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出雲・稲佐の浜 ~ 松江へ

2022年01月17日 | +島根

出雲大社を出た後、せっかくなので日本海が見たいなーと道路脇の地図を見ていたら「稲佐の浜ですか?」と県内からご旅行に来ている方が声をかけてくださり、いっしょに稲佐の浜 (いなさのはま) まで歩くことになりました。

そのうち、地元の親切な方も道案内に加わって、思いがけない道行きとなりました。この日は晴れの予報でしたが、途中からみるみる雲が広がり、雨がぱらぱらと降り始めました。念のために傘を持ってきていてよかったです。

出雲大社から西に30分ほど歩いたところにある稲佐の浜は、旧10月の神在月に全国から集まる神々をお迎えする浜として知られ、神々はここから出雲大社に向かうのだそうです。稲佐の浜の砂を出雲大社で清めて家の庭にまくと、厄除けになるという言い伝えもあります。

浜に鎮座する大きな岩の上には、小さなお社がありました。

思いがけず雨に降られてしまいましたが、再び出雲神社の方へともどる時に、空にみごとなダブルレインボーが架かっているのが見えました。奇跡の風景に感動しました。

出雲大社までもどってから、同行した方と鳥居前の 出雲ぜんざい餅 大社店 で出雲ぜんざいをいただきました。初めて知りましたが、出雲はぜんざい発祥の地でもあるとか。優しい甘さのおいしいぜんざいでした。

参道沿いに趣のある旅館を見つけて思わずパチリ。この後、出雲大社に砂を清めに行くという方と別れ、私はローカル線の一畑電車とバスを乗り継ぎ、宿泊地の松江へと向かいました。

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今回私が宿泊したのはJR松江駅前の 松江 エクセルホテル東急 です。アクセスがよく華美でなく女性がひとり泊まるのにちょうどいい感じのホテルでした。女性専用フロアがあるのもなんとなく安心です。

松江駅前はオフィス街で、飲食店が並ぶ繁華街 (それほど大きくはない) は少し離れたところにあるので、ホテルでのんびりしたかった私は、夜はホテルのレストラン MOSORO (モソロ) で食事をすることにしました。

島根各地の食材や名物料理を取り入れたコースやセットが豊富、地元のお酒が静かに楽しめて、ゆったりくつろげたのがよかったです。私は無性にお肉が食べたくて、山陰の味覚《石見》というコースにしました。

アミューズは野菜のマリネ。前菜3種は、のどくろのフリット、ひらまさのカルパッチョ、なんとか(失念)の入ったシュー。器は石見地方の石州瓦です。

せっかくなので地酒がいただきました。松江の地酒では、李白、豊の秋、國暉が有名だそうです。この日はコクのある豊の秋をいただき、後日おみやげ用にさっぱりとした李白を買って帰りました。

野菜とお豆の入ったブイヨンスープはコクのあるお味。

彩りサラダと、メインディッシュの島根県産大国牛サーロインステーキ。

柚子胡椒、粗塩、ピンクペッパー、たれなどつけていただきます。お皿が大きいので量が少なく見えますが^^ 結構ボリュームがあっておなかいっぱいになりました。焼き加減もパーフェクトでとてもおいしかったです。

出雲ぜんざいかコーヒーが選べますが、ぜんざいは先ほどいただいたのでここはコーヒーで。コクがあっておいしかったです。酔ってもすぐに部屋にもどれる気楽さが快適でした。

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