だいぶ日にちが経ってしまいましたが、2024年7月、夫の奈良出張に便乗して、奈良県十津川村を旅してきました。金曜日の夜、それぞれに仕事を終えた家族三人が奈良のホテルに集まりました。
十津川村は奈良県の最南端に位置し、日本で一番面積の広い村です。人里離れた深い森をドライブしながら、温泉でゆったりくつろぎ、素朴なお料理や人々、そして見たことのない風景に出会いたいと思っていました。
土曜日の朝、奈良のホテルを出発し、南へ向かうこと約3時間。ようやく十津川村に到着しました。最初に訪れたのは谷瀬(たにぜ)の吊り橋です。
長さ297.7m、川からの高さ54mを誇る、日本一長い生活用の吊り橋です。かつて谷瀬の村民は丸太橋を利用していましたが、洪水で何度も流されるため、村民たちが費用を出し合い、1954年にこの吊り橋が架けられました。
吊り橋を渡り、向こう岸に到達してから戻りました。ワイヤーに板を渡しただけの簡素な造りで、最初は恐ろしく、周囲の景色を楽しむ余裕もなく、おそるおそる慎重に進みました。
帰り道は少し慣れて、写真を撮る気持ちの余裕も生まれました。向こう岸にある売店でいただいたソフトクリームがとてもおいしかったです。
お昼は谷瀬の吊り橋から車で3分ほどの場所にある「蕎麦・甘味処 風庵」でいただきました。
お店は十津川(熊野川)に面していて、テラス席が気持ち良さそうでしたが、この日は暑かったため、皆さん屋内で食事をしていました。
外観は民芸調ですが、内装は天井が高く、ファンが回るログハウス風の造りです。
こちらは「風庵定食」です。ざるそば、十津川産のしめじごはん、西吉野の上辻豆腐店が作っている大和揚げがセットになった定食です。
私は「梅しそとろろそば」をいただきました。はちみつに漬けた梅干しは酸味と塩味がほどよく、優しい甘みがあってとてもおいしかったです。
山奥にありながら、お店の作りやお料理、スタッフのサービスに洗練された雰囲気があり、人気があるのも納得のお店でした。
そこからさらに車で1時間弱走り、十津川温泉郷にある「湖泉閣吉乃家」さんに到着しました。古めかしい旅館ですが、湖畔の眺望、地元食材を生かした素朴な田舎会席料理、温かいおもてなし、そして温泉の魅力が旅館のHPから感じられ、ぜひ宿泊したいと思いました。
お部屋でしばし休んでいると、窓の外には森林の緑を映し出したエメラルドグリーンの湖が広がっていました。
十津川ではなく湖?と不思議に思いましたが、ここは川を堰き止めてできたダム湖で、「二津野湖」と呼ばれているそうです。
十津川温泉に着いたら「野猿(やえん)」に乗ってみたいと思っていました。野猿とは、人力で動かすロープウェイの一種で、ワイヤーに繋がれた箱に乗り、岸から岸へ移動するものです。
旅館のスタッフに尋ねると、現在は交通手段としての野猿はなく、車で5分ほどのホテル昴さんの敷地内で体験できるとのことでした。
早速訪ねてみると、監視員もおらず、自由に乗れるようになっていました。ロープを引っ張るには力が要りそうで、私には難しいと感じましたが、息子が挑戦することにしました。
乗り場からロープがたわむ中間地点までは自然に進めますが、そこからは上り坂になるため、自分でロープを引っ張らなければなりません。息子は何とか対岸までたどり着き、よい経験になったようです。
奈良の自然美をたっぷり見せて頂きました♪
緑が深いわー 日本ならではの良さを感じます。
吊り橋、かなり歩く部分が長くてこわいですね・・・。
お蕎麦も美味しそう。やっぱり夏に冷たい蕎麦は最高です。
「野猿(やえん)」
このケーブルカーみたいな乗り物の名前を今初めて知りました。
楽しく拝見させて頂きました☆彡
ようやく高崎から戻ってきました。問題は山積みですが、一先ず一段落です。
吊り橋こわっ!これが生活道路なのだとしたら、夫のような高所恐怖症の人は不登校になってしまいそうww
お蕎麦についている厚揚げが見事ですね~テラスも素敵だし、いつか食べてみたいわ♬
そしてダム湖の美しい事!静寂さがより美しさを引き立てるようです。
野猿は奥祖谷で体験したのと同じシステムです!私は二人で乗って引っ張りましたが、乗ったのは息子さんだけなのかな?これは相当距離があって大変そうですね(笑)
奈良は友人が大学時代に住んでいたことがあり、何度か訪れているのですが、十津川村は行ったことがありませんでした。最南端にあるのですね。
吊り橋、昔はこれが丸太だったとは~~・
徳島の祖谷のかずら橋はカズラで作られた昔ながらのものでなかなか怖いのですが・・・こちらの吊り橋は日本一長いのですね。渡ってみたい~(*^-^*)
ログハウス調のお蕎麦屋さん、いいですね。
梅紫蘇が大好きなので私もセレンさんが選んだ梅しそそばが食べたいです♡
なんと!!野猿(やえん)って知りませんでした。手で動かすんですね!?ひゃ~、力要りそう。息子さん、頑張りましたね(*^-^*)
奈良は人が住んでいるのは北側の盆地のエリアがほとんどで、南半分は豊かな森と山の風景が広がっていて、人もほとんど住んでいないようです。
吊り橋、怖かった~ 特に行きは手すりにつかまりながら、へっぴり腰で歩いていました。
自然の中でいただく、キーンと冷えたお蕎麦は最高でした。
野猿、びっくりですよね。
山が深くて、川で道が分断されているから、昔はこうした乗り物で行き来したのでしょうね。
コメントへのお返事が遅くなってしまってごめんなさい。
まだ~むさん、お帰りなさい。大変でしたね。
まだまだご心配と思いますが、お疲れが出ませんように。
吊り橋、怖かったです。この橋が架けられるまでは、川の低いところに渡した丸太橋しかなかったということですが、そっちも怖そうですね。
緑豊かな自然の中でいただく冷たいお蕎麦は、最高においしかったです。
エメラルドグリーンのダム湖は、神秘的な色でとてもきれいでした。
野猿と同じような箱のロープウェイを、まだ~むさんも奥祖谷で乗られていましたね。あれは二人乗りだったのですね。
ここのは一人しか乗れないサイズの小さな箱でした。
私も行く前は乗る気満々だったのですが、いざ目にしたら、最後まで引っ張れるかしら、と心配になってしまって。
ムキムキのスポーツマンではない息子が、乗る!と言ったのは意外で驚きましたが、いい体験になったと思います。
瞳さんは奈良ご出身のお友達がいらっしゃるのですね。
私は息子が奈良に住むまでは、修学旅行くらいでほとんど行ったことがなかったのですが、奈良がすっかり身近な存在になりました。
吊り橋にはびっくりですね。
それまでは川の低いところに渡した丸太橋だっといいますから、そちらも怖そうです。
祖谷のかずら橋もいつか行ってみたいところです。
カズラで作った橋...こちらもいつか渡ってみたい☆
梅しそとろろそば、とてもおいしかったです。
私はお蕎麦屋さんに入ると、とろろそばをいただくことが多いのですが、梅しそが入って清涼感たっぷり、夏にぴったりのお味でした。
野猿にもびっくりでした。今は体験用?にあるだけでしたが、その昔は生活に使っていたのでしょうか。なかなか大変でしたね。息子にとってもいい経験になったようです。