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小石川植物園 ナンジャモンジャとハンカチの木

2019年05月14日 | おでかけ

GWの記録です。この日は文京区の小石川植物園に春の花々を見に行きました。もとは江戸時代に徳川幕府が開設した小石川御薬園で、明治10(1877)年に東京大学附属の施設となりました。

広大な敷地には、南のソテツから北の針葉樹林まで、何千種類もの植物が栽培されていて、園内を歩くとまるで日本を一周するように、さまざまな植生を体験できます。受付の方から、今はちょうど藤とつつじとハンカチの木が見頃ですとうかがいましたが、輝くような新緑の中、気持ちのいい散策となりました。

美しい青もみじ。種を飛ばすための小さな赤いプロペラがたくさんついていました。

林の中をのんびり散策しながら、一番奥にある日本庭園へ。背景に見える赤と白の洋館は旧東京医学校本館です。中に入るには植物園を出なければならないので、今回は外からだけ見ました。

日本庭園とレトロな洋館が不思議とよく合います。きれいに刈り込まれたツツジがとても美しかったです。

そろそろ終わりかけでしたが、サトザクラ 晩都(オソミヤコ)という愛らしい八重桜。

オフィーリアが出てきそうな池

楚々とした美しさに惹かれました。サクラバナ(学名:Rosa Uchiyamana Makino)という名前がついていました。(あとで調べるとサクライバラとも)

最近は園芸種でもよく見かけますが、タニウツギかしら? これも大好きな花です。

園の中ほど、林の中にハンカチノキがありました。ハナミズキに似ていますが、こちらは少し長めの白い苞葉が2枚。ひらひらとして、ハンカチのようです。

石の上に落ちていました。2枚の苞葉は、大きさが違うのですね。

ゴッホの「アイリス」を思い出しました。奥に見えるのは改築中の温室です。

ツツジ園では、赤・白・ピンクのツツジがきれいでしたが、見慣れない黄色いツツジに目が留まりました。北アメリカ原産で、Rhododendron Austrinumという学名がついていました。アメリカでは、Native AzaleaとかYellow Azaleaとか呼ばれているようです。

最後に、この季節に咲くナンジャモンジャの木を探しました。案内図に名前がない...とその場でスマホで調べたら、正しくはヒトツバタゴというんですね。

清々しい白い花がとてもきれい。心が洗われました。

林の中で、ひときわ輝いていました。

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