7日(日)朝、朝日地区大網の方から電話があり、昨夜暴風があって、集落にかなり被害が出たとのこと。
午前中から重要な会合への出席を予定していたため、何人かの関係者の遅参する旨、連絡を取った上で、雨具・長靴で現地に向かいました。
大網上村集落では、屋根が大きく剥がれ、一部が飛ばされた世帯が一軒、屋根が飛ばされた牛舎が一棟、集落の方が出張って、飛散物の回収や屋根にブルーシートを貼る作業をやっておられました。
牛舎の屋根の一部でしょう。電線に飛んでいます。
駐在員(町内会長のような役職)の方から状況を聞き、明日朝日庁舎に対応を要請する旨お話しして、隣の関谷集落に回りました。
関谷は、朝日地区の党の長老、遠藤重輔前朝日村議のお宅に寄り、一緒に集落を歩いてもらいました。
車庫のシャッターが飛ばされた家一軒、作業小屋の壁と窓などが飛ばされる被害が数軒、真ん中辺りでボッキリ折れた杉の木、倒壊した杉の木なども確認されました。
シャッターが飛んで、応急処置。何かに掴まっていないと人間が飛ばされそうな暴風の中での作業、さぞや大変だったでしょう。
まどが無くなっています。
奥の木が根本から抜けて倒れています。直径40cmはありそうです。
左手の木から折れた部分が手前に。
最後に一番遠方の田麦俣集落へ。
屋根が剥がれたお宅2軒に寄りましたが一軒はお留守、一番被害の大きかったお宅の方からお話しを聞くことができました。
剥がれた屋根の間から雨がかなり入ってきたので、トタンだけでなく下地板なども含めてかなりの修理費用がかかるだろうと、心配されていました。
こちらの駐在員の方からは、「田麦・関谷・上村と、たまにこうした強い風が吹くルートだ」などなど、当地の気象と地形との関係など興味深いお話しも少し伺いました。駐在員さんのご自宅も玄関のガラスを木が突き破ったり、大被害でした。
道路に飛んだ屋根のトタン
以上はあくまで主な被害であり、雪囲いの塩ビ板のようなもので風が当たる方向にあったものは、まず無事では済まなかったようで、かなり多くのお宅が被害を被ったようです。
70年以上この地域に住んでいるお年寄り方が「家がグラグラ揺れ、飛ぶかと思った。こんなに恐ろしい風は初めてだ」と言っていましたので、非常に特別の風であったようです。
なお、私が着く前に朝日庁舎の総務課長と担当者が調査に来たということで、速やかな対応に感心しました。
日曜日であっても、住民ニーズに応える構えは、当然のこととは言え大事なことです。
昨年もこの時期に暴風被害がありましたが、夜のニュースなどを聞いても今回は被害地域は少なく、私が調査した地域が一番やられたようでした。
昨年は、農業施設については県や市から一定の補償などがおこなわれており、今回も同様の措置を求めていかなければなりません。
上村から関谷に行く途中、電線に折れた木が引っかかって、東北電力も来ていました。
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付録~日本気象協会の天気概況~
庄内では、7日夜のはじめ頃から8日昼前まで暴風や高波に警戒して下さい。
低気圧が日本海と三陸沖にあって、ともに北北東へ進んでいます。
山形県は、雨や曇りとなっています。
今日7日夜は、低気圧の影響により、雨で、雷を伴う所があるでしょう。
明日8日は、一時的に冬型の気圧配置となりますが、次第に緩む見込みです。
このため、はじめ雨や雪が降り、明け方まで雷を伴う所がありますが、午後は晴れるでしょう。
なお、8日にかけて、庄内の海上を中心に大荒れとなる見込みです。