イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」の創業者、エンツォ・フェラーリの半生を描いた伝記ドラマです。
フェラーリ (Ferrari) 2023
最近映画はほとんど配信で見ていたので、ちゃんと映画館に足を運んで新作映画を見たのはほんとうに久しぶりです。過去記事をチェックしたら、なんと2023年10月に見た「グランツーリスモ」以来、9か月ぶりでした。
車を題材にした映画が好きなのと、本作は大好きなアダム・ドライバーがフェラーリを演じ、ペネロペ・クルス、シェイリーン・ウッドリーが出演するというので、楽しみにしていました。
アダム・ドライバーが演じるのは「ハウス・オブ・グッチ」に続いて、イタリアの創業者一族。グッチ家のおっとりとした御曹司役がとても気に入っていたのですが、本作では終始不機嫌な、冷酷な創業者を演じています。
妻(ペネロペ・クルス)、愛人(ウッドリー)の苦悩に寄り添うことをせず、ひょっとしたら会社の経営すら興味なく、頭の中にあるのは、最高の車を作って、レースで自分のチームが優勝することばかり。
チームのレーサーが事故で亡くなっても、公道を走るレースで事故を起こして何人もの死傷者を出しても、死を悼むより、どうやってこの難局を乗り越えるか腐心している(ように見えました)。
ものすごい天才だけれど、人の心を持たない人物、という印象を受けました。
特に私は妻ラウラに同情しました。エンツォの妻として、そしてビジネスのパートナーとして夫を支えてきたラウラでしたが、後継ぎ息子のディーノを病気で亡くして以来、夫の心は愛人へと移ります。
フェラーリが危機に立った時、ラウラがその気になれば、自分の取り分を得て、フェラーリ家を去ることもできたと思いますが、彼女は自分の財産を会社再建のために捧げるのです。
ラウラは、エンツォ以上に会社を愛し、存続の危機を救ったのだと思います。一方、彼女がそのためにエンツォに切り出した条件に、彼女の悲痛な思いがひしひしと伝わってきました。
ちょっぴりネガティブな感想になってしまいましたが、映画はおもしろかった! とりわけ本作の華というべき、レースのシーンの臨場感がすばらしかったです。
イタリアの公道を走る「ミッレミリア」というレースでは、イタリアの雄大な山岳地方や、素朴な田舎の村々を走るのですが、こんな美しい風景の中をドライヴして旅してみたい!と思いました。
車好きの夫から、フェラーリにはエンツォの早逝した息子ディーノの名前を冠した名車があると聞きました。エンツォは彼らしい方法で、息子の生きた証を残したのですね。
毎日暑いですねー。ふぅ
瞳さんもフェラーリ、ご覧になったのですね!
いつもとひと味違う、アダム・ドライバーの魅力が堪能できましたね。
イタリア人の血が流れている?わけではなさそうですが、
グッチに続いて、引き続きイタリア男が妙にはまっていました。
>あんなに長い間、奥さんに秘密裏に・・・
私はラウラはとっくに気づいていたのだと思っていました。
いつもそばにいても、意外と気がつかないものなのですねー。
ペネロペ、、、これまではどちらかというと愛人役が多かった気がしますが(エレジー、NINEなど)
嫉妬を理性で抑える本役、意外性があって引き込まれました。
美しいイタリアの風景の中で... 技術の粋を追求した美学と背中合わせに起こる悲劇に胸を衝かれました。
昨日観てきました!!
銀髪の冷たいアダム・ドライバー、まさにカリスマ的なフェラーリ創設者でしたね。
あんなに長い間、奥さんに秘密裏に・・・と思うと、酷いわーー!!と思うのですが、いかんせん、アダムなのでちょい甘くなってしまう私(爆)
ペネロペの熱演、素晴らしかったですね。セレンさんも書いてらしたように彼女は会社をほっといて好きなように出来たのにね・・・、夫と作ったフェラーリを愛していたんでしょうね。
美しいイタリアの街中や田舎を走るレースに見惚れていたら・・・あんなことに!?全然知らなかったので声をあげるくらい驚きました(>_<)
たけ子さん、活動的にすごしていらっしゃると思っていましたが
それでもやはり映画は配信でご覧になることが多いのですね。
配信の気楽さに慣れてしまうと、映画館に行くのが億劫になりますが
たまには大きなスクリーンならではの感動に出会いたいなーと思います。
フェラーリ、かっこいいけれど、自分で運転するならかわいい小型車がいいかな。フィアットとか。
天才ってひとりよがりで残酷な人が多い気がします。
自分が神にでもなったつもりでいるんでしょうか。
アダム・ドライバー、たけ子さんの厳しいお眼鏡にかなってうれしい。^^
いい役者さんですよねー。
本作はイタリアの古い街並みよりも、田舎の風景が印象に残りました。
フェラーリ、かっこいいですよね。
イタリア車はよく壊れるし、維持するのが大変と聞きますが
それを厭わない、おおらかでゆとりのある人に許される贅沢なのだと思います。
運転に関していえば、私はまったく人のことを悪く言えません。^^:
私もすっかり配信オンリーになってます!暑いし億劫だし、仕事以外は引きこもってます。でも映画館でいい映画を観るのは至福の時なので、涼しくなったらまた映画館に行きたいです。
フェラーリ、車に詳しくない私でも知ってる車!高級車より乗りやすくて燃費のいい軽自動車のほうが好き(笑)。天才な男性って女性を泣かせる生き物なんですね~。そんな男が好きなドMな女性も多いですね。アダム・ドライバー、いい役者!この映画も、観たらイタリアに行きたくなりそう。
でもね、ヨーロッパのドライバーって運転下手な人多いです。周囲への気遣いがなく、譲り合いの精神皆無で、ただアクセル踏みしめるだけの我儘ドライバーだらけ。欧州在住30年の知人がぼやいておりました。
瞳さんに教えていただいて、楽しみにしていた本作、早速見に行ってまいりました。
瞳さんは「ホールドオーバーズの方をご覧になったのですね。
こちらもとっても気になっている作品です。
この監督さんの作品は「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」と見ていますが、ちょっぴりシニカルなところもある笑いが好きなんです。
感想を楽しみにしていますねー。
さてさて本作、アダム演じるエンツォのキャラクターにはいろいろ言いたいところがありますが、それはともかくとして魅力ある作品でしたよ。
どうぞお楽しみに。
わぁ~!!セレンさん、さっそく観てこられたんですね!!
私は今日「ホールドオーバーズ」の方を観てきたのでこちらは来週のお楽しみです。
「ハウス・オブ・グッチ」の御曹司とは全く違うアダム・ドライバーが見れそうですね。
許しがたい気持ち・・わかるような気がします。
ペネロペの演技も楽しみです。
>イタリアの公道を走る「ミッレミリア」というレースで
おお~~!!美しい風景の中のレース!これはすごく楽しみです。
latifaさんも本作ご覧になられたのですねー!
そして同じ感想を持たれたとは...うれしいです。^^
latifaさんのレビューを拝見するのを楽しみにしています☆
本作おもしろかったのですが、アダム・ドライバー演じるエンツォに対してはなかなか許しがたいものも感じてしまいました。
ラウラはほんとうに気の毒でしたね。
自己を犠牲にして会社のために... それが彼女の賢さでもあるのでしょうが。
ペネロペの演技、圧巻でした。
アダム・ドライバー、本作でもイタリア人を演じていますが、寡黙で、冷酷で、いつもサングラスをかけているので、アダムじゃなくてもよかったのでは?なんて思ってしまいました。
車の設計にかける、熱い思いは伝わってきました!
久しぶりに映画館で映画を見ましたが、本作期待していただけあって、なかなかおもしろかったです。アダム・ドライバー演じるエンツォにはいろいろ思うところがありましたが...。
まだ~むさんはお仕事や、パパンさんのことでお忙しそうですね。落ち着かれましたら是非。
>一般的に愛妻家で他人の事にも気遣うようだと、このように突出した何かを作り出す事って、実は出来ないのかもね?
そうなのかもしれませんね。それがその人の魅力でもあるのでしょうが、身近にいると傷つくこともあるでしょうね。
イタリア車はやっぱりセクシーでかっこいいです♪
うふふ。私も見て来たんです。
感想、同じです・・・。
アダム・ドライバーは(ルックスは)普段より更にカッコ良かったー。
私も車やイタリアやら好きな処が色々あったので楽しめたのですが・・・
でもなあーやっぱりラウラが可哀想過ぎて・・・。
ペネロペは名演でしたよね。
良くも悪くも(笑)
この前「最後まで彼とはわからなかった」という感想をチラ見し、心の中で叫んでました
「な訳ないだろ!!!」(笑)
わ~いいな~アダムドライバーも出ているし、やっぱりセレンさんもう観たのね!?
ちょっと色々あり過ぎて家で大人しくしてるけど、この「フェラーリ」だけは観たいのよね…
一般的に愛妻家で他人の事にも気遣うようだと、このように突出した何かを作り出す事って、実は出来ないのかもね?
それにしてもやっぱりフェラーリはカッコいいわ!