さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

晩夏の植物

2023年09月15日 | 

前回の虫たちに続いて今回は、北本自然観察公園の植物たちです。

この時期の花は限られていて、園内のあちこちに咲いてるお馴染みのツユクサ(露草)です。

ミズアオイ(水葵)の花が咲き始めてました。六弁花です。

暗い林の中に咲いていたヤブミョウガ(藪茗荷)です。

前に載せたメハジキ(目弾き)の花はすでに枯れていて、こんな状態です。

スズメウリ(雀瓜)の小さな実が印象的でした。実の左側にに映る影はスズメウリのツルですよ。

この花はキンミズヒキ(金水引)?それともヒメキンミズヒキ(姫金水引)? 調べてみたのですがはっきりしません。

ヒメキンミズヒキの花弁はもう少しほっそりしてるでしょうか?   この花の雄しべは7本のようです。

葉はこんな状態です。ヒメキンミズヒキはもう少し丸みがある??

キツネノマゴ(狐の孫)の小さな小さな花。

この公園では、10月に入ると、あちこちでワタラセツリフネソウの花が見れます。次回訪れるのはその頃でしょうか?

 

 

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晩夏の虫たち

2023年09月12日 | 昆虫

朝晩は大分秋らしくなってきましたね。 しかし昼間は相変わらずの暑さ。フィールドを昼間、歩き回るにはまだ早そうです。

 

そろそろムツバセイボウが現れる頃だと思い、8月25日、9月3日・9日の3日間、K公園に出かけるも成果無し。

毎年ムツバセイボウが姿を見せるポイントには、宿主のドロバチの姿が見えず、これではムツバセイボウがやってこない?

仕方なく周辺の虫たちを撮ることに!!まず姿を見せてくれたのはお馴染みのツバメシジミ(燕小灰蝶)ですが、こちらを向いてくれない!

ヤマトシジミに似てますが、尾状突起が特徴です。

藪の中では、ナガサキアゲハ(長崎揚羽)の雄と雌が絡み合ってます。暗すぎてSSが上がらない。

そのうち雌が止まってくれました。アゲハ蝶の仲間で最も大きい(?)だけあって迫力満点。

元々は南方系に蝶ですが、温暖化のせいか?只今北上中で、関東と方でも最近はよく見かけるようになりました。

葉の裏にひっそりいたのはモンキチョウやモンシロチョウより一回り小さなキタキチョウ(北黄蝶)

スケバハゴロモを期待して探してみたのですが、居たのはアミガサハゴロモ(編笠羽衣)だけ。

羽化した時は緑色の粉でおおわれていてその後、活動するうちに粉が落ちて、黒っぽくなるとか。

オンブバッタ(負飛蝗)です。

蜘蛛の巣も撮ってみましたが、横糸の粘り気のある粘球が虹色に輝いてました。

木道付近を歩いてると、「カヤネズミの巣」の立て札があり、藪の中の先の方をよく見てみると・・・・・小さな巣が・・・・

残念ながら、カヤネズミ(萱鼠・茅鼠)の姿は見えませんでしたが、レッドリストに加えられるほど最近は数が減ってきてるとか・・・・

ここでも繁殖してるんですね。一度姿を見てみたいものです。

以上、特に珍しい虫たちではないのですが、園内はこんな虫たちがいっぱい。 次回は植物編の予定です。

 

 

 

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今年もやって来たイソヒヨドリ

2023年09月09日 | 見学

8月中頃から、自宅周辺で、早朝、綺麗な囀りが聞こえるようになりました。

正体は、ここ数年毎年この時期になるとやって来るイソヒヨドリ。 鳥枯れで退屈な日々、久しぶりの野鳥姿です。(笑)

年によって雄だったり、雌だったり、雌雄同時に現れることもあり、何故この時期だけやってくるのか不思議です。

前にも書いたのですが、最近のイソヒヨドリは、都市部のビルの隙間などで子育てすることも多く、都市化が進んでいます。

海無し県で内陸部の埼玉県周辺でも、繁殖が始まってるのかもしれませんね。

何の実か分かりませんが、フェンス近くに生えてる木の実を食べています。

光の当たり具合で、体色も異なって見えるから面白い!

9月9日現在も、以前ほどではないですが、時々囀りが聞こえるところを見ると、まだ周辺に滞在してるようです。

 

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ギンヤンマ、危機一髪!

2023年09月06日 | 昆虫

前回の続きです。  ブログネタも尽きて五目ネタでつないでます。

アサザの写真を撮り終えて、ぼんやり池を眺めていると、アサザの葉の間にギンヤンマの番が産卵してる場面に遭遇!

何度も何度も場所を少しずつ変えながら産卵をしていたのですが・・・・・突然・・・・水しぶきが上がってギンヤンマの雌が・・・・

一瞬に雌の姿が消えて・・・・・わずかに翅と背の一部だけが水面に見えます。(分かりますか?)

何が起こった????    水中から魚がギンヤンマを捕らえようとして、水中に引きずり込んだようです。

幸いこの後、雌の方は魚から逃れて無事飛び立ちましたが、さすがのギンヤンマもこんな風に突然、襲われるとは夢にも思わなかったようです。

 

池のほとりでは、そんな自然界の営みとは関係なくサルスベリの花が咲いてます。サルスベリの花もそろそろ見頃が過ぎそうです。

帰る頃には急にもくもくと怪しい雲が・・・・・自宅に着くころには空は暗くなって強風が吹きだすと、突然の強い雨が・・・・

結局この日はオオセイボウは撮ること叶わず、お預けになりました。

 

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キュウリの花に似たアサザ(浅沙)が見頃

2023年09月03日 | 

8月21日、オオセイボウのリベンジ、今年2回目の挑戦です。

この日も朝から日差しの強い日でしたが、前回の失敗に懲りて、出掛ける前に、入念にカメラを確認。

この日はASPCカメラに200mmレンズと、以前よく使っていたニコンV1v3(70-300mm)。

体制は万全だったけれど、この日のオオセイボウは2回姿を見せたものの、むなしく目の前を通過していくだけ!!止まってくれない!!

しからばと・・・・・案山子公園内の池に咲くアサザ(浅沙)を撮ることに変更!!

この池では毎年アサザとスイレンの花が咲くのですが、今年はちょうど時期が良かったのか、アサザが池の半分ほどに広がって見頃でした。

アサザのことは以前何度か書いてるのですが、改めて書いておきたいと思います。

アサザ(浅沙・阿佐佐)

ミツガシワ科アサザ属の多年草で、ユーラシア大陸に分布し、日本では本州や四国で見られます。

最近は池や沼の数が減ったり、水路の護岸工事や水質汚濁などによって各地の自生地が減ってる為か、自然界の個体数は減少しています。

(園芸種は育てやすく寒さに強いせいか、最近はビオトープの素材としてよく使われるとか・・・・)

夏から秋にかけて黄色の花を咲かせ、5枚ある花弁の周辺には細かいギザギザがたくさんあり、1日に咲くのは1花のみで「1日花」です。

花の色は黄色でキュウリの花に似てますね。(かぼちゃの花にも?)

アサザは晴れた日の朝に咲き、午後には閉じてしまう半日花なので、見に行くときは午前中がいいみたいです。

葉がジュンサイ(蓴菜)に似てることから、「花蓴菜(はなじゅんさい)」とも呼ばれています。

名前の由来は、浅い水辺に咲くからとか?朝早く咲くからとか?・・・・・・花言葉は、「しとやかな」「信頼」「平静」。

アサザは、平安時代から日本の水辺に生息しており、日本人には馴染みの深い植物です。もしかしたら、身近な池や沼に咲いてるかもしれませんよ。

 

野鳥の方は、田圃にシギチが出始めてるようですが、まだ数も種類も少ないようで、なかなか落ち着かない様子。

撮りに行きたくも、このところの厳しい残暑続きでは・・・・・・・ついにブログネタが尽きてしまいました。

 

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