今日はお盆最終日、13日にお墓にお迎えにいき、お盆中各家で過ごされたご先祖様がお帰りになる日です。
ということで、お盆中にしつらえていたお盆飾りを片づけます。
昔はそのお飾りは川へ流していましたが、今は各地域の決められた集積所に持っていくことになっていて、集められた盆飾りは9時半過ぎに市のごみ収集車に回収されます。
清運寺の近く、原山神社もその集積所の一つで、地元の元三日自治会の方々がテントを張り、施餓鬼棚をこしらえ、本格的な盆送りの形をとっていますので、地域の方だけでなく、結構遠くの方も盆飾りをおさめに来られます。
大切なご先祖様をお迎えしたお飾りですから、ゴミとして粗末に扱われるよりも丁寧に扱ってくださるところに収めたくなるもの分かりますね。
毎年千人弱の方がおさめに来られるとのこと。
自治会の方も前日からの準備や当日朝早くからの御奉仕で大変ですが、他と違って本格的にやっているという誇りを持っていらっしゃるようです。
盆飾りを持って来た方はそれをおさめた後、施餓鬼の旗を受け取って水桶の中に入れ、お線香を施餓鬼棚の前にお供えします。
私たち近隣寺院4ヶ寺の僧侶もお手伝いして、朝6時から9時までの間交代でお経を上げつづけます。
他の集積所では、通常のゴミ集めと同じに盆飾りを集めるところや、テープでお経を流しながらのところ、1人の僧侶がお経を上げているところといろいろあるそうですが、4人の僧侶がお経を読むところはここしかないでしょう。
缶コーヒーのコマーシャルではありませんが、贅沢な風景といえるのではないでしょうか。
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