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ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE

2023年08月11日 | 映画

トム・クルーズ主演の大人気スパイアクション映画。シリーズ最新作です。

ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE (Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One)

楽しみにしていた本作を早速見に行ってまいりました。今回も期待を裏切らないおもしろさ。スピード感あふれる華麗なアクション、旅情あふれる数々の美しいロケーション、トムをめぐる魅力的な女性たち、と大いに堪能しました。

毎回トムの命知らずな挑戦が話題となっているこのシリーズ。回を重ねるごとにアクションが過激さを増していて、そんなにハードル上げてしまって大丈夫なの?と心配になるほどですが

今回もこれまでのハードルを軽々と乗り越える展開で、トムのチャレンジ精神と、プロフェッショナリズムに感服しました。

トムがモーターバイクごと崖の上から飛び降りるシーンは、予告映像で何度も見ていましたが、あれはほんの序の口。ピンポイントで下りる位置をコントロールできるのもすごいですが、私はオリエント急行の屋根の上でのバトルにひえ~っとなりました。

いやいや、絶対無理でしょう、絶対落ちるから、と思っていました。トンネルのシーンでは、同シリーズの過去の場面を思い出しましたが、本シリーズではずせないのは、やっぱりマスクをはぎ取るシーン。^^

MIシリーズの原点ともいうべきしかけですが、何度見てもわくわくするし、毎回映像技術のすごさに驚かされます。オリエント急行の中の、グレースか?アラナか?の場面では、最後の最後までどちらかわからなくて、はらはらしました。

橋が爆破される場面は「カサンドラ・クロス」を思い出しました♪ でもそこで終わらないのが本作。車両を一台ずつクリアしていく場面には、手に汗にぎりました。どこまで行ったら終わるのか、心臓が悲鳴を上げそうになりました。

車好きとしては、毎回登場するかっこいい車も楽しみのひとつ。でも今回は、ローマの街を走り回る黄色いフィアットがかわいくて、目が釘付けになりました。クラシックカーで、小回りが利くところが、ローマの石畳の小道によく合います。

それから今回うれしかったのが、登場する女性たちがみんな魅力的だったこと。トムの年齢とのバランスもあってか、ヒロインたちが落ち着きを備えた、大人の女性というのがよかったです。

グレースを演じたヘイリー・アトウェル、きれいでした。初めて見た女優さんかと思ったら、デビュー作が「ウディ・アレンの夢と犯罪」(Cassandra's Dream) と知ってびっくりしました。ミステリアスな心理劇で大好きな作品でした。

ヘイリー・アトウェル、序盤では「トップガン マーヴェリック」のジェニファー・コネリーを彷彿とさせましたが、終盤は表情が柔らかくなってオードリー・ヘプバーンに似ているようにも思いました。清潔感があってすてきな女優さんでした。

お互いに命を預け合う信頼関係で結ばれながら、ラブシーンのないロマンスというのが心憎い。

本作で十分満足でしたが、なんとこれで2部作の前半なのだそうです。後半はどんな展開で私たちを驚かせ、楽しませてくれるのか、今からわくわくしています。

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