24日(金)、庄内町文化創造館「響ホール」でおこなわれた、庄内地区国民健康保険運営協議会連絡会委員研修会に(都合があって午前中だけ)参加しました。
午前中の講演として、山形県国民健康保険団体連合会の金子雅憲常務理事による「県内国保事業の現状と課題」がありました。
「国保の構造的な課題」として、「高齢者、無職者の増加」「年金受給者、低所得者の増加」「国保財政の危機的状況」を挙げるなど、大変な現実を反映した内容もあるのですが、
「医療保険制度の危機的状況への対応策」となると、「医療費の抑制は保険者の責任」「医療保険制度の一元化」などを挙げ、
更に、「後期高齢者医療制度の負担増はごくわずかで大部分は良くなった。名前でつまづいただけ」など、ギョッとするような見解が次々と出てきました。
厚労省見解の乱暴な受け売りといった感じです。
当然、「社会保障としての医療保険制度」の見地からの反論が出てくる訳ですが、そのことについての見識が無いのか、知ってて知らないフリをしているのか、どちらにしても、このような考えで県の国保が運営されている(国保税が使われている)ということを目の当たりにするとガッカリしてしまいます。
質問の時間に問題の指摘をおこなおうかと思いましたが、「時間が無いので質問はまたの機会に」という進行で拍子抜けしました。
このような一方的な講義で「研修会」ということ自体が大問題です。
いつかどこかで、「オトシマエ」をつけなければなりません。