関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

市立病院の医療を守れ~荘内病院職員労働組合定期大会~

2011年09月23日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 9月22日(木)夜、市立荘内病院職員労働組合の定期大会に出席し、来賓として挨拶させて頂きました。

 会場となった病院講堂には、その日の勤務を終えた組合員が三々五々集合、看護師を始めとして女性の比率が高いこと、最初から最後まで真面目にきちんと参加することが医療の労働組合の特徴です。
 命と健康を守る仕事を終えて、疲労とともに充足感をも漂わせた参加者の独特の雰囲気は、医療労働組合の役員として大会準備も十年間やった私には、特に心地の良いものであり、脳内にアルファ波が発生するのがわかります。(現役時代は大会の責任者として、アドレナリンが過剰に分泌され、頻脈・血圧上昇・口渇・胃痛という状態でした・・)、

 議案書に記載された2011年度方針案は、医療を取り巻く情勢について、「医療・介護分野を取り巻く人員や労働条件は、患者や利用者へ提供するサービスの質を決定します。医療現場では人員不足と労働強化によって、年々過重労働が進んでいます。」として日本看護協会の調査結果を紹介し、「特に荘内病院は県内でも有数の高い病床稼働率であり、看護師の労務の密度も高くなっています。必然的に慢性的な人員不足・過密労働・夜勤回数増加など、労働者を取り巻く環境は一向に改善の兆しが見えません」と告発しています。
 私も同じ認識です。

 来賓挨拶の中で私は、今おこなわれている市議会9月定例会でおこなった看護師養成・確保に関する質問の内容をパネルも使って紹介しつつ、
 看護師不足の根本には民主党政権が自民党政権の医療費抑制政策を引継ぎ、看護師養成・確保の方向性を持っていないという国政上の問題があること、その転換のたたかいに奮闘することを訴えました。



 労働組合を「既得権益を守るための集団」などと決めつける論調もありますが、市立病院の労働者の生活と権利を守ることと、地域医療を守ることは一体の問題であり、荘内病院職員組合の役割は市民の利益を守る上で大変大きいものだと改めて感じました。

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