昨日は清運寺の施餓鬼、今日の午前中はE寺、午後はS寺の施餓鬼です。
やっと夏の施餓鬼シーズンが終わりました。
今年はことのほか暑い日が続き、本当に参りました。
ここ数年、本堂にクーラーを導入するお寺が増えています。
最初は皆、本堂に業務用クーラーを導入するとなると初期費用がかかるし、年間のうち可動するのは二カ月程度で、とても費用がかかりすぎて導入を見送るお寺が多かったのですが、この暑さの中、檀家さんたちに来てもらうのも気の毒なようだし、何よりも衣や袈裟をつけた重装備の私たち僧侶の方が、我慢できなくなったというのが実情です。
清運寺でも、昨年本堂に家庭用クーラーを2台入れましたが、天井も高く広いため快適な涼しさと言うところまでは冷えませんでした。
それでも、ないよりははるかにましです。
今年もクーラーのないお寺での施餓鬼がありましたが、あまりの暑さに気が遠くなるような感じになり、出座した僧侶の間でももうちょっと勘弁してほしいなという雰囲気がただよっていましたね。
冬はトイレの便座が暖かくないと文句を言われるし、夏はクーラーでギンギンに冷えた状態でないと嫌われるし、設備投資に多額の費用がかかって経営を圧迫する時代になりました。
その分お布施が増えれば問題ないんですけどね、そんな都合のよいことはないし・・・。
今日の午後に施餓鬼法要が行われたS寺では法要のあと、落語の独演会がありました。
出演は立川志の八(たてかわしのはち)さん、立川志の輔さんの二番弟子、ただいま二つ目の落語家さんです。
演目は「牛ほめ」と葬儀屋さんを題材にした新作落語でした。
新作落語を聞いて、あるあると思うところもありましたが、僧侶の間で話される葬儀にまつわるエピソードにはもっと面白いものもあるのになとも思います。
人間が緊張して慣れないことをする、そんな時には思いもよらないことがおこりやすいものです。
そんなエピソードを落語という話に作り上げていく才能は素晴らしいですね。
立川志の八さん、新進気鋭の有望株です。
これからも応援していきますよ!
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