関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

ペット霊園の問題

2013年06月25日 | 市政全般

 いわゆるペット霊園という施設は、全国に1100社以上という情報もあり、10年位の間に3、4倍に急増したと推測される。
 ペットを飼う人の増加、ペットの位置づけの変化の中で、今日の社会には欠かせないものとなっているが、一部の業者が、火葬に伴う悪臭などで生活環境を損ねたり、地域に説明も無いままに進出して、住民の精神的安寧を脅かす、料金やサービス内容などで利用者と重大なトラブルになる事例などが多発し、国民生活センターも2007年秋頃から相談事例が増加している。
 トラブルが多発する原因は、この施設に関する法的な規制が無いことにある。

 今般、朝日地域に同施設の開設を計画する業者が現れ、当初、住民に一方的に「着工する」と伝えてきたことが、住民の不安と怒りを招いている。
 市としてこの問題をどう捉えているか、どう対処しようと考えているか。
 また、同施設が今後増加することが予想される中で、本市でも条例を制定するなどによって規制すべきではないか。

市民部長 朝日地域の問題は、関係課で対応を協議している。ペット霊園設置に関する明確な法律上の設置基準等がないことから、市としては、事業者に対して指導・監督できる立場に無いが、事業者にとっても、永く事業を営むためには地元からの理解と協力が必要。特に、葬祭に関わるサービス業であれば、地元との関係がより重要視されるべき。話し合いが続けられているようなので注視したい。
 全国的には、業者が増え続け、法外な金額の請求や大量の死骸の不法投棄、まとめて焼却した遺骨を適当に分けて飼い主に返すといった、飼い主の心情を踏みにじるようなトラブルも発生している。
 このようなこと、業者が急増している地域では、ペット霊園の設置及び管理に関する条例を制定している市町村もある。
 市としては、法律上規制されていない事業であることから、市町村が独白の判断で制限や規制を加えようとする場合は、慎重に取り扱わなけれはならないと理解。
 また、事業者からは、地域の生活環境への配慮や近隣住民との良好な関係を保つことを十分認識していただく必要があると考えている。
 条例化には実効性の担保や市民意識の高まりなど種々の条件整備が必要であり、まずはそのための調査研究が必要と考える。

 一定の規制が社会的な要請になっている。「慎重に検討しなければならない」ということだが、非常に切迫している。ゆっくり検討するということではないと思うが認識は。

市民部長 全国で問題になっていて、本市でもこういう問題が出てきたが、現時点では、地元との合意形成ということが大事。地元の協力無しには活動できない。

 おっしゃる通り地元との合意形成が重要だが、行政としては、積極的に参確していく必要がある。確認できるか。

市民部長 建物を建てると建築確認申請などが必要なので、その中で技術的な指導というような形での対応が可能ではないかと考えている。

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