1986年の大ヒット作「トップガン」の36年ぶりの続編です。
トップガン マーヴェリック (Top Gun: Maverick)
楽しみにしていた本作。事情により見るのが公開翌週になってしまいましたが、公開直後からSNSで流れてくる感想がどれも絶賛したものだったので、期待して見に行ってまいりました。
86年のトップガンは当時もちろん見ていましたが、ほとんど忘れていたので、最近 Amazon Prime に上がっていた旧作を見ておいてよかったです。思った以上に、旧作とつながるストーリーとなっていました。
でも、本作のヒロインであるペニー(ジェニファー・コネリー) が誰だかさっぱりわからなくて、最後までもやもやしてしまいました。^^; 映画では昔からの知り合いという設定でしたが、前作には登場していない役どころだったのですね。
冒頭からマッハ10を実現する超音速戦闘機の美しいフォルムににぞくぞく。そして上官の許可を得ずに勝手に乗り込み、向こう見ずな操縦をするマーヴェリックに、ちっとも変わってないなーとうれしくなりました。(ほんとうだったら始末書どころではすまないでしょうが)
いずれ戦闘機は自動操縦になるからパイロットは必要なくなる、という上官のことばは、実際にドローンが戦闘地域で利用されている現代においてはリアリティありすぎでしたが、それでも時代に逆行して、あくまで実戦にこだわるマーヴェリックは
映画「ミッションインポッシブル」シリーズで体を張った命知らずのアクションを貫いてきた、トム・クルーズの姿に重なります。
チームワーク、師弟愛。最新鋭の映像やアクションに反して、ストーリーは浪花節的で、時にご都合主義でもあったけれど、私たちが求めていたのはこれなんだ!というものを全部見せてくれる ”よき娯楽映画” のお手本のような作品でした。