世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

日本のDV(配偶者の暴力)問題

2006年04月17日 | 政治&社会情勢
内閣府が調査した「日本におけるDV(配偶者暴力)の実態」が、15日の新聞やニュース等で報道されました。

DV=ドメスティック・バイオレンスという言葉は、最近では定着してきたのではないかと思います。しかし、言葉だけでなく、その実態までもが定着してきてしまっている?!という、今の日本の社会状況は問題です。

配偶者から暴行や性的行為の強要などの被害を受けた経験のある女性が、3人に1人もいる、というのです。(男性も13.8%)

さらに最近新たに認識されているのが“デートDV”で、10~20代の時に交際相手から被害を受けたという女性が20代では4人に1人近くいます。

性犯罪者の7割が再犯者となる、とも言われていますが、暴力、暴行、性的行為の強要、性犯罪などは、やはり圧倒的に被害者の多くが女性です。ストレス社会のイライラが弱いところに向かっていくんですね。ですから、次には子どもの虐待となってしまう。これは放っておけない大きな問題だと思います。

今の子どもたちは、週刊誌や漫画本などからとんでもない性情報を得ています。お互いを尊重するどころか、暴力ありレイプあり、それで女性が喜ぶかのごとく、信じられないようなストーリーが描かれているのです。それはそれはひどいものです。

他に何の情報もなければ、その“とんでもないこと”を真に受けて大人になってしまう男性が増えても仕方ないような状況にあります。

「早い内から、男性も女性も同じ人格を持った人間であり、お互いに心も身体も尊重し大切にしなければならない、ということをきちんと教える、人間教育としての性教育が必要である」と、私はずーっと前から議会で取り上げていますが、本当に、もっと危機感を持って、教育委員会は考えるべきだ!!と、このような実態を知って、また改めて、強く感じています。


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