「千か寺参りへいこう」これは日蓮宗新聞に連載されているコラムのタイトルです。
ある全国紙の新聞記者さんが休日を利用して全国の日蓮宗の寺院千か寺をまわり、ご首題(ご朱印)を頂く旅をしているという話です。
そしてこのほど、目標としていた千か寺に達して、これからはセンカジサンとして今度は二千か寺を回るということだそうです。
それもアポイントなしに。
日蓮宗寺院といっても、いわゆる観光寺ばかりではありませんから、訪れたときに留守にしているお寺もあることでしょう。
千か寺を回ってご首題を頂くには相当苦労されたことと思います。
コラムの中には、ご住職が留守でご首題をいただけなかったり、道に迷ってなかなかお寺に辿りつかなかったり、思わぬ歓迎を受けたことなど、いろいろなエピソードが書かれています。
いろいろな出来事にめぐり合う、これもアポイントなし訪問のおもしろさでしょう。
読むたびにこちらも、それってあるよねと思わずうなずいてしまうこともしばしばです
住職が留守がちというお寺も結構ありますから、その住職を訪ねるときは必ず事前に連絡を取らないと会えない方もいますし、ほとんど檀家さんしか来ないお寺ではご首題を書いてくれないところもあります。
筆者と同じく、山奥のお寺に初めて行くときに道に迷って散々な目に会ったことも何度もあります。
この清運寺も昨年までは観光で来られる方もほとんどなく、ご首題を書く機会はほとんどありませんでした。
しかし、今年になってからはご首題を書く機会が格段に増え、一生涯のうちにこんなにご首題を書くことになるとは思いもよりませんでした。
清運寺にご首題を頂きに来る方の中には日蓮宗のお寺ばかりを回っていらっしゃる方もありますが、ほとんどの方が、有名どころの寺社仏閣を回ってのご朱印集めをされているようです。
私の記憶では、まだ、清運寺にはセンカジサンはお見えになっていないと思うのですが、(間違っていたらごめんなさい)、もし、いらっしゃったならいろんなお話しをお聞きしたいものです。
千ヶ寺のお寺をめぐるというのはすごいことです。
それだけで御利益満載、大変な偉業と言えるでしょう。



