島根旅行記もまだ途中ですが、4月の金曜日にお休みをいただいて、週末にかけて久しぶりに奈良に行ってまいりました。奈良の旅行記を先に書こうと思います。
新幹線京都駅からJR奈良線のみやこ路快速に乗り換えて。お昼はどこにしようかな~と車中でググり、以前から気になっていたお店を予約しました。
奈良に着いたらホテルに荷物を預け、お土産屋さんの続く春日大社への参道をぶらぶらと。春を迎え、観光客もだいぶもどってきているようでした。
満開を少し過ぎたところでしたが、奈良の桜もきれいでした。
阿修羅像や五重塔で知られる興福寺を背景に猿沢池。春うららかです。
ところどころに古い町家が残る、風情ある奈良町をてくてく歩いて
やがて着いたのは「奈良町豆腐庵こんどう」さんです。以前、奈良町を散策した時に偶然見つけ、いつか訪れたいと思っていたお豆腐料理のお店です。
奈良女子大学記念館と、ならまち散策 (2018-09-28)
奈良町の町家の中でもひときわ歴史を感じる建物は、築180年で登録有形文化財となっています。今回気づいたのですが、隣の少し引っ込んだところに別棟が続く、今でいうところの二世帯住宅のような作りになっていて、別棟は甘味屋さんとなっているようでした。
通されたお部屋は中庭の見える二間続きのダイニングルーム。広さに対して天井がやや低く、当時の人の身長に合わせて昔はこういう作りになっていたのだろうなーと想像しました。
お昼はさまざまなお豆腐料理が楽しめる田楽ランチです。最初に運ばれてきたのは、小さなグラスに入った豆乳です。濃厚な大豆の風味をしみじみと味わいました。
厚揚げをしょうがと青ねぎでいただきます。なめらかで濃厚で、クリーミィな食感です。こんな厚揚げをいただいたのは初めてです。
お豆腐料理が並ぶメインのお膳です。がんもどきの炊き合わせ、卯の花、おぼろ豆腐、お豆腐のおすましとどれも極上のおいしさでした。おいしいお塩でいただくおぼろ豆腐は新鮮なおいしさ。卯の花は優しい味わいでした。
お豆腐の田楽です。お好みで七味と山椒をかけていただきます。特におすすめは山椒とのことでしたが、お味噌のお味によく合いました。
ていねいに作られたお料理はどれもおいしかったです。
食後のデザートは、ゆずと豆乳で作られたゼリー (寒天?葛? ) 豆腐料理の繊細さを損なわない、ぷるんと軽やかなのどごしでした。