関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

「市の木・市の花」制定委員会

2006年07月03日 | 市政全般

 今日3日、「鶴岡市市の木・花制定委員会」第一回会議がおこなわれ、私は日本共産党市議団代表として参加しました。

 委員会の構成メンバーは、
  鶴岡市助役(委員長に互選されました)
  市議会議員(新生クラブ、黎明公明、連合、日本共産党)
  学識経験者(山大農学部教授、市民森の会代表、市文化財保護委員会代表)  
  地域代表(旧市町村毎に計6人)  合計14人。

 これまでの旧市町村の花・木は、      
           木      花
  鶴岡  けやき・庄内柿  さくら
  藤島  けやき      藤の花
  羽黒   杉       みずばしょう
  櫛引   柿       サルビア
  朝日   ブナ      かたくり
  温海   杉       マルバシャリンバイ

 今日の会議で決められた主なことは、
 1)8月1日付け市広報に折り込みで「市民アンケート」をおこなうが、
  ○回答数で決めるのではなく、制定委員会の選考の参考とする。制定委員会案
   をもとに市長が決定する(最初からそういうことになっている)
  ○アンケートには、旧6市町村の木・花を候補として制定委員会から推薦する。
   同時に、自由記載欄を設け、候補以外の木・花も受け付ける。
 2)アンケート結果を受けて次回委員会を開催し、10月の「合併1周年式典」に向け
  て、選考を進める

 3)市の木・花の選に漏れた木・花を「推薦木・花」とすることも考慮する。

                  あらまし、以上のようなことであったかと思います。

 委員の方々から貴重な意見が多く出されましたが、特に印象に残ったことを挙げれば、
  「私の知人で、『市の花』を知っている人は多かったが、『木』の方は知らない人が
   殆ど
だった」
  「(なぜ『木・花』を決めるのかと聞かれて)すべての都道府県、県内13市も決め
   ているから
」(事務局)
  「選考基準としては、『市民に①親しまれている、②活用されている、③多く生育し
   ている』の三つを考慮すべき」
  「選に漏れた旧町村の花・木は、『推薦木・花』のような形で残すべき」(複数意
   見)  
  「新市の自然を現すものを選ぶべき。木・花に限らず考えられるべきではない
   かと思うが、
   木としては、広大な森林の(主要な樹種である)ブナ。
          鶴岡の歴史と結びつき、町中にこれだけ柿が多い町も他に無いこと
          から柿。
          ケヤキは全国で沢山選ばれている。
          (旧羽黒などで選ばれていた)『杉』は、むしろ『杉木立』である。
   花では、  旧櫛引のサルビアは(地域を代表すると言うよりは)『花いっぱい運
          動』などの関わりで選ばれたと思われる。
          さくらは、国の木であり、特に鶴岡で選ぶのはどうか。」

  私は、次のような意見を述べました。
   1)すべてに渡って、市民の合意形成を重視する。「なぜ花・木を選ぶのか」市民
    に説明し、納得が得られる形で決める。合意が得られないのなら決めないこと
    も(アンケートの)選択肢とする。。「一つ選ぶか、複数か」も問う。

   2)一つの木・花を市民の「統合の象徴」のようなものとすること自体が、価値観
    の多様化した今日の社会状況の下で可能かどうかの是非(市の木・花を決め
    ることの是非)も問う

   特に、選に漏れた旧市町村の住民が面白く無い思いをするようなことは避けな
  ければならないと考えます。 
   そして、本当にそうしようと考えれば、「10月の記念式典で発表する(8月末に
  は決める)」というのは、ムリではないかと思いました。 
   昨日あたりに第一回会議を招集して、2ヶ月足らずで決めるという当局の考え
  は、やはり、「市民合意」というものを軽視していることの現れと感じました。

    これからおこなわれるアンケートなどに、多くの市民の方の関心とご意見が寄
  せられることを願います。