことでした。


とあるアマチュアマジシャンが管理している、知る人ぞ知る有名なサイトが

ありました(今もある)

そのサイト内で「あそびの冒険シリーズ」というマジック本が紹介されたことが

あったのですが、その紹介文に院長をはじめとするマジッシャンかぶれ達は

すっかりやられてしまいました。


松田道弘という人(有名!)が書いた本で、その6年前の段階ではとっくに絶版に

なっていた本なのですが、全5巻のこの本の素晴らしさがその管理人によって

賛辞の言葉の限りを使って褒めちぎられてました。


この5巻に収められているネタは、どれも貴重なものばかりで、このうちの

3つでも覚えようものならあなたは友達から永遠に「奇跡のマジシャン」と

呼ばれるだろう。


この本に収められているトリックを他の本から集めようとすると、絶版の

洋書にまで手を伸ばさねばならなくなるため、単純に数千万円近くかかって

しまう計算である。

日本人のマジシャンはこの「あそびの冒険シリーズ」が和書として出されている幸運に

感謝しなければならない・・・



まぁ、そんなたたみ込むような絶賛文を何度も読むと否が応でも興味は湧いてきますわな。


このサイトの紹介をきっかけにしたのか分かりませんが、この定価数百円の本は

1冊数万円単位にまで値段が跳ね上がり、ネット上で取引されていました。

この事態にアマチュアマジシャンのブックコレクターが動き、「復刊ドットコム」という

サイトに「あそびの冒険シリーズ」の復刊の希望を出しました。


復刊の条件は「復刊希望ユーザーが100人以上集まること」


ネット上で「あそびの冒険シリーズ」の復刊を希望す人は500人以上を超え、

めでたく初版限りの復刊発売をされる運びとなりました。


めでたく復刊・・とはいえ、文庫本のくせに5巻セットで2万円!?

1冊あたり4千円の計算ですが、それでも数万円に比べれば破格です。


金のない院長は悩みに悩んで、そのセットを注文しました。


内容はといえば、まぁ、面白いんですが、マニアのためのコレクター本

といったところですかね。

確かに奇跡のようなマジックが入ってますが、途方も無く難しいという

致命的な欠点があるのです。


ちなみに院長はこの中のマジックの1つも出来ません。


今も院長の手元には大事に保存されてますが、アマゾンでふと調べてみたら

現在、このセットは6万円前後で取引されてるようです。





何気なく持っていた本が一転して宝物になった瞬間でした。