さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

原市の古代ハス2015パートⅡ

2015年07月12日 | 
過去のブログでも、「古代ハス」の事を、何回か書いてきたのですが、ハスとどう違うのか、いまだに釈然としません。

いわゆるハス、すなわち、私達が食べるレンコンの花。

最近は、ハスも園芸種が増えて、色々な種類があり、色も形も様々ですね。

中には八重咲きのハスもあるようですから、ますます混乱してきます。

そこで、ネット上で、何か面白い記事が無いか探してみると・・・・・

古代ハスとハスの違いを明快に答えてくれる記事はなかったのですが、「蓮文化研究会」のHPに下記のようなことが書いてありました。

抜粋して引用すると・・・・・

日本の蓮の花には、一部の地蓮(じばす、その地方に生息する蓮)を除き、全て品種名がついています。

「古代蓮」とは、まだ品種名がついていない名前未詳の花のことで、古代蓮という名前は、昭和30年代までは使用されていませんでした。

蓮の研究で有名な大賀一郎氏が、戦前、中国・大連市近郊の普蘭店で発掘した約1000年前の古蓮の実を開花させ、中国古代蓮と呼んだのが、古代蓮という名前の最初です。

その後、大賀一郎氏は昭和26年、千葉市近郊の検見川で、蓮の実を、約2000年前の泥炭層から発見し、昭和28年に開花させました。

当初はこれを「二千年蓮」と呼んでいました。後に「大賀蓮」と命名されて、今日では、蓮の花の代名詞のようになっています。

古代蓮が一般に知られるようになったのは、埼玉県行田市で、昭和48年、ゴミ焼却場を造成中に、地中で眠っていた蓮の実が機械で傷つけられ、自然発芽して咲いたのが発見されてからです。

その後、行田市で天然記念物に指定され、「行田蓮」と名前付けられ、全国に「古代ハス」の名が広まったと考えられています。


ちょっと前講釈が長くなってしまいましたが、今回は、蕾から実になるまで・・・・・・・・

まだ固い蕾が、傾いていました。このまま咲くのかな??



そして、パンパンに膨らんできた蕾。 中から蓮の精が生まれてくるようなメルヘンを感じさせてくれます。



膨らみ始めた蕾と、まだ若い蕾が一緒に顔を出してくれました。



そして、いよいよ開花???



外側の花弁が開き始めたようです。



開き始めた蕾の上から覗き込んでみると・・・・こんな風に見えます。



開花途中で、雨に打たれたせいでしょうか? ちょっと歪んで咲き始めた花。



4~5日ぐらい満開で楽しませてくれた花の散り始め。



花が散った後は、こんな実が出来ます。まだ若くて小さな種が青々してます。



こちらは、少し経った後でしょうか? それとも出来損ない??



こうして古代ハスの花は、順番に、花を咲かせながら1か月ほど楽しませてくれます。


今回参考にした「蓮文化研究会」のHPは・・・・・こちら



*今回も連載記事のため、コメント欄は閉じてます。
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