さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ツユクサ(露草)2015

2015年09月08日 | 
先日アップしたツユクサは、散歩の途中にとっあたものだったのですが、腰の調子も良さそうなので、改めてM公園に撮りに行ってみました。

ツユクサもそろそろ終わりの頃で、あまり状態のいいツユクサは少なかったです。

ツユクサは、アサガオと同じように、早朝から咲いて、午後にはしぼんでしまいます。  はかない花ですね。

ツユクサの詳しいことは過去にも取り上げてますので、詳細は省きますが、昔からたくさんの歌にも詠われ、日本人はと関わりの深い花なんです。

花びらは3枚で、そのうち2枚が大きく、 残りの1枚は小さな白い色をしています。

なんだか、ミッキーマウスのようにも見えますね。



ツユクサの花の色は、この青以外にも、白や黄色の花があるようで、一度見てみたいものです。



蕊の形状など、見れば見るほど、不思議な形をした花です。

場所によっては、いろんな呼ばれ方をしていて・・・・(調べて見ると)

○蛍を飼うとき、籠にこの草を入れるから「蛍草」(ほたるぐさ)

○花で布を染めたから、「藍花」(あいばな)・「青花」(あおばな)
   
○花を包んでいる苞(ほう)の形から、「帽子花」(ぼうしばな)

その他にも、「移草」(うつしぐさ)・「月草」(つきくさ)・「鴨頭草」(つきくさ)・「縹草」(はなだぐさ)等…
   


真横から撮ってみると・・・・・



たまには後姿も・・・・・・



昔は布や和紙を染めるのに使っていましたが、中国から藍染めなどの技法が輸入されると、光や水に弱いツユクサ染めは衰退したそうです。

しかし、逆に、水に溶けやすい性質を利用して、友禅などの染色の下絵を描く染料としオオホウシバナが利用されています。

このオオホウシバナは、ツユクサの一変種で、全体に大型で、花の径も4cm近いものだそうです。(見たことはありませんが…)



苞の形もユニークで、綺麗です。



こんなツユクサも、9月終わりごろには見れなくなりますね。

今回は180ミリマクロを使ってみました。

コメント (16)