年末に、三鷹市美術ギャラリーで開催されている「HAIBARA Art & Design 和紙がおりなす日本の美」展に行ってまいりました。

はいばら(榛原)さんは文化三年(1806年)日本橋に創業した和紙の老舗です。私ははいばらさんの千代紙やレターセットが大好きで、長く愛用してきました。
【過去記事】はいばらさんでお買い物 (2010-04-19)
この頃は永代通りにお店がありましたが、その後再開発でお店が入っていたビルが建替えとなり、今は中央通りに、漆黒の超モダンなファサードの店舗を構えていらっしゃいます。
本展では主に、明治から昭和初期にかけて榛原さんと交流があった、河鍋暁斎、川端玉章、竹久夢二などの美術家たちが手がけた華麗な千代紙や、美しい絵柄の封筒や便箋などの作品の数々が紹介されていました。
ポスターにある千代紙の柄は、河鍋暁斎の「長陽」。私もこの柄の蛇腹便箋のレターセットを愛用しています。

仕事で外国の方に御礼を差し上げる際には、いつもこの封筒を使っています。便箋は蛇腹折りになっていて、巻紙のように手紙の長さにあわせて切って使えるのがユニークです。
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本展では、華やかで愛らしい多色刷りの千代紙の数々に目を奪われました。

河鍋暁斎「牡丹」

川端玉章「貝合わせ」

八重菊
美しい絵短冊や絵封筒、お正月らしいぽち袋には楽しい絵柄もありました。

長野草風「絵短冊(十二ヶ月絵短冊・部分)」

絵封筒(洋風絵封筒)
一足早く、お正月気分を満喫しました。